どんぐりを拾ってきたら熱湯消毒しないとダメみたいなことをどこかで聞いたことはありませんか?
そうなんです!公園や山に落ちているどんぐりはそのまま使うのではなく、基本的には何らかの下処理が必要になります。
その中でも一番メジャーな方法が熱湯を使う「煮沸処理」なのです。
わざわざ熱湯で処理する理由にはふたつあって、ひとつは雑菌の消毒、そしてもうひとつはどんぐり虫の処理になります。
詳しくは後述しますが、こうした処理をしないまま置いておくと、どんぐりの中からどんぐり虫が出てきてしまう可能性があります。
ちなみに、穴が開いていないどんぐりの中にもどんぐり虫が潜んでいる場合があります。
この記事を読めば、
について理解することができます。
拾ってきたどんぐりで工作するなら、ぜひ参考にしてみてくださいね(*・∀-)☆
どんぐりの熱湯消毒の効果について
一番メジャーな方法だけあって、消毒&虫処理の効果は大です。
ご存じの通り、100℃のお湯で数分間加熱すれば大体の雑菌はやっつけることができますし、中のどんぐり虫もさすがに耐えられないことでしょう。
ただひとつだけ、不安要素が残るとすればどんぐり虫の卵です。
ちゃんとしたデータはないのですが、いくつかのサイトでどんぐり虫の卵は熱に耐えることができるとの情報を見かけたからです。
とはいえ、わたしが参考にしたブログを見る限りでは、熱湯消毒した後のどんぐりから虫が出てきたという話は見かけませんでした。
なので、一応そういう意見もありますが、基本的には熱湯消毒(煮沸処理)しておけば間違いないと思います。
煮沸処理する時の手順と注意点まとめ!
それでは、どんぐりを煮沸処理する方法を解説していきますね!
① まずはどんぐりを選別
熱湯でグツグツする前に、まずは穴の開いたどんぐりを選り分けます。穴以外にもひび割れやへこんでいるものがあれば取り除いておきましょう。
② 水に浮かべて虫くいチェック
次にするのが水を使ったどんぐり虫チェック。深さのある容器に水をいれ、どんぐりをドボンと入れましょう。
この時点で水に浮いてくれば、どんぐりの中に空気が入っているサインです。
これは単に実が縮んでしまっているだけの場合もありませすが、どんぐり虫が中身を食べてしまった状態かもしれません。
どちらにせよ、工作に使うには不向きなので、この段階で取り除いておきます。
③ お鍋で3分~5分くらい煮沸
さぁ、いよいよ鍋で煮ていきます。ここでスペシャルな情報です。
実際のところ、毎日お料理に使っているお鍋でどんぐりを煮るのには抵抗がありませんか?わたしは抵抗しかありません゜*。(*ノД`*)。*°
そこでおすすめしたいのが、スーパーなどで売られているうどんのアルミ容器でお鍋を代用するやり方です。
深さも強度もあるので、どんぐりの煮沸処理には最適。うどんを煮るかどんぐりを煮るために存在しているかのようです。
おうちのお鍋を使うことに抵抗がある人はぜひお試しください!
この時長時間煮沸してしまうと、どんぐりが膨張してひび割れてしまう可能性があります。
爆発したりはしませんが、使えなくなってしまうので加熱時間にはご注意ください!
④ そのまま冷まして粗熱を取る
煮沸が終わった後のどんぐりは水を切ったあと、そのまま粗熱を取ります。
ここで早く冷まそうと冷水につけてしまうと、これまたどんぐりにひびが入ってしまうことがあるので、自然に温度が下がるのを待ちましょう。
⑤ 直射日光の当たらないところで乾燥させる
温度が下がったどんぐりは、直射日光の当たらない風通しの良い場所でじっくり乾燥さましょう。
新聞紙などを広げて、その上に重ならないように並べておけばOKです。大体ですが、5日~1週間ほど乾燥させれば大丈夫だと思います。
この時、直射日光に当てたりドライヤーの温風を当てたりすると、やはり割れてしまう可能性があります。
もうおわかりかと思いますが、どんぐりは急激な温度変化に弱いのです。
このたたりについてはこちらの記事に詳しくまとめているで、良ければチェクしてみてください(´・∀・)ノ゚
熱湯消毒以外なら冷凍処理がおすすめ!
せっかくなので、熱湯消毒以外の処理方法についてもご紹介しておきすね!
煮沸とはまったく逆の処理になりますが、どんぐりを冷凍庫に入れて4週間くらい凍らせるというやり方があります。
この方法は煮沸と同じくらいの効果が期待できるそうです。
時間ががかってしまうのですぐに使いたい人には向きませんが、時間がかかっても良いという人にはおすすめしたい処理方法です(σ^▽^)σ
参考記事:「どんぐりを冷凍処理する効果についてわかりやすく解説!」
ひとこと。
あのかわいい見た目のどんぐりからどんぐり虫が出てくることを想像すると、かなり、もうかな~り嫌な気持ちになってしまいます(||゚Д゚)ヒィィィ!
自然のものなので、こういったことを完全に避けることは難しいかもしれませんが、できるだけお目にかかりたくないというのがわたしの本音です。
最初にお伝えした通り、どんぐりの穴の有無だけで判断せず、何らかの方法で処理してから工作などに使ってくださいね!