手作りチョコを作る際に、欠かせない作業といえば「テンパリング」。
このテンパリングで必要になるのが温度計ですが、普段はあまり使わないツールなので家になかったりしますよね。ちなみに我が家もそうです。
そのため、「いざテンパリングをしようとしたけど温度計がなくて困っている!」という方もいるのではないでしょうか?
そんな困っている方のために、今回は温度計なしでテンパリングする方法をこれから紹介していきます!
さらに温度をうまく保つコツも紹介しますので、お役に立てたら嬉しいです。
テンパリングを温度計なしでする方法をざっくり解説!
早速ですが、温度計なしでテンパリングする方法を、「湯煎で行う場合」と「電子レンジを使う場合」に分けて紹介します。
あなたがやりやすい方を選んでみてくださいね。
方法① 湯煎で行う場合
① チョコを細かく刻んでボールに入れます。
② 50℃~60℃のお湯を作ります。
以下の方法を使ってこの温度に調整しましょう!
・お鍋に水を入れて火を付け、鍋底に泡が立つか立たないかくらいのタイミングで火を止める。
・沸騰したお湯に、水道水をほぼ同量(若干少ないくらい)入れる。
③ チョコを湯煎し、ゴムベラなどでよく混ぜながら完全に溶かしましょう。
その際、チョコに水分が混入しないように気をつけてくださいね。
塊がなくなりサラサラし始めたら湯煎から外して、さらによく混ぜます。
④ チョコが完全に溶けきったら、今度は氷水を入れたボールに、チョコが入ったボールの底を付けたり離したりして温度を下げていきます。
※冬なら氷水ではなく、水道水そのままで大丈夫です。
底のほうからチョコが固まってくるので、そこをこそげ取るようにして混ぜましょう。チョコがモッタリと重い感じになってきたらOK。
⑤再度、湯煎します。お湯に数秒つけたり、外したりを繰り返して、ゆっくりと温度を上げます。
チョコにツヤが出てきて、すくってみてタラタラ絶え間なく落ちる状態になったらテンパリング完了です。
単純な操作なので比較的やりやすい方法ですが、水分がはねて混入するリスクは少なからずあります。
その水分混入が心配な方には、次に紹介する電子レンジを使う方法がおススメです!
方法② 電子レンジを使う場合
① まずチョコを刻み、その3分の2を耐熱容器に入れます。
この工程はラップなしでOKです。
② 電子レンジ500wで10秒ずつ加熱する。
その後レンジから出し、空気が入らないようにゴムベラで押しつぶすようにして混ぜていきます。
③ ②を繰り返して行い、ミルクチョコ50gの場合なら計1分20秒程度温めます。
④ 溶かしたチョコに、①で残しておいたチョコを入れ、ツヤが出てモッタリと重く感じる程度まで混ぜましょう。
⑤ レンジで再度10秒程度温め、レンジから取り出して混ぜます。
チョコにツヤが出てきて、すくってみてタラタラ絶え間なく落ちる状態まで、10秒加熱しては混ぜることを繰り返してくださいね。
一気に加熱すると加熱ムラができたり、温度が上がり過ぎたりするため、少しずつ加熱してその都度混ぜるようにしましょう。
温度計なしのテンパリングに成功した人のツイート
温度計なしのお遊びテンパリング pic.twitter.com/GqbDm7jadj
— 香月⛩FGOフェス初日 (@yue_r_99) April 28, 2020
https://twitter.com/Ren20120612/status/1096050984185294848
以上、温度計なしでテンパリングをする方法を2つご紹介しました。
温度計を使わない分、適切な温度を保つにはお湯の作り方やレンジの入れ方に細かく気を配ることが大切です。
さらにその他にも、温度を保つために行える工夫がありますのでお伝えしますね♪
テンパリングで温度を保つアイデアを紹介!
テンパリングで温度を保つアイデアは3つ。
ポイントは、「室温」「風」「チョコの量」で、順番に紹介しますね。
① 室温は18~22℃に保つ
まず1つ目は適度な室温を保つことです。
室温が低いと、チョコがすぐに冷えてしまい、反対に室温が高いと、チョコを冷やしたいタイミングで冷やせないということになります。
テンパリングに最適な室温は18~22℃なので、この温度に保つと良いでしょう。
② ドアの近くや風が当たる場所は避ける
空気の出入りがあるドア付近や、エアコンなどの風が当たる場所は温度を一定に保つことは難しいため、そのような場所での作業は避けましょう。
③ 扱うチョコの量は100~200g程度にする
チョコの量も重要で、少なすぎれば急激に温まってしまって失敗のもとになり、反対に多すぎても温度変化に時間がかかってしまいます。
チョコの量は多すぎず少なすぎない量で、100~200g程度がよいです。
以上、テンパリングで温度を保つためのアイデアを3つ紹介してきました。
こういった工夫をすることでより温度を保ちやすくなりますが、やはり温度計がないと正確な温度は把握しにくいので少し大変かと思います。
そのため、次回からはできれば温度計があると、もっとテンパリングが楽になりますよ!
しかし、一般的な温度計は少しお値段が高めで、1500円位するものが中心です。
「年に何回も使わないのに、高い温度計を買うのもなあ」と悩む方も多いと思いますが、実は100均にも温度計は販売されていて、そういうものでもOKですよ。
それでは最後に、この100均の温度計について少し紹介しておきますね(●´∀`)ノ
テンパリングに使える温度計は100均のものでもOK!
キッチン用温度計が100均でも売られているなんて、驚きですよね。
例えばダイソーのデジタルキッチン温度計。
ダイソーにデジタル料理用温度計があったのでお買い物。これで我が家もデジタル化。
試しに本当に1度の調整ができてるか疑わしいヨーグルトメーカー(甘酒用)に入れてみたら意外と合ってた!疑ってすまなかったでござる!(2枚目底、3枚目真ん中辺り) pic.twitter.com/em4nC3IQFC— うらぼう(うら某) (@um_umu_mu) November 9, 2020
お値段は100円ではなく400円(税抜)ですが、一般的な温度計と比べたらずいぶん安いです。
デジタル式なので一目で温度が分かり、チョコのテンパリングでも十分活躍することでしょう。
温度計は欲しいけど使用頻度が少ないから購入を悩んでいたという方は、100均のものをひとつ買っておくと便利ですよ。
メーカーものが良いなら定番のタニタ製がオススメです!
まとめ。
いかがでしたでしょうか?
温度計なしでテンパリングする方法を「湯煎の場合」と「電子レンジ使用の場合」に分けて紹介し、さらに温度を保つアイデアも3つ紹介しました。
ちょっとした手間は必要ですが、温度計がなくてもこれらの方法を取っていただければひとまず大丈夫ですよ!
ただ、温度計がないのは少し不便なので、筆者も100均で買ってみようかなと思いました!
今回の記事が、あなたのチョコ作りのお役に立てたら嬉しいです(*´ε` *)