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どんぐりを冷凍する効果は?解凍する時の注意点と合わせて解説!

子供が無邪気にかき集めてきたたくさんのどんぐりたち。見た目はとってもかわいいんですが、中にはどんぐり虫が住んでいるかもしれません。

で、そのどんぐり虫を処理する方法には「煮沸」「冷凍」があるんですが、今回のテーマは冷凍処理についてです。

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お鍋でぐつぐつ煮込む煮沸処理に比べると、凍らせるだけの冷凍処理ってちょっと不安が残りますね。今回はそのあたりにスポットを当てて調べてみました。

先に結論をお伝えしておくと、冷凍処理でも高い効果は期待できますが、100%完全に処理できるわけではないという結論に至りました。微妙…。

とはいえ、この記事を読めば、

  • 冷凍する前の虫食いチェックについて
  • どんぐりを冷凍する期間について
  • 冷凍どんぐりを解凍する時の注意点
  • などがまるっと理解できます!

    これからどんぐり工作を考えているなら、ぜひ参考にしてくみてください(〃ゝ∇・)ゞ

    どんぐりを冷凍した場合の効果について


    まずは本題の冷凍した時の効果について詳しくお伝えしていきますね!

    今回参考にしたのは、京都府林業技術センターが発表している「クリ果実の低温貯蔵によるクリシギゾウムシの防除法の開発」という文献です。

    この文献によると、-2℃の状態に4週間以上置いておくことで、90%以上のどんぐり虫(クリシギゾウムシ)を処理できるとのことでした。

    どうしてマイナス2℃なのかまでは記載されていませんでしたが、冷凍庫の温度はもちろんこれより低いので処理効果はあるだろうと推測されます。

    ただ、気になるのが「90%以上」という部分。100%じゃないんですよね。

    他にもいろいろ調べてみたんですが、これ以上明確な情報を見つけることはできず、どんぐり虫の卵までは処理できない可能性があるという曖昧な情報だけでした。

    ということで、結論としては「90%以上の処理効果は期待できるが、残りの数%は不安が残る」ということになりました。

    ちなみに煮沸処理(※)についても調べてみたんですが、低温処理とほぼ同じ効果が期待できるとのことでした。

    ※ 煮沸処理ではなく正確には温熱処理(50℃のお湯に30分浸す方法)との比較です。煮沸した場合はもっと効果が上がるのかもしれません。

    まぁ、ここまでやったらあとは運次第ですかねぇ(´ー`A;)

    冷凍保存する前に虫くいチェックを!


    さて、どんぐりの虫くいを最も簡単に見分ける方法は「水に入れる」です。

    水に浮いてくるどんぐりは中に空洞があるサインなので、虫くいの可能性大です(中身が縮んでいるだけという可能性もありますが)。

    これらのどんぐりは迷わず処分して、底に沈んだどんぐりだけを使うようにしましょう。

    そして、最終チェックとして割れや穴などがないか確認しましょう。

    水に沈んでいる時点で大丈夫だとは思いますが、一応見ておくと気持ち的に安心できます!

    どんぐりの冷凍する期間はどれくらい?

    どんぐりの冷凍処理について調べると、冷凍する期間に結構なバラつきがあることがわかりました。

    一晩で良いという人もいれば、数日間は入れておく人、最低でも1週間は冷凍する必要があると書いている人などほんとにバラバラです。

    おそらくですが、これらの期間に明確な根拠はないように思います。体験談をベースに書いている人が多いのではないかと。

    そんな中でわたしが参考にしたいと思ったのは、やはり先程の低温処理の文献です。上でもちょこっと書いてますが、この文献の中には4週間以上という明確な期間が記載されています。

    ただ、-2℃だから4週間なのかもしれません。もっと温度の低い状態ならもっと早く処理できるのかもしれません。

    ここをつっこまれると困ってしまいますが、それでもわたしはこの4週間をベースに考えるのが適当だと思います。

    そうですね、わたしなら最低でも半分の2週間は入れておくでしょう。それでダメなら大当たりということで諦めます。

    また、そんなに時間をかけられない場合には潔く煮沸処理に切り替えると思います。

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    冷凍どんぐりを解凍する時の注意点は?

    さて、最後は冷凍したどんぐりを解凍する時の注意点についてお伝えしておきましょう。

    まず第一に、解凍したどんぐりは常温で1週間くらいかけて乾燥させます。急激に乾燥させると割れてしまう危険性があるので、ドライヤーなどで乾かすのはできるだけ避けましょう。

    防水トレーなどにキッチンペーパーや新聞紙を敷いて、その上に解凍したどんぐりを広げます。そして、直射日光にあたらない風通しの良い場所に保存しておきましょう。

    湿度が高いとカビてしまうかもしれませんので、できるだけ雨の少ない期間に乾燥させるようにしましょう。

    なんだか、食品の保存方法みたいですね。袋の裏側に書いてあるやつ(●´艸`)

    第二に、乾燥させたどんぐりは生どんぐりよりももろくなっているので扱いに気をつけるということ。

    どんぐりを使って工作する時は、よく穴を開けますよね。これを生どんぐりの時と同じ感覚でやってしまうと縦に割れてしまう可能性があります。それくらいもろくなっているのです。

    なので、一度冷凍したどんぐりを加工する時はかなり慎重に、丁寧に扱うことを忘れないでください。

    穴を開けるならキリでグリグリではなく、ピンバイスなどの道具を使ってできるだけ力の分散をおさえるようにしましょう(σ^▽^)σ

    ひとこと。

    どんぐりの冷凍処理は100%の効果を期待できないいものの、手軽さから考えるとわたしは「アリ」だと思います。

    鍋でグツグツはやはりちょっと抵抗がありますからね。

    とりあえず虫くいチェックをしてみて、気に入ったどんぐりだけをフリーザーバッグに入れて冷凍してみてはいかがでしょうか。

    そして、どんぐり工作を楽しんだ後はずっと置いておかず、今シーズンで処分すれば安心です(*・∀-)☆

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