今回は、乾燥椎茸は賞味期限切れでも食べられるのかどうかについて、わかりやすくおまとめしてみました♪
乾燥椎茸は美味しいお出汁が出るだけでなく、一緒に入れると見た目や味、食感のアクセントになるので、茶碗蒸しや煮物、炊き込みご飯などを作る時に重宝します!
ただ、水で戻す工程が少し面倒な部分もあり、買ったは良いけど使わないまま賞味期限切れになってしまったという経験がある人も少なくないと思います。
こんな場合、賞味期限切れになった乾燥椎茸は食べても大丈夫なのでしょうか?
結論からお伝えすると、乾燥椎茸は賞味期限切れになってしまっても、未開封で保存状態が良ければ食べてもほとんどの場合問題ありません。
ただし、実際に使う前には…
という点は必ず確認しておくようにしましょう!
記事本文では、実際には賞味期限切れからどの程度の期間であれば食べている人が多いのかを紹介するとともに、どの様な場合には廃棄した方が良いのか、開封後のおすすめの保存方法などについてもお伝えしています。
賞味期限が切れてしまった乾燥椎茸を使うときの参考になれば嬉しいです(*・∀-)☆
乾燥椎茸の賞味期限切れは食べても大丈夫?
冒頭でも少し触れましたが、乾燥椎茸の賞味期限切れは、少しであれば食べても問題がないことが多いです。
ここでは、賞味期限切れの中でもどの様な場合であれば食べられるのかの判断基準について、詳しくご紹介していきます(^-^)
未開封であれば食べられる場合が多い
もし、賞味期限切れの乾燥椎茸を見つけたら、まず最初に未開封で袋に破れ等が無いかどうかを確認してください。
また、保存状態は直射日光の当たらない冷暗所であったかも大切なポイントです。
上のポイントをクリアしていれば、乾燥椎茸の状態をしっかりと確認してください。
具体的に確認するべき点は、
の4点です。冒頭でもお伝えした部分ですね^^
これらに問題がなければ、大抵は食べることが出来るかと思います(味や風味は多少落ちてしまいますが…)。
ただ、やはり食品なので、もし使用前に異常が見られなくても、食べる時に違和感があれば迷わずに処分してください。
また、繰り返しになりますが、この条件は「保存状態の良い未開封の乾燥椎茸」であることが前提というのを忘れないでくださいね。
もし、見つかったのが開封済みの場合は、食べずに処分するようにしましょう。
絶対食べられないというわけではないと思いますが、実際どうなっているかの判断がつきにくいからです。
また、なぜ開封前と開封後で保存期間が大きく変わるのかというと、食品が痛む条件に関係があります。
食品が痛む主な原因は、食品に含まれる水分や空気中にある雑菌です。
乾燥椎茸は加工される時に、食品中の水分が飛ばされていて、包装時に脱酸素剤を同封して密封されています。
そのため、食品が傷むのを最小限に抑えることが出来るので、長期的な保存が可能になります。
しかし、一度開封してしまったり、保存状態が悪いと、空気中の水分や雑菌に影響されて、カビが発生してしまう原因を作ってしまいます。
以上の理由から、開封した場合にはなるべく早めに食べ切るということが重要になってきます。
同時に、開封済みのまま長期間放置してしまった乾燥椎茸については処分する方が良いという判断につながります!
実際にはどれくらいまで食べられているの?
では、実際にどのくらいの期間であれば、食べられると判断して食べている人が多いのか調べてみました。
SNS上でのリサーチですが、それなりに賞味期限を過ぎたものでも問題なく食べている人が多いようです。
特に多かったのは1か月から半年程度の間であれば、特に問題なく料理に使用している人が多かった印象でした。
わたし自身も3か月程賞味期限が過ぎた乾燥椎茸を使用したことがありますが、風味等も特に問題なく美味しく煮物を作ることができました^^
これは稀なケースですが、賞味期限を3年すぎた乾燥椎茸を使ってみようという方もいましたヽ(゚Д゚*)ノ
おおっとここで干し椎茸の賞味期限が3年前であるのが発覚!!!! まあ食えるやろ!!!
— ざくろ (@Zakuro_sendai) April 28, 2018
3年経過後の乾燥椎茸。さすがに匂いや味の変化が気になりますね…。
ただ、賞味期限切れの乾燥椎茸を食べても大丈夫という保証はありません。
傷みにくいとは言え、あくまでも食品なので賞味期限をかなり過ぎている場合は食べずに処分する方が安心です。
乾燥椎茸を処分した方が良い場合の判断基準
すでにお伝えしてしまいましたが、賞味期限を過ぎている乾燥椎茸が開封済みであった場合は迷わず処分するようにしましょう!
未開封の場合の確認項目でお伝えした、
の4点は、あくまでも未開封の場合にチェックするべきポイントです。
未開封だと思っていても、パッケージに穴や破れなどの破損があり、開封済みと同じ状態での保存になっていないかを確認するためのものとなります。
安易に「このくらいなら大丈夫だろう」と思って食べてしまうと、食中毒の原因になってしまう危険性も考えられます。
そもそも、賞味期限というのは未開封の状態での話ですから…。開封後はできるだけ早く食べてしまうのが鉄則です!
繰り返しになりますが、開封済みの状態で長期間放置していた乾燥椎茸については、食べずに処分するようにしましょう。
賞味期限と消費期限の違いについてざっくり解説!
これは豆知識になりますが、賞味期限と消費期限の違いについて、少し紹介しておきましょう!
賞味期限
食品の劣化が比較的遅く、日持ちする食品に設けられている期限です。美味しさ等の品質が保たれる期間で、賞味期限を過ぎた時点で徐々に品質は落ちていきますが、賞味期限が切れたからと言ってすぐに食べられなくなるわけではありません。
消費期限
劣化が早く傷みやすい食品につけられている期限です。消費期限を過ぎてしまうと安全の保証はなく、消費期限は「ここまでに食べてください」ということを伝えるものなので、消費期限は守ることが必要です。
一文字違いですが、このふたつには大きな違いがあります!
いずれにせよ、パッケージに表記されている期限が来る前に食べきってしまうことが望ましいのは言うまでもありません。
乾燥椎茸のように頻繁に使わない食材であったとしても、定期的に賞味期限や消費期限をチェックし、期限を過ぎてしまわないよう計画的に使うようにしましょう^^
開封した乾燥椎茸の保存方法について
最後に開封した乾燥椎茸の保存方法をひとつご紹介しておきますね♪
乾燥椎茸を使う上で少し手間なのが、下準備で水戻しが必要になる点です。毎回使う分だけ水戻しするのは非常に手間がかかります(´Д`。)
この面倒くささの解決策としては、開封時に全部一気に水戻しをして冷凍保存しておくのがおすすめです!
水戻しの手間を省き、使いたいときにすぐに使えるのでとっても便利です!
冷凍保存なら保存期間も1か月程度確保できるので、開封済みをそのまま保存するよりも安全安心です♪
それでは、保存のやり方を説明しますね!
① ボールに水を入れ、乾燥椎茸を水の中でよく洗う。
特に椎茸のカサの裏側に汚れがたまりやすいので注意して見てみてください!
② タッパーやバットに椎茸を並べ水を入れる
椎茸が重ならない程度の深さのあるバットを用意し、椎茸を並べてかぶる程度の水を入れましょう。
③ 冷蔵庫に入れ5時間程度かけて戻す。
冷水で時間をかけて戻すことで、旨味成分を引き出すことができます♪
④ 汁気を切ってフリーザーバッグに入れて冷凍する
水戻しが終わったら、汁を搾ってフリーザーバッグに重ならないように入れて冷凍保存しましょう。
使う形が決まっている場合は、この時点でカットしておいてもOKです!
⑤ 戻し汁も冷凍して活用
残った汁も出汁に利用できるため、ジップ袋に入れて冷凍庫の平らな所で凍らせておくと便利です。使用時には薄い氷になっているので、簡単に割ることができますよ!
戻し汁の保存は、製氷皿や離乳食や弁当用の小分け冷凍容器に入れても便利です。
この保存方法なら冷凍状態のままでの使用できるので、毎回水戻しする手間と時間を減らすことができます!
すごくおすすめなので、ぜひやってみてくださいね(●´艸`)
まとめ
今回は乾燥椎茸が賞味期限切れでも食べられる場合の判断基準や、廃棄した方がよい状態と併せて、おすすの保存方法を紹介しました。
賞味期限の切れた乾燥椎茸は、保存状態が良く未開封であれば少しくらい賞味期限を過ぎていても問題なく食べられます。
もし、棚の奥から賞味期限切れの乾燥椎茸を見つけ場合は…
の点について確認してみてください。
これらに問題がなければ、おそらく食べても問題ないと思われます!
もし見つかったのが開封済みの乾燥椎茸だった場合は、食べることなく迷わず処分することをおすすめします。
繰り返しになりますが、開封してしまったら賞味期限は関係なくなるからです。
賞味期限はあくまでも未開封の状態で正しく保存した場合の目安ですので、開封後は賞味期限に関係なくできるだけ早めに食べ切るようにしましょう!
常温のまま保存するくらいなら、全部戻して冷凍保存する方が全然ましです。少なくともカビや虫の心配はなくなりますので。
また、未開封だと思っていてもパッケージに破損があれば、それは開封済みと同じです。
実際に食べる時は、異変がないかしつこいくらいチェックしてからにしましょう!