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スーパーの焼き芋はなぜ甘い?添加物についてもリサーチ!

最近ではすっかり定番となったスーパーの焼き芋。食べてみたことがある人はわかると思いますが、あの値段であの濃厚な甘さにはちょっと驚きます。

何か甘くなる添加物でも入っているのでは?と疑いたくなるレベルです(入ってませんが)。

ではどうして石焼きでもないのにあれほど甘いのか。それが気になりますよね!?わたしも気になったので調べてみましたよ~!

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ということで今回は、「スーパーの焼き芋はなぜ甘い?」というテーマでおまとめしてみました。

この記事を読めば、スーパーの焼き芋だけでなく焼き芋全般の秘密がわかりますよ(*・∀-)☆

スーパーの焼き芋が甘い理由その① 焼き芋マシーンで低温調理


スーパーの焼き芋が甘いのにはふたつの理由があります。ひとつは調理法に、もうひとつはさつまいもの品種にあります。

このふたつがそろうことで、石焼き芋と同じような甘い焼き芋を作ることができます。

ひとつずつ説明していきましょう。まずは調理法について。

そもそも焼き芋が甘くなるには、さつまいもに含まれているデンプンを甘い麦芽糖に変化させる必要があります。

それに必要なのが温度管理です。

デンプンを麦芽糖に変化させるには、これまたさつまいもに含まれるアミラーゼという酵素が元気に働いてくれる必要があります。

デンプンという大きな塊をアミラーゼが小さく分解して麦芽糖にするイメージです。

そして、そのアミラーゼが元気に働いてくれるのが40℃~60℃あたり。ちなみに90℃くらいを超えるとアミラーゼは逆に働かなくなってしまいます。

一方、分解される側のデンプンにも分解されやすい温度帯があって、それが40℃~75℃あたりとなります。

つまり、このふたつの温度帯の下限(約40℃)から上限(約75℃)を通過する時間が長いほど焼き芋は甘くなるというわけです。

※ 限度はあります。

石焼き芋が甘くておいしいのは、熱した石から発生する遠赤外線でさつまいもを低温でゆっくり加熱しているからなんですね。

石焼きはこの温度条件を見事にクリアする調理法というわけです。

ちょっと長くなってしまいましたが、スーパーの焼き芋に話を戻しましょう。

スーパーの焼き芋が並べられている台みたいなのあるじゃないですか。

あれ、実は「焼き芋マシーン」なんです。

裏側から見ればわかるんですが、さつまいもを入れる引き出しや操作ボタンがついています。

そうです!この焼き芋マシーンが先程お伝えした厳しい温度&時間管理をこなしてくれているのです。

中の詳しい仕組みはわかりませんでしたが、石焼きと同じように遠赤外線を出せるヒーターでもって調理するようです。

スーパーの焼き芋があれほど甘いのは、焼き芋マシーンの力があってこそなんです(●´∀`)ノ

スーパーの焼き芋が甘い理由その② もともと甘い品種を使用


さて、次は原料であるサツマイモの品種について。これも非常に重要です。

スーパーの焼き芋は甘いだけではなく、蜜が出るほどのねっとりとしているものが多いですが、これはもともと糖度が高くて水分の多い品種を使っているからです。

実は、一口にさつまいもと言っても品種によって特徴にかなりの違いがあります。

焼き芋のポップを見てみると、「安納いも」とか「べにはるか」と書かれていると思いますが、これらはさつまいもの品種名で、どちらも濃厚な甘みとねっとりとした食感が特徴のさつまいもです。

これら糖度の高いさつまいもを先程お伝えした調理法でゆっくり焼き上げることで、スーパーでも石焼き芋顔負けの焼き芋を作ることができるのです。

考えてみればやっていることは石焼き芋とほぼ同じですからね。焼いた石で加熱するかヒーターで加熱するかの違いです。

厳密には抜ける水分量とかが違うのかもしれませんが、まぁそこは追求しないでおきましょう。わかりませんし。

これで、スーパーの焼き芋なぜ甘いのかがご理解いただけたかと思います。この知識を応用すれば、おうちでもおいしい焼き芋を作ることができますよヾ(´∀`○)ノ

焼き芋の品種とブランドについて

この記事を書くにあたってちょっと面白いことがわかったので共有したいと思います。

先程出てきたさつまいもの名前なんですが、安納いもやべにはるか以外にもたくさん見かけますよね。有名なところだと「なると金時」とか。

実は、あのような名前には品種名ブランド名があるんです。ごちゃ混ぜになるとわかりにくいんですが、別々の名前のさつまいもが実は同じ品種だったりします。

例えば、安納いもとべにはるかは品種名ですが、なると金時は徳島県を中心に栽培されているさつまいもの総称です。

品種名は「高系14号」というロボットみたいな名前で、その中から選別し栽培されたものをなると金時と呼びます。

さらに、そのなると金時を各地で栽培し、それぞれが別のブランド名で販売しているというややこしいお話なのです。

JA里浦では「里むすめ」、松茂町では「松茂美人」という名前で売られていますが、もとをたどればなると金時であり、高系14号なのです。

説明しながらちょっとこんがらがってきましたが、だいたい合っていると思います。細かいところ間違ってたらごめんなさい。

ちなみに、大分県の「甘太くん」や茨城県の「紅天使」もブランド名で、品種はべにはるかだったりします。

珍し名前を見かけたら、ぜひあなたも調べてみてくださいね!ちょっとややこしいんですが知っていると焼き芋選びが楽しくなってきますよ~(●´艸`)

スーパーの焼き芋に添加物は入っているのか?


えー、最後になりましたが食品添加物にいて補足しておきましょう。

わたしが調べた限りでは、最初にお伝えした通りスーパーの焼き芋に添加物は入っていないと思われます。かなりしつこく調べてみましたが、なんにも出てきませんでした。

これはスーパーの焼き芋のだけではなく、その他の焼き芋も含めてです。

値段が安い上にあの甘さなんでそういう噂が広がったんだと思いますが、冷静に考えばあれほど均一に甘みを添加するのはちょっと無理があります。

なので、焼き芋の添加物に関してはそれほど気にしなくても大丈夫でしょう。

ただ、皮の部分は誰が触っているかわからないので、そのまま食べるのは手放しではおすすめできません。わたしがそういうの気にするタイプなので(´Д`。)

そのあたりについてはこちらの記事にまとめてあります。合わせてチェックしてみてくださいね!

参考記事:「スーパーの焼き芋の皮は食べる?アンケートと口コミまとめ!」

ひとこと。

おつかれさまでした!

いかがでしょう、スーパーの焼き芋に対する疑問は解決したでしょうか。

それにしても、焼き芋って奥が深い。記事を書くまではさつまいもを焼いただのけ食べ物だと思っていましたが大間違いです。

もともと焼き芋が好きなわたしですが、これからもっとたくさんの知識をつけて焼き芋を楽しみたいと思います。

おならが出すぎませんように(●ゝ艸・)

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