華やかで高級感のあるローストビーフは特別な日のご馳走にぴったりな牛肉料理です。家族や友人を呼んでのホームパーティーにローストビーフを出そうと考えている人もいるのではないでしょうか?
でもそこで気になるのが、「ローストビーフ子供に食べさせても大丈夫か?」という問題。
ローストビーフは中身が赤い状態でいただく料理なので、消化器官が発達していない年頃の子に食べさせるのはちょっと不安ですよね。
かと言って、大人たちがみんな食べているものを子供だけが食べられないのはかわいそうですし…。
何歳ぐらいの年齢から子どもがローストビーフを食べられるようになるのか知りたいですよね。
結論からお伝えすいと、一般的には子供にローストビーフを与えても良い年齢は3歳からと言われています。
ただ、衛生面などを含めて不安な場合は7歳から食べさせることをおすすめします。
この結論い至る理由などは本文で詳しくお伝えしているので、ぜひ参考にしてくださいね!
ということで今回は、「ローストビーフを食べても大丈夫な子どもの年齢と、食べさせるときの注意点、アレルギーが出たときの対処法」などについて解説します(*・∀-)☆
ローストビーフを子供に食べさせるのは何歳からが良いの?
子どもにローストビーフを食べさせても大丈夫な年齢の目安と、その理由についてまとめました。
最低ラインは3歳から
冒頭でお伝えした通り、一般論では子供がローストビーフを食べられるようになる年齢は3歳からになります。
3歳から食べられる理由としては、
という点が挙げられます。
まず、子どもの胃腸の機能が大人と同じ程度まで発達するのは3歳ごろと言われているため、3歳未満の子どもにローストビーフや塊肉を与えてしまうとうまく消化できない可能性があります。
また、ローストビーフはかなり硬く、歯応えのある食べ物です。
子供を噛み砕く咀嚼力が備わってくる年齢は3歳から6歳ごろと言われているので、3歳未満の子どもだとよく噛んで飲み込むことができず、吐き出したり、喉につまらせてしまう可能性があります。
これらの理由から、ローストビーフを子どもに与えるなら、3歳を過ぎてからが適切と言えます。
もっと慎重にいくなら7歳から
一般論では3歳から食べられるという結論になりますが、体の発達は個人差もありますし、3歳を過ぎた子供でも胃腸が弱かったりすると消化不良や食中毒を起こしてしまう可能性があります。
極力リスクを避けたいという場合には7歳を過ぎてから与えるようにしましょう。
体内に入った細菌を排除する免疫機能が十分に発達するのは7歳ごろからと言われています。
これらの理由から、慎重にいくなら7歳を過ぎてから食べさせることをおすすめします。
ローストビーフを子供に食べさせる時の注意点まとめ!
子どもの体は大人に比べて未発達ですから、初めて食べさせるときはいくつか注意をしなくてはいけない点があります。
鮮度の良いものを与える
食べ物は空気に触れて時間が経過すると細菌が増殖していきます。
大人は食べても問題ない程度の細菌だったとしても、未発達な子供は食中毒を発症する恐れがあり危険です。必ず新鮮なうちに食べさせましょう。
しっかり加熱する
ローストビーフは生肉ではありませんが、生焼けとの見分けが難しく、赤い部分が生の状態で仕上がっている可能性もあります。
大人は食べても問題ないですが、子どもに生肉を食べさせるのは危険ですから、子どもの分だけスライスした後にフライパンで赤い部分を加熱しましょう。
はじめは少量ずつ
万が一アレルギー反応が出ても、軽症で住むように初めてローストビーフを食べさせる際にはまず少量を食べさせて様子をみましょう。
味の薄い部分を与える
何か味の濃いタレなどがかけてある場合には、味の薄い部分を子供に与えるようにしましょう。
子供の体は大人に比べて塩分の強いものに慣れていません。脱水症状を起こす可能性もあるので注意してください。
お肉は生で食べるものではないことを教える
初めてローストビーフを食べるときには、子供に「ローストビーフ以外のお肉は生で食べてはいけない」ということをしっかり伝えることが大切です。
ローストビーフは一見生肉のようにも見えるので、子どもが「生肉は食べられる」と勘違いしてしまう危険性があります。
食べる時間は平日の日中にする
最後に、万が一のアレルギー症状に対処できるよう、ローストビーフを食べる時間は病院が空いている時間帯にしておくことも大切です。
子供に初めて食べされる場合は、平日の昼間を選ぶとよいでしょう。
ローストビーフは生じゃないので食中毒の可能性は低い!
ローストビーフというと、どうしても半生のイメージがあり「子どもに食べさせるのは食中毒が心配」と思っている人も多いと思います。
しかし、実際にはローストビーフは生肉でも半生でもありません。
低温でじっくり調理をするためにタンパク質が変色せず赤い状態で焼き上がっているだけなのです。つまりローストビーフは赤い部分にもしっかり火が通っています。
そのため、基本的な衛生管理を徹底していれば食中毒になる可能性は低いのです!
参考記事:「ローストビーフの生焼けについてわかりやすく解説!」
ただし、「多分大丈夫だろう」といい加減な調理をしたり、牛肉や調理器具を不衛生な状態で使用したりすると、子どもも大人も食中毒を起こす可能性があります。
この点にだけは十分十分に注意してくださいね(´・∀・)ノ゚
万が一アレルギーが出た場合の対処法について
衛生面や子どもの胃腸に問題がなかったとしても、その子が牛肉アレルギーだった場合には何らかの症状が出てしまうことがあります。
牛肉アレルギーの症状
牛肉アレルギーの良くある症状としては、
などが挙げられます。
その他にも何か体調に以上があった場合には牛肉アレルギーの可能性があります。
アレルギーが出たときの対処法
もしローストビーフでアレルギー症状が出てしまった場合、まずうがいをさせて口の中に残っている牛肉を取り除いてください。
軽度の蕁麻疹程度ならしばらく経過を観察して、変化がなかったり、症状が治まるようなら後日病院を受診しましょう。
もし、ひどい蕁麻疹や呼吸困難、消化不良、意識を失うなどの症状が出たら、迷わず医療機関に連絡し、すぐに救急車を呼んでください。
ひとこと。
いかがだったでしょうか(●´▽`)
華やかなローストビーフは子どもにとっても憧れのご馳走ですが、初めて食べさせる場合には慎重に与えてください。
アレルギー症状が出てしまった場合は早めに病院を受診し、対策を打つようにしましょう。
美味しいローストビーフを安心安全にみんなで味わって食べてくださいね♪