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はまぐりの砂抜きに一晩かける方法!水温や保存場所・塩水の作り方も解説!

潮干狩りで捕ってきたはまぐり、しっかり砂抜きしないと食べたときに残念な思いをすることになりますよね。

もしスーパーで「砂抜き済み」と書いてあるものを買ってきても、念のため砂抜きをした方が安心です。

でもはまぐりの砂抜きって大変そう…どのくらい時間をかければいいのでしょう?

例えば、一晩おいたらはまぐりがダメになってしまったりするのでしょうか?

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結論からお伝えすると、はまぐりは砂抜きに一晩かけてもダメになりません。明日の朝ごはんに食べたいという場合でも大丈夫です。

ということで今回は、「はまぐりの砂抜きに一晩かける時の注意点や詳しい手順」についてご紹介します(*・∀-)☆

はまぐりの砂抜きに一晩かける時の知識&注意点まとめ!

はまぐりの砂抜きの基本は、はまぐりが生息していた環境に近い状態で行うことです。

具体的に見ていきましょう!

まず、水温は20~25℃あたりが最適です。

水はできればカルキ抜きした水を使うのが理想的です。水道水を容器に汲んでおいて室内に数時間放置すればカルキが抜けますよ。

場所は冷暗所で。室温が高い季節は冷蔵庫に入れましょう。それ以外の時期は冷蔵庫に入れる必要はありません。

温度が低すぎるとはまぐりの活動が鈍って砂を吐きにくくなってしまうので、冷蔵庫に入れる時は温度が低すぎない場所に入れるか、温度設定を弱めに設定しましょう。

そして塩分濃度は3~3.5%が適切です。水と塩の分量は後で詳しく説明しますね。

同じ二枚貝のアサリは泥分の多い場所に生息するので砂を多く含むのですが、はまぐりの生息地は泥っぽくなく、構造的にも砂を含みにくくなっています。

ですから、潮干狩りで捕ってきたはまぐりでも5時間くらいで砂抜きできます。お店で買ったものなら2~3時間で十分です。

それでも、調理するタイミングの都合などで一晩おきたい場合もあるかと思います。

ただ、砂抜きに一晩かける場合に特に注意するべきことがあります。

それは、長時間同じ水に放置しておかないことです。

砂抜き中の水ははまぐりの吐いた砂でどんどん汚れていきます。さらに、動きのない水は酸素濃度が徐々に低下していきます。

汚れた、酸素濃度の低い水につけ続けると、はまぐりは弱ってしまいます。観賞魚の水槽に酸素とお掃除が必要なのと同じことですね。

以上の理由から、5時間を目安に新しい塩水と入れ替えることをおすすめします!

補足ですが、砂抜きは一晩で十分です。もっと念入りにと思ってそれ以上すると、かえってはまぐりが弱ってしまうのでやめた方がいいですよ。

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はまぐりの砂抜きのやり方!塩水の作り方も詳しく解説!

それでは、はまぐりの砂抜きの方法を詳しくご説明しますね!

用意するもの

  • 平たいバットのような容器(はまぐりが重ならずに入る大きさ)
  • 容器より一回り小さい網やざる
  • 水(はまぐりがひたひたになるくらいの量)
  • アルミホイルまたは濡らした新聞紙
  • 塩(濃度3%になるように)
  • 3%の塩水をつくるには、水1Lに対し塩30gです。
    (塩30gは精製塩なら大さじ2弱、粗塩なら大さじ2)

    はまぐりの砂抜きの手順

    はまぐりは砂抜き前には洗いません。真水で洗ってしまうと砂を吐きにくくなるからです。

    ① 容器に網を敷き、はまぐりを並べる

    網があると吐いた砂が沈むため、吐いた砂をもう一度吸い込むのを防げます。

    上のはまぐりが吐いた砂を下のはまぐりが吸い込むことがあるので重ならないように並べてください。

    ② 塩水を注ぎ入れる

    はまぐりの頭が少し出るくらいのひたひたにします。

    深すぎると酸欠になるので注意です。

    ③ アルミホイルか濡らした新聞紙を上に乗せる

    密閉すると酸欠になるので軽く乗せるだけで大丈夫です。

    はまぐりは暗いところが好きなので、光を遮ることで活発に砂を吐くようになります。

    また、吐いた水が飛び散るのを防ぐ目的もあります。飛び散った水に腸炎ビブリオ菌が含まれている可能性があるからです。

    腸炎ビブリオ菌は加熱すると殺菌できますが、まな板などが汚染されると食中毒を起こしてしまうので気をつけてくださいね。

    ④ 夏場なら冷蔵庫、その他の季節なら部屋の中で静かな場所へ

    周囲が汚れないように新聞紙やチラシを敷いてから置くといいです。

    ⑤ 途中で様子をみて水が汚れているようなら新しい塩水に替える

    だいたい5時間を目安に水を替えましょう。

    ⑥ 水気を切り、殻と殻をこすり合わせて洗う

    貝殻は意外と汚れているので、汚れをよく落とさないと臭みのもとになります。

    水を替える時以外は触ったり揺らしたりしないように、静かに置いておいてください。

    はまぐりがびっくりして口を閉じてしまわないように、そっと見守りましょう^^

    ここで参考になる動画をご紹介しますね。砂抜きにかける時間は違いますが、板前さんが分かりやすく解説してくれています。

    もう一つ、こちらの動画ははまぐりとは違う貝なのでこちらも時間などが違うのですが、貝の数が多い場合の使用する容器や貝の並べ方が参考になります♪

    まとめ

    はまぐりは砂抜きに一晩かけても問題ありません。ただし、一晩以上砂抜きをするとはまぐりが弱ってしまうので味が落ちる可能性があります。

    ポイントは高温すぎないよう、低温すぎないよう気をつけること、塩分濃度、吐いた砂をもう一度吸い込まない工夫、そして汚れた塩水は取り替えること。

    これらを守れば、しっかり砂抜きできますよ!♪

    コツをおさえて砂抜きすれば、もうジャリッとすることはありませんよ。

    しっかり砂抜きして、美味しいはまぐりをいただきましょうヽ(*´∀`)ノ

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