「松茸は香りがとぶので洗わない」というのは、松茸の下処理について解説してあるブログにならほとんど書かれている内容です。おそらくあなたも何度も目にしたことがあることでしょう。
しかし、今このページを読んでいるということは、どうもしっくりこなかったということですよね?わかりますとも、わたしも全然しっくりこなかったんですから。
だって、土ついてますからね。洗わないなんて考えられません。
わたしはどちらかというと神経質なタイプなので、土がついたままの食材なんて絶対に口にしたくありません。それに、松茸には虫がいる場合もあります。
そこで、わたしなりに詳しく調べてみたんですが、偶然にも納得のいく答え(しかも動画)を見つけることができました。やっぱり、わたしは洗った方が良いと思います。
今回は、わたしの見つけたしっくりくる答えをあなたと共有する内容です。
神経質なタイプ同士、うまくやろうではありませんかヽ(*´∀`*)ノ
松茸は洗わないのは衛生的にどうなの?
いや、やっぱり汚いですよ。土ついてますから(しつこい)。
いえね、100歩譲って自分で採った松茸ならまだなんとかいけると思うんですよ。人が握ったおにぎりはダメでも自分が握ったおにぎりなら大丈夫的な。
でも、どこの誰がさわったかもわからないし、どこに置かれたかもわからないし、どんな土がついているか見当もつきませんから。
と、思いながら調べていた時に発見したのがこちらの動画です。
松茸のプロの先生がカメラ目線でしっかりレクチャーしてくれています。刮目してご覧ください。
※ 前半は別の話題ですので、3分30秒くらいからでOK!
はい、いただきました。はっきりとおっしゃっています。
「松茸は土がついているから、流水でしっかりあらった方が良い」
と。
まさに、まさにそのとおりだと思います。先生っ゜*。(*ノД`*)。*°
そうなんです、どう考えたってかさの裏のひだの隙間(のが多いな)に入った土を、濡らしたキッチンペーパーで優しくなでるくらいで落とせるとは思えません。
やる時はやらにゃいかんのです。
しかもですよ、外国産の松茸って出荷前に洗うのが決まりなんです、法律的に。
外国の土の中になんかいて(菌とか虫とか)、それが国内に入ってくるのを防ぐための法律です。でも、動画を見るかぎりまだ土ついてます。
法律で食い止めようとしている土をそのまま口にするなんて、なんの罰ゲームですかそれ。この気持ち、神経質なあなたにならわかっていただけると思います。
…ふぅ、言いたいこと言ったらだいぶ落ち着きました。
ということで、松茸は流水で洗いましょう。土、落としましょうヽ(`Д´)ノ≡3
松茸を流水で洗う動画も発見しました!
とはいえ、松茸は洗わない派が席巻している中で、ちゃんとした洗い方なんて見つかるのかな…と弱気になっていたら、案外すぐ見つかりました(しかも動画で)。
どこかのお店のようですが、女将さんと話しながら松茸をバンバン洗いまくっていました。ここまでやってくれると、なんだか勇気がわいてきますね。
いかがでしょう、大きなザルに一杯分はありました。しかも、国産松茸です。これくらい豪快な方が男らしくて良いですね。ステキです。
② 流水でしっかり洗う
③ しっかり水分を切る
石突きを削った段階で、柄の中に穴があいていたら虫食いの痕跡です。そのまま食べても害はないそうですが、神経質なわたしたちには精神的に大ダメージです。
こういう場合は、ボウルに薄い塩水(水400mlに塩小さじ1程度)を作り、その中に割いた松茸(150g程度)を入れて15分ほど塩水攻めにします。
その後、きれいな水で洗い流して水気を取ればOKです。
余談ですが、虫食いが極端に少ない松茸というのがあります。それは、ブータン産の松茸。標高3,000m付近の高地で採れるので、虫がほとんどつかないそうですよ!
参考記事:「国産松茸の見分け方!外国産との違いは○○を見て判断せよ!」
ひとこと。
今回は神経質な性格も手伝ってかなりアクの強い記事になってしまいました。松茸を洗わない派の人にはちょっと失礼だったかもしれませんね。反省。
香りと食感を守るためなら土くらいなんだ!虫くらいなんだ!という考えもまた、正解だと思います。だから、どうか怒らないでください。
でも、それでも、わたしはやっぱり松茸はしっかり洗います。
土ついてますから。