家族みんなで焼き松茸を食べようと思ったら、まず思いつくのがホットプレート。秋の香りを堪能しながら食べる松茸はさぞおいしいことでしょう。
しかし、松茸をホットプレートで調理する時は生焼けに十分注意しなければなりません。すぐ食べられるだけに危険なのです。
ということで今回は、「ホットプレートで松茸を調理する時の注意点」について、わかりやすくおまとめしました。
ホットプレートを使って調理する前にぜひご一読ください(´・∀・)ノ゚
松茸の基礎知識!生では食べられません!
ホットプレートでの注意点の前に、最低限知っておいていただきたい知識をお伝えしましょう。
どんな食べ方にも共通することなので、これだけはしっかり覚えておいてくださいね!
● キノコは生食できない
大前提として、キノコは生食に向きません。マッシュルームのような例外もありますが、基本的に火を通して食べるものなのです。
もちろん松茸も例外ではなく、生で食べると食中毒になる危険性があります。
キノコに含まれる成分もそうですが、松茸についた雑菌による食中毒が心配です。
松茸は香りが飛ぶという理由からあまり洗わないで料理するのが一般的ですが、そのためにある程度雑菌がついたまま調理することになるからです。
そんな松茸を生焼けで食べたら…もうおわかりですね(´Д`。)
● 古くなった松茸には毒素がある
松茸に含まれる成分の中に「ヒスチジン」と「フェニルアラニン」という必須アミノ酸があります。
もちろんこのふたつは人にとって有益な物質ですが、松茸が古くなってくると有害な物質に変化してしまいます。
ヒスチジンは「ヒスタミン」に、フェニルアラニンは「フェニルエチルアミン」に変化し、これらを摂取するとむかつきや激しい嘔吐などの症状が現れます。
また、やっかいなことにいったん毒素に変化してしまうと、加熱しても毒性は消えません。つまり、古くなった松茸は煮ても焼いても食べられないのです。
松茸をホットプレートで調理する時の注意点!
ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、ここからはホットプレートで調理する時のポイントについてお伝えしていきますね。
前項をしっかり読んでもらっていれば、もうほとんどおわかりだと思いますが(*´ε` *)
● しっかり火を通して食べる
冒頭でもふれましたが、ホットプレートは食べやすいのが最大の利点です。しかし、逆にそれがあだとなり生焼けの松茸を食べてしまう失敗につながります。
生焼けを防ぐには、
などの方法があります。
しっかり火が通ると松茸から水分が出てくるので、その水分を確認してから食べるようにしましょう。もう大丈夫だろうとなんとなく食べるのが一番危険です。
特に、ホットプレートに一度にたくさんのせてしまう焼き方はおすすめできません。
せっかく薄くスライスしても、松茸どうしが重なってしまえば火が通りにくくなりますし、どれが焼けているのかの判別がつきにくくなります。
● 新鮮な松茸を調理する
古くなった松茸の毒素を軽く見てはいけません。
ちょっと臭いがおかしいけど、もったいないから食べちゃおうなんて考えてはいけないのです。
くりかえしなりにますが、古くなった松茸の毒素は加熱しても残ります。ちょっとでも変だと感じたら、勇気を持って廃棄しましょう!
松茸がダメになってくると出てくる症状については、こちらの記事にまとめてありますので、よかったら参考にしてみてくださいね!
● しっかり洗ってから調理する
これはわたしの個人的な意見なんですが、松茸は濡れたキッチンペーパーで拭くだけではなく、流水でしっかり土や汚れを落とした方が良いと思います。
国産の松茸にはだいたい土がついていますし、外見がきれいな外国産の松茸にも土は残っています。
特にひだの中に入り込んだ土はちょっと拭いたくらいでなかなか取れません。
松茸の香りも大切ですが、わたしは衛生面の方が大切だと思います。
一応このことについての記事も書いていますので、よければチェックしてみてくださいね!
参考記事:「松茸は洗わないのが正解?いえ、わたしは絶対洗います!」
ホットプレートを使ってこんな料理も作れる!
ホットプレートを使った松茸料理で、なんか良いものはないかと探していたらドリアを作っている動画を発見しました。
これだけ火を通せば、生焼けの心配もありませんね。
焼き松茸に飽きた時に試してみてはいかがでしょうか(〃ゝ∇・)ゞ
ひとこと。
おつかれさました!
ホットプレートを使って松茸を焼く時は、それなりの注意が必要になります。勢いだけで食べてしまわないよう慎重に調理することを意識してくださいね。
せっかくすばらしい松茸を食べられても、食中毒になっては元も子もありません。
くれぐれも生焼けと古くなった松茸には十分ご注意ください(`‐Д‐´)ノ