秋の味覚の代表といえば、やはり松茸。国産ともなれば一本5千円以上、立派なものなら1万円近くする高級食材です。
そんな松茸さまをよく見ると、なんだか白いカビのようなものが…。
これはビビリます。食パンをカビさせたのとはわけが違いますからね。もらったものならまだしも、それが自腹で買った松茸ならもう失神ものです。
そんなあなたに朗報です。
実はその白いフワフワはカビなんかじゃありません。詳しくは後述しますが、そのまま食べてもまったく害のないものだったりします。
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ということで今回は「松茸についてる白いカビみたいもの」についてわかりやすくおまとめしてみました。
この記事を読めば、このフワフワの正体やカビさせない方法、さらには本当に松茸がダメになるとどうなるか?が理解できます(´・∀・)ノ゚
松茸の白いカビみたいなフワフワは「気中菌糸」

ご存じの通り、キノコは菌糸が集まってできているわけですが、その菌糸が空気中に伸びてくるとあのようなカビみたいな形状になります。
先程お伝えしたとおり、気中菌糸は松茸の一部なわけですから、食べてしまってもまったく問題ないというわけです。
見た目がカビに似ているのでそのままはちょっと…という場合はキッチンペーパーなどで軽く拭き取ってから調理すればOKです。
ちなみに、この気中菌糸は松茸だけではなく他のキノコにもみられます。
悪くなったキノコに出てくると思われがちですが、実はその反対でキノコが元気に成長している証なのです。
松茸がダメになるとどんな感じになるの?

● 緑色のカビが生えている
これは本当にダメなパターン。白は良くても緑のフワフワは本物のカビです。言うまでもなく緑色のカビには毒性があるので、似ても焼いても食べられません。
その部分だけ取り除けば食べられるんじゃない?と思うかもしれませんが、カビが生えた食品は中の方までダメになっている場合が多いので食べないようにしましょう。
● どろっとしたぬめりがある
● 酸っぱい臭いがする
新鮮な松茸の表面にもぬめりはありますが、腐っている場合のぬめりは糸をひくようなぬめりです。
さらに、松茸を近くで臭ってみて酸っぱい臭いがしたらダメ確定です。あきらめましょう。
● 一部が溶けている
さらに悪くなると松茸の一部が溶けてくるそうです。
実際にこんな状態を見たことはありませんが、さすがに溶けていればひと目でダメとわかりますね。
ここまでいかなくても、松茸の表面がカサカサになっていたり、白い部分が黄色く変色しはじめていたら、それは松茸が古くなってきているサインです。
できれば、そうなってしまう前に食べきるようにしましょう(`・ω・´)ノ
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松茸の保存方法をおさらい!
せっかくなので、松茸の保存方法についてもおさらいしておきましょう。保存方法はどれくらいで食べるかで決めればOKです。
● すぐに食べるなら常温でもOK
その日か次の日に食べるという場合は、常温保存でも大丈夫です。
常温保存する場合は、下処理した松茸をキッチンペーパーでくるみ、直射日光の当たらない風通しの良い場所に置いておきましょう。
ただ、時間がたてばたつほど香りが抜けてしまうので注意が必要です。
● 1週間以内なら冷蔵庫でもOK
食べるまでに1周間くらいかかりそうという場合は、常温ではなく冷蔵庫に入れて保存しましょう。
下処理してキッチンペーパーに包むまでは同じですが、冷蔵庫に入れる場合はそれをさらに保存袋にいれて野菜室に入れるのがポイントです。
冷蔵保存も時間がたつにつれ香りが抜けていくことに変わりはありません。
● 長期間保存したいなら冷凍保存一択
食べきるまでに1週間以上かかりそうなら、迷わず冷凍保存することをおすすめします。正しく冷凍保存してしまえば、3カ月程度は問題なく保存できます。
さらに、冷凍保存は香りの損失を一番防げる方法でもあります。そのためにはできるだけ新鮮な状態の松茸を冷凍する必要があります。
古くなってから冷凍するのではなく、最初の段階で食べられる分以外を冷凍するのがポイントです。
松茸の冷凍保存については、こちらの記事で詳しくまとめてあるので、合わせてチェックしてみてくださいね!
参考記事:「松茸を冷凍したら一年持つのか?正しい保存方法もチェック!」
ひとこと。
おつかれさまでした。松茸の白いフワフワがカビじゃなくて良かったですね!1万円の松茸がダメになるなんて、考えただけでもおそろしいです。
とはいえ、松茸のおいしさは時間との勝負です。
香りが飛んでしまう前に食べきるか、正しい保存方法で松茸を守ってあげましょう。
最初に焼き松茸などを楽しんで、後はちゃちゃっと冷凍してしまうのがかしこい選択だとわたしは思います(*・∀-)☆
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