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松茸なのに香りがない!その理由と対処法をざっくりおまとめ!

「香り松茸、味しめじ」といわれるように、なんといってもその香りが最大の特徴です。

しかし、どの松茸も同じような匂いなのかというと、そんなことはありません。

松茸の香りは繊細で飛びやすく、産地や成長度合いによっても違いがあります

つまり、今あなたの目の前にある松茸にあまり香りがないからといって、その松茸が偽物だったり、ダメになっているということではありません(中にはそういう場合もありますが)。

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ということで今回は、「松茸にほとんど香りがない理由」について、わかりやすくおまとめしてみました。

香りがない理由をお伝えした後は、そういう松茸をおいしく食べるための秘策についてもお伝えしています。

ぜひ参考にしてみてくださいね(´・∀・)ノ゚

松茸の匂いがしない(弱い)理由はいくつか考えられる


それでは、考えられる理由を3つお伝えしましょう。

あなたの松茸がどの理由に該当するかはわかりませんが、少なくとも今の不安は解消できるかと思います。

● 外国産の松茸は基本的に香りが弱い

国産と外国産の松茸では基本的に香りの強さが違います。

産地による品種の違いもありますが、最大の理由は出荷前に一度洗われているということです。

日本の法律では、外国の土がついた植物をそのまま輸入することができません。

害虫や菌を持ち込まなための施策なのですが、土を落とすために洗浄してから出荷する決まりになっているのです。

まず、ここで松茸の香りはかなり失われます。

さらに、松茸を産地から日本に運ぶための時間にも関係があります。松茸の香りと鮮度は密接な関係があり、鮮度が下がると香りは弱くなってしまうのです。

外国産の中でも韓国産の評価が高いのは、日本の松茸に近いというのもありますが、運ぶ距離が短く鮮度が落ちにくいのもその理由のひとつだと言われています。

このような理由から、国産と外国産の松茸では香りに大きく差が生じてしまうというわけです。

豆知識ちょっと話はそれますが、フィンランドなど北欧産の松茸は日本の松茸とほとんど同じDNAを持っていることがわかっています。

少しでも国産に近いものを探すのであれば、そういった国産に近い松茸を選ぶと良いでしょう。

参考記事:「国産松茸の見分け方と外国産の特徴をおまとめ!」

● 開いた松茸は香りが飛びやすい

かさの開いた松茸は「開き」と呼ばれている状態で、開いた直後の香りは強いものの、時間が経つと急激に香りが弱くなるのが特徴です。

かさが大きく開いていると立派に見えるので、その分香りも強いと思われがちですが、鮮度が落ちていると香りは見た目より貧弱なものとなります。

相場よりかなり安く購入した松茸の中には、こういう鮮度の悪い開き松茸が含まれている可能性も否定できません。

● 未成熟な小さいな松茸は香りが弱い

大きさ6cm未満の小さな松茸は「コロ」と呼ばれている状態です。まだ十分に成長していないので香りはあまり強くありません。

しかし、未成熟な分食感はやわらかく、煮もの(コロ煮)などにするとおいしく食べられます。

● 松茸に似ている他のキノコの可能性も

偽物というのは言葉が悪いですが、松茸にはいくつか見た目のよく似たキノコが存在します。

その中でも特に見た目が似ていると言われてるのが「マツタケモドキ」と呼ばれるキノコです。

マツタケモドキの特徴は、松茸の香りがないこと。

見た目がそっくりなので、パッと見ただけでは判別がつきにくく、香りがないことで気がつくことも多いようです。

マツタケモドキの他には、「ニセマツタケ」や「バカマツタケ」などが有名です。

名前はアレですが、バカマツタケは香りもあり、わりと松茸近いそうですよ。

ちなみに、一昔前に話題になった「松きのこ」は、松茸ではなく椎茸の仲間。

見た目もそれほど似ていないの間違えなることはないと思いますが(´Д`。)

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香りがない松茸をおいしく食べる方法!


ここからは、香りのない松茸を少しでもおいしく食べるための方法についてまとめてみました。

すぐできる簡単な方法と、ちょっと裏技的な方法もご紹介いたします!

調理の段階で工夫する

● 炙って香りを引き出す

松茸は炙ることで香りがたちやすくなります。

土瓶蒸しや松茸ご飯に入れる前に軽く炙ると良いでしょう。

● 味付けを薄くする

松茸の香りを大切にするには、料理の味付けを薄めにするのがポイントです。

松茸の香りをかくしてしまわないように調味料(特に醤油)の量に気をつけましょう!

松茸香料を使って香りをプラス

松茸の香りには100種類以上もの香り成分が関係していると言われていますが、その中でも特に重要な成分がふたつあります。

ひとつは多くのキノコ類に含まれている成分である「1-オクテン-3-オール」

もうひとつが、松茸の香りを特徴づけている成分である「ケイ皮酸メチル」

そして、これらの香り成分は人工的に合成され、松茸香料として販売されています

これを使って松茸の香りをプラスするというのが秘策の正体です。

例えば、こんな感じの香料ですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【香料】GKP松茸エッセンス 30ml
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値段も安いうえ、少量でも十分な香りがつけられます。

本物の松茸に合成された松茸の香りをのせるなんて、なんだか変な感じもしますが、香りを楽しむという点では効果的な方法だと思います。

さらにお金をかけずになんとかしたいなら、茶色い袋に入ったおあの吸い物を利用するのも良いでしょう。

少しですが香りをプラスすることができますよ(●´Д`●)

参考記事:「松茸香料の成分についてリサーチしてみました!」

ひとこと。

おつかれさまでした!

あなたの松茸に当てはまりそうな理由は見つかったでしょうか?

残念ながら一度弱くなってしまった香りを元に戻す方法はありませんが、少しでも香りを楽しむために工夫してみてくださいね。

もちろん、松茸香料で香りを演出するのもアリです(*・∀-)☆

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