春になると八百屋さんやスーパーの店頭に出回るらっきょう。自家製のらっきょ漬けを作る人にとっては楽しみな季節です。なんとなく春ごろというイメージですが、具体的にらっきょうはいつが旬なのでしょうか。
ということで今回は、「らっきょうの旬や時期」ついてわかりやすくおまとめしてみました!
記事前半ではらっきょうの旬や出回る時期について、後半ではらっきょうの豆知識についてまとめておりますヽ(*´∀`)ノ
らっきょうの旬・出回る時期について
産地によって微妙なずれはありますが(南の方が早い)、らっきょうの旬は5月~7月頃までとなります。例えば、鹿児島は5月、鳥取は6月といった感じですね。
5月~7月のうち、国内の出荷量が一番多くなるのは6月で、年間を通した全国総出荷量は約10,000トンにものぼります。ちなみに鳥取県産・鹿児島県産・宮崎県産のらっきょうがその大部分(約7割)を占めています。
※ 出荷量については農林水産省「地域特産野菜生産状況調査(2014年)」を参考にしました。
らっきょう漬けのレシピを検索するとよく出てくる「島らっきょう」については、また別の品種(沖縄県の特産品)となりますので、旬の時期がもっと早くなり1月~4月頃となります。
らっきょう初心者からすれば、らっきょうと島らっきょうはごっちゃになる部分かと思いますので、別物と認識しておくと良いでしょう(´・∀・)ノ゚
らっきょうのブランドについて
一口にらっきょうと言っても、産地によりその特徴には違いがあります。らっきょうの生産地ではその土地のらっきょうに名前をつけ、ブランドらっきょうとしてのPRに力を入れています。その中でも有名ならっきょうをいくつかご紹介しますね!
● 鳥取県産「砂丘らっきょう(鳥取)」
テレビでも度々登場する鳥取県の「砂丘らっきょう」。最大の特徴はシャッキシャキの歯ごたえ。また加工品は薄味に仕上げて、らっきょう本来の味を大切にしているとのことです。おそらく日本一有名なブランドらっきょうではないでしょうか。
● 鹿児島産「砂丘らっきょう(吹上浜)」
鳥取県と全国1位の座を競っている鹿児島県のらっきょうも「砂丘らっきょう」※1 。 鹿児島産の吹上浜沿岸で作られる砂丘らっきょうが特に有名です。シャキっとした歯ごたえと甘み、そして他のらっきょうに比べ大玉なのが特徴です。
※1 「砂丘らっきょう」という商標は鳥取県が取得しているようです。
● 福井県「花らっきょ(花らっきょう)」
集荷量では5位あたりに位置する福井県の特産らっきょうが「花らっきょ」です。福井県三里浜の特産品として紹介されているらっきょうには、らっきょうの「う」がついていませんでした。で、花らっきょうなんですが、小粒(小指の先くらい)で色白、さらに繊細な歯ごたえが特徴です。花らっきょは他の地域のらっきょうとは違い、収穫時期を一年遅らせて収穫しています。
「三年掘り」や「三年子」と呼ばれている栽培方法なのですが、花らっきょの特徴である繊細な歯ごたえはこの作り方ならではなのだそうです。
らっきょうの食べ方あれこれ
せっかくなので、らっきょうの食べ方についても書いておきましょう。詳しい内容はリンク先の記事でチェックしていただければうれしいです(σ^▽^)σ
● 塩漬け
らっきょう漬けの基本といえば「塩漬け」。甘酢や醤油に漬ける場合でもまずは、塩で下漬けするのが一般的です。シャキッとした歯ごたえとさっぱりとした味が特徴で、お酒のおつまみとしても最適です。
● 甘酢漬け・醤油漬け
スーパーで売られているらっきょう漬けの定番と言えば「甘酢漬け」。その応用で醤油漬けにすることもできます。どちらも思っているよりも簡単に作れますので、常備菜として作り置きしておくと便利です。
● スープ・野菜炒め
らっきょうは栄養豊富な反面、にんにくと同じように刺激が強い食べ物でもあります。なので、一度にたくさん食べると胃に負担をかけてしまう場合があります。ただし、火を通して食べるなら話は別。らっきょうの刺激成分が胃に優しい成分へと変化します!
参考記事:らっきょうは食べ過ぎ注意?胃に優しい食べ方も解説!
ひとこと。
おつかれさまでした!子供の頃は苦手だったらっきょうが、今ではわたしの大好物。調子にのって一度に10粒くらい食べてしまうこともよくあります。
今年もらっきょうの時期が来たら、新鮮な土付きを使って自家製のらっきょう漬けを大量生産しちゃいましょうヽ(*´∀`*)ノ