5月頃になると八百屋さんやスーパーの野菜コーナーで「土付きらっきょう」が目につくようになります。この土付きらっきょうを自分で漬け込めばカリカリの美味しい自家製らっきょうを作ることが出来ます!
ということで今回は、「簡単で美味しいらっきょうの漬け方」について分かりやすくおまとめしてみました。らっきょうを漬けると言うと、なんだか難しそうなイメージがありますが、実際にやってみるとそんなことはありません。
時間のかかる本格的な漬け方とは別に、手軽にささっと漬ける方法があるからです。今回はこの簡単な漬け方をメインにご紹介していきますね^^
この記事を最後まで読んでいただくと、
をしっかりマスターすることができます(´・∀・)ノ゚
それでは、さっそくいってみましょう!
土付きらっきょうをカリカリに漬けるコツ
実際に漬け始める前に土付きらっきょうをカリカリに仕上げるためのポイントを確認しておきましょう。漬け方を間違えるとカリカリ感が損なわれ、自家製らっきょうを作る意味が半減してしまいます。
さて、大きく分けると以下の3つがポイントとなります(´・∀・)ノ゚
① 根っこのギリギリを切る
らっきょうは下ごしらえの段階で、茎と根っこの部分を切り落とすのですが、この時にあまり切りすぎないようにするのがコツです。特に根っこ方はギリギリのところを切るようにしましょう。
ちなみに何故切りすぎてはいけないのかと言うと、切りすぎるとそこから水分が入り込み、らっきょうが柔らかくなってしまうからです。
② しっかり塩漬けにする
らっきょうは甘酢や醤油に漬けこむ前に、塩漬けにします。詳しくは後述しますが、この時塩が少なすぎたり、漬け時間が短すぎるとらっきょうの水分が抜けず、カリカリ感が損なわれてしまうのです。
③ 熱湯に漬けるのは10秒
下ごしらえをしたらっきょうは沸騰したお湯にくぐらすのですが、この時間は10秒が目安です。この時間が長すぎても食感が悪くなりますので、火を通し過ぎないように注意しましょう。
補足ですが、土付きらっきょうの他に「洗いらっきょう」というものも売られていますが、これは水分を含んでしまっているので、土付きらっきょうと比べるとどうしても食感が劣ります。
カリカリ感よりも、手間と時間を短縮したいという場合以外は出来るだけ土付きらっきょうを使うようにしてください。ちなみに洗いらっきょうは塩漬けはされていませんのでご注意ください(`・ω・´)ノ
らっきょうを漬ける容器(ビン)の消毒方法
早くらっきょうを漬け始めたいところだと思いますが、もう少しだけお待ちください。その前に漬ける容器の消毒について知っておきましょう!
「酢には殺菌効果があるから大丈夫だ」という意見もちらほら見かけますが、甘く見ていると漬けている間に中身が白く変質してしまう危険性があります。なので、消毒はしっかりしておきましょう。
消毒の方法には、
ビン全体が浸かる鍋に水とビンを入れ、沸騰させる。沸騰後15分程加熱し続け、鍋から出して完全に乾燥させる。
② アルコール消毒
ホワイトリカーなどの焼酎をビンに入れ全体にいきわたらせる。その後、ペーパータオルなどで拭き、完全に乾燥させる。
のふたつがおすすめです。
容器やビンが小さい場合は煮沸消毒、大きくて煮沸消毒が出来ない場合はアルコール消毒というように使い分かると良いでしょう。もちろんこのふたつを併用すれば、より安全なことは言うまでもありません^^
らっきょうの甘酢漬けの作り方
それでは、いよいよ土付きらっきょうを漬けてみましょう。この項目では簡単な「甘酢漬け」の作り方をご紹介しますね(〃ゝ∇・)ゞ
参考にするのはこちらの動画です。再生スピードを上げて3回くらい見ていただけると、漬け方の全体像がしっかり頭の中に入ってきますよ!
はい、おつかれさまでした。文章でも簡単にまとめておきますね!
① 流水でらっきょうをばらしながら土を落とす
② 茎と根っこを切る
③ もう一度洗って、薄皮も取る
④ ザルにあげて水をきる
⑤ ボウルに移し、塩をふる
⑥ 一晩置く
⑦ 流水で塩を洗い流す
⑧ 沸騰したお湯に10秒つける
⑨ そのままの状態で冷ます
⑩ 容器に入れて、らっきょう酢と鷹の爪を入れる
⑪ フタをして数回上下をひっくり返す
⑫ 3週間程寝かせていただく
赤いところはカリカリに仕上げるためのポイントです。上のカリカリにするためのコツでは省きましたが、⑨の「そのままの状態で冷ます」の工程は水につけないようにご注意ください。そのまま、常温で冷やすようにしましょう。
これで、定番「らっきょうの甘酢漬け」の完成ですヽ(*´∀`)ノ
らっきょうの醤油付けの作り方
自家製らっきょうの場合、漬け液を変えるだけで簡単に醤油漬けにすることができます。この手軽さも手作りならではのメリットですね!
漬け方も簡単で、先ほどご紹介した手順の⑩のところを醤油の漬け液にするだけです。そこまでの作り方は甘酢漬けの場合と全く同じです。
赤唐辛子以外をを鍋に入れてひと煮立ちさせ、冷まします。この時に赤唐辛子を加えましょう。甘めが好みであれば砂糖を少し足してくださいね。
醤油の付け液のレシピは人によって結構バラバラですので、あなたのお好みに合わせて改良していってください。らっきょう全体に醤油の色がついたら食べ頃サインです。大体2週間くらいでそうなります(*・∀-)☆
ひとこと
以上、「らっきょうの美味しい漬け方」についてお届けしました。実際に漬け方を知ってしまえば、思っていた以上に簡単だったのではないでしょうか。
容器の消毒をしっかり行って、カリカリポイントさえ押さえてしまえば、まず失敗するようなことはないと思います^^
今年はぜひ美味しい自家製らっきょうをたくさん作ってみてくださいね。旬の食材を思いっきり楽しみましょう!
ご訪問ありがとうございました( ´∀`)