自家製のらっきょう漬けで一番基本となるのが「塩漬け」。甘酢に漬けるにしろ、醤油に漬けるにしろ、まずは一度塩漬けにするのが定番となっています。もちろん塩漬けのままでもおいしく食べられます。
ということで今回は、「らっきょうの塩漬けにする方法」についてわかりやすくおまとめいたしました!
塩漬けの作り方は非常にシンプル。らっきょうを丁寧に下処理して、塩に漬けるだけで完成です。新鮮な土付きらっきょうでささっと作っちゃいましょう(*・∀-)☆
らっきょうの塩漬けの作り方を解説!
まずはらっきょうを塩漬けにするための準備から始めましょう。まずしなければならないのは保存容器の確保。フリーザーバッグやタッパでも作れないことはありませんが、できれば「ガラス瓶」がおすすめ。
ガラスなら臭い移りの心配もありませんし、劣化しないので長期間の保存にも最適です。見た目もかわいいのでテンションも上がります(わたしは)。
ガラス瓶の消毒について
らっきょうを漬ける容器が決まったら次は消毒です。今回はガラス瓶を使うということで話を進めますね。お鍋に入る大きさの瓶なら煮沸消毒をしましょう。水から入れて、沸騰後15分そのままにしておけばOKです。
大きなガラス瓶にたくさん漬ける場合は、ホワイトリカーなどの強いアルコールで消毒しましょう。瓶全体にアルコールをいきわたらせて、ペーパータオルで拭き取り、しっかり乾燥させれば消毒完了です。
この消毒をおこたると、最悪の場合カビが発生したり、腐敗して食べられなくなってしまうことがあります。らっきょう漬けの失敗はこの消毒不足が原因であることも多いですので、しっかりと消毒してくださいね!
らっきょうの下処理について
ここからは主役であるらっきょうの下処理についての解説です。ポイントはしっかり薄皮を取ることと、根っこの部分を切り過ぎないこと。特に根っこを切りすぎるとそこから水分が入ってしまいやわらかくなってしまうことがあるので注意が必要です。
② 流水でこすり洗って土を落とす
③ 先端と根っこの部分をカット
④ 再度流水で洗って薄皮をしっかり取る
⑤ ざるにあげて水気を切る
これは甘酢漬けの作り方ですが、らっきょうの下処理までは同じなので参考にしてみてください。塩を入れるところ以降はちょっと違いますので、そのあたりでストップしてくださいね(´・∀・)ノ゚
冒頭でも触れましたが、らっきょうをおいしく漬けるには丁寧に下処理をすることが大切です。ちょっと面倒ですが、おいしいらっきょう漬けのために頑張りましょう!
塩漬けにする方法について
下処理が済んで、水気が切れたらいよいよ塩漬けの工程です。塩漬けに使う塩の量は、処理済みらっきょうの重さの5%~10%が目安となります。よくわからない場合は10%にしてみてください。
② 使う塩の量を決定する
③ ボウルに入れたらっきょうに塩をふる
④ 両手でしっかり混ぜてなじませる
⑤ 保存容器に移して密閉する
⑥ 冷暗所で1ヶ月ほど保存していただく
⑤~⑥の間は醗酵期間ですので、ほったらかしにせずこまめに様子を見るようにしてください。らっきょうが醗酵するにつれガスが発生しますので、3日おきくらいにフタを開けてガス抜きすると良いでしょう。
このように塩をまぶしつけて塩漬けにする方法とは別に、塩水(塩湯)を作ってそこに漬け込む方法もあります。どちらが正しいというものでもありませんので、やりやすい方を選べば良いかと思います(`・ω・´)ノ
塩漬けした後さらに別の味に漬けこむ場合は、こちらの記事もどうぞ♪
塩漬けらっきょうのおいしい食べ方!
らっきょうの塩漬けはそのまま食べてもよいのですが、仕上がりによっては塩気が強すぎることもよくあります。ちょっと食べてみて塩辛いと思ったら、水につけて塩抜きをしてからいただきましょう。
塩抜きの方法は、水をはったボウルに塩漬けらっきょうを2~3時間つけておくだけでOKです。途中で味見をしながらちょうど良い塩加減の時に引き上げましょう。カリっとした歯ごたえと、さっぱりしたお味を楽しんでくださいね(●´艸`)
ひとこと。
おつかれさまでした!これでらっきょうの塩漬けに関してはばっちりだと思います。あとは、実際に漬けてみるだけですね!
最後にひとつだけ補足なんですが、土付きらっきょうを買った場合はできるだけ早く塩漬けにしてしまいましょう。らっきょうはたくましいのでちょっと時間が経つとすぐ芽がのびてしまいます。
芽が伸びるということは、らっきょうとして食べる部分の栄養が使われるということなので、味や食感が落ちてしまいます。なので、スピードが大切なのです!
それでは、おいしい塩らっきょうをたくさん作ってくださいねヽ(*´∀`)ノ