濡れた靴を短時間で乾かすには、やはり乾燥機を使うのが一番てっとり早いと思います。でも、乾燥機で一気に乾かすのは靴にとって悪い影響があるような気もしますよね…?
結論からお伝えすると、靴を乾燥機で乾かすこと自体がダメというわけではありません!
気をつけないといけないのは、乾かす時の温度と時間。乾燥機の温度が高すぎると、革靴だけでなく丈夫そうに見えるスニーカーにもダメージを与えてしまうことになります。
ということで今回は、濡れた靴を乾燥機で乾かす時とのポイントと乾燥機を使わずに出来るだけ短時間で乾かす方法などについて解説していきますね(´・∀・)ノ゚
靴を乾燥機で乾かすのはダメじゃないけど温度に注意!
すでにお伝えした通り、濡れた靴を乾燥機で乾かすことそのものはダメでありません。いくつかのポイントにさえ気をつけていればむしろメリットの方が大きいと言えます。
その気をつけるべきポイントとは…
のふたつになります(`・ω・´)ノ
まずひとつめの「温度」なんですが、これがとにかく重要で、ここをミスってしまうと革靴だけでなくスニーカーすらもダメにしてしまう可能性があることを覚えておきましょう!
革靴は何となくイメージでわかるかと思いますが、革靴は自然乾燥が基本なので、高い温度で一気に乾燥させてしまうと熱の影響で縮んでしまうおそれがあります。
そして、盲点となりやすいのがスニーカー。革靴に比べると耐熱性はまだある方ですが、問題になるのがソールをくっつけている接着剤の部分。
高すぎる温度で乾燥させてしまうとこの接着剤の部分が変質してしまい、ソウルがガボっと剥がれてしまうことがあるのです!
さらに、一口にスニーカーと言ってもその素材は多岐にわたります。
キャンパス生地ならまだましですが、熱に弱い素材が使われている可能性も十分考えられるので、そう言った意味でも高音での乾燥は大きなデメリットとなってしまうのです。
次に「長時間乾燥しっぱいなにしない」という点。
これも結局のところ、過乾燥と温度が上がり過ぎて靴にダメージを与える可能性があるというところにつながります。
靴の素材によっては乾燥させすぎると割れてしまう原因になってしまうこともあるので、靴を乾燥機で乾燥させる場合は時間を決めてタイマーをセットし、長く運転し過ぎないことが大切です。
ここまでの説明を読んでくれたあなたならもうおわかりだとは思いますが、靴を乾燥機で乾かすと言っても、コインランドリーの乾燥機に放り込んで乾かすのは全くおすすめできません。
コインランドリーの場合、運転時間は元々限られているので心配ありませんが、問題は温度にあります。
コインランドリーの乾燥機の温度は70℃あたりに設定されていることが多いのですが、靴にその温度は完全に高すぎなのです。
一般的に熱に強いキャンバス系の生地で60℃前後、スニーカーなら50℃前後、革靴に至っては室温~せいぜい30℃くらいが耐えられる限界と言われています。
中にはコインランドリーの乾燥機でも温度設定が出来るタイプもありますが、靴を乾燥させるのにはやはりパワーが強過ぎるように感じます。そうなると時間調整も難しいので、やはりコインランドリーの乾燥機は使わないようにする方が無難だと思います。
こうした点を考慮すると、靴を乾燥させるのであれば、それに特化した製品を使うのがベストな選択と言えるでしょう。
もしくは、靴乾燥モードを搭載した布団乾燥機を利用するのも良いですね!
こういった乾燥機であれば靴に合わせた温度設定も出来ますし、必ずタイマーが搭載されているので乾燥し過ぎる心配もありません。
ちょっと長くなってしまいましたが、結論を簡単にまとめると…
ということになります!
あとこれは補足になるのですが、濡れた靴を乾燥機で乾燥させる場合はあらかじめ新聞紙などをくつに突っ込んで余分な水分を取り除いておくことが大切です。
これは靴用乾燥機の説明書にも書かれていることなので、ぜひ豆知識として覚えておいてくださいね^^
靴を乾燥機以外の方法で乾かす方法を紹介!
ここからは、濡れた靴を靴用の乾燥機を使わずに乾燥させる方法を紹介しておきますね!
専用の乾燥機があればベストですが、いきなりそんなこと言われても持ってないよという人の方が多いかと思います。
そんな時は、これから紹介する新聞紙を使って乾かす方法を試してみてくださいね!
そんなん知っとるわい!と怒られそうですが、やはり新聞紙を靴に詰めて水分を吸わせるというのは馬鹿にできない方法で、家に乾燥機がない時にはぜひ試してほしいやり方なのです。
と言うのも、新聞紙は水分を良く吸い込むというメリットの他に、ぎゅうぎゅうに詰めることでシューキーパーのように靴の型崩れを防ぐことができるのです!
これはなかなかありがたいメリットで、新聞紙ありとなしで乾燥させた靴を比べると違いが一目瞭然となるくらいの差が生まれます。
たかが新聞紙ですが、こと靴の乾燥に関しては「されど新聞紙」なのです^^
【新聞紙を使って靴を乾燥させる方法】
靴が雨や泥で汚れている場合は、事前にしっかり掃除しておきましょう。汚れがついたまま乾いてしまうと、その部分の汚れが落ちなくなってしまう可能性があります。
ステップ2:余分な水分を吸い取る
いきなり靴に新聞紙を詰め込んで放置するのではなく、まずは新聞紙で靴の中の水分を出来るだけ吸い取っておきましょう。これはキッチンペーパーでもOKです!
ステップ3:新聞紙をぎゅうぎゅうに詰め込む
靴紐がある靴の場合はゆるめておきます。そして、つま先から順番に新聞紙をくしゃっと丸めてぎゅうぎゅうに詰め込んでいきましょう。
この時、新聞のインクが色移りしそうな部分は避けて使うようにしてくださいね!
ステップ4:靴をタオルで包む
次に靴を吸収力の高いタオルなどに包んで外側の水分を取り除いていきましょう。このステップは絶対ではありませんが、やっておくと乾燥時間を短縮することができますよ^^
ステップ5:湿度の低い風通しの良い場所に置く
より短時間で乾燥させるためにできるだけ湿度の低い風通しの良い場所で乾かすようにしてください。
扇風機があれば風を当てておくと、さらに乾燥までの時間を短くすることができます!
ステップ5:新聞紙を取りかえながら10時間程度乾燥させる
靴の状態を見ながら途中で新聞紙を取りかえながら10~12時間を目安に乾燥させましょう。
内側と外側を手で触って完全に乾いていれば乾燥作業は完了です♪
新聞紙以外にもドライヤーを使う方法などもあるんですが、正直ドライヤーを使って乾かすのはあまりおすすめできません。
理由は、ドライヤーは温度調節が難しいのと、一回の連続稼働時間が決まっているからです。
温度調節は靴との距離をあければある程度は調節できますが、それでもずっとやっていると部分的に温度が高くなってしまうことは十分考えられます。
それよりもわたしが懸念しているのが、知らず知らずのうちにドライヤーを長時間使い続けてしまって壊してしまう可能性の方です。
わたしは靴ではありませんが、雨で濡れた防寒グローブをドライヤーで乾燥していてぶっ壊してしまった経験があります。
中々乾かなかったのでおそらく20分くらいは続けて使っていたのですが、いきなり風量が落ちてそのままダメになってしまいました…。
安物のドライヤーだったというのもあるんですが、大切なドライヤーが壊れてしまうのはどうにもいただけません。
かなり慎重に距離を取って休み使うのであれば大丈夫かもしれませんが、どうしてもという場合以外はドライヤーは使用せず、時間はかかりますが新聞紙を使って乾燥させる方法をおすすめしたいと思います!
まとめ
濡れた靴を乾燥機で乾かすこと自体は何ら問題ありませんが、乾燥させる温度と時間には十分注意する必要があります。
ここを疎かにしてしまうと、革靴は縮んでしまい、スニーカーはソールが剥がれてしまうかもしれません。これでは元も子もありませんね…。
ただ、靴に使われている素材に合わせて適切な温度と時間を設定しておけば、乾燥機を使うのは大いにアリです。新聞紙なら10時間くらいかかるところを数時間で乾かすことができます!
コインランドリーの乾燥機はこの点が難しいので、靴の乾燥機は出来るだけ靴専用のものを使うようにしてくださいね!