たけのこを冷蔵庫で保存してみたものの2、3日経つと変色してピンク色になっていたという事がたまにあります。
「これってもう駄目なのかな?」「捨てた方がいいのかしら」と、心配になる方もいらっしゃると思いますが、実はうっすらピンクのままならまだ大丈夫です!
水全体がピンク色に染まり、異臭が出始めたものはさすがにアウトですが…。
そもそも何故たけのこはピンクに染まるのでしょうか?
そこで今回は、「たけのこがピンクになる理由と食べられるかの見分け方」についておまとめしました(*・∀-)☆
たけのこの水煮がピンクになる理由は?詳しく解説!
それではまず、たけのこがピンクになる理由から解説していきたいと思います!
水煮の原料によってはそういう場合もある
食品メーカーの公式サイトによると、たけのこの水煮は原料によって色がピンクに変色してしまう事があるそうです。
まだ開封していないのにピンクの他に白っぽく変色したものや黒ずんだものも紛れている事がありますが、これらは全て品質上問題がないそうです。
加工食品である以上、こうした点は仕方がない事なのかもしれませんのであまり気にしないようにした方が良いでしょう。
たけのこの色素が空気に触れて発色した
実はたけのこは空気に触れると酸化して色がピンクに変色してしまいます。
これは、たけのこに「カルテノイド」や「アントシアニン」という成分が含まれているのが理由です。
【アントシアニン】
カルテノイドはもともと赤系の色素ですし、アントシアニンは空気に触れる赤く発色する特徴をもっています。たけのこが空気に触れてそれらの色素が前に出てくることでピンク色になっていく仕組みです。
また、上記を見ていただいてもわかるように、この成分に由来するピンクは身体に害がないので問題なく食べれます^^
補足ですが、たけのこの根元に浮かび上がっている赤い斑点や突起があります。ものによっては紫や黒になっているものはありますが、あれも上記の成分によって赤くなっています。
あの部分は元々はたけのこが成長する際に根になる部分だったものなので、問題なく食べることができます。
そして、あの部分の色によってたけのこの鮮度を見分けることができたりします。
たけのこが酸化して鮮度が落ちることで、あの部分が赤→紫→黒と変化していくからです。
見た目はちょっと微妙ですが、たけのこの鮮度を知る重要な手がかりなんですね((*´∀`))
長期間の保存で雑菌が繁殖してしまった
上記ではピンクに染まったぐらいであれば食べれると解説しましたが、色素の酸化による変色意外に食べられないピンクもあります。
具体的にはこんな感じです。
そのピンク色がたけのこ色素のものなのか雑菌によるものなのかはよくわかりませんが、どちらにしても変色の他に上記のような異変がある場合はもう食べられません。
すでに雑菌が繁殖してたけのこがダメになっているところまできているので、食べずに処分してください!
たけのこがピンクになるのを防ぐための方法は?
ここまで説明してきた通り、たけのこがピンク色に染まるのはその色素によるものです。
なので、ピンク色にしないためにはたけのこを酸化させないようにすることが大切です(´・∀・)ノ゚
たけのこを酸化させないためには、そのまま放置せずできるだけ早くあく抜きして食べてしまうこと。
そして、あく抜きした後は水にしっかりつけて直接空気にふれないようにしましょう!
また、たけのこには早く処理しないと変色だけでなくどんどんえぐみが増してくる特徴があります。
どちらにしても収穫から時間がたつほど味が落ちるので、早い段階であく抜きするのがポイントです。
たけのこのえぐみ成分についてはこちらの記事にまとめているので、合わせてチェックしてみてくださいね!
参考記事:たけのこのえぐみ成分について!ぬかであく抜きできる理由も解説!
まとめ
以上、たけのこがピンクに変色する理由やその対処法についてお届けしました。
要点をまとめると、
になります(´・∀・)ノ゚
とりあえず、うっすらピンク色になっているくらなら食べても問題ありません^^
それと、繰り返しになりますが、ピンク色の変色意外に異臭や水にぬめりがあるような場合は絶対に食べないでください。
それはもう食べられるような状態ではありませんので…(´Д`。)