唐辛子を使って料理を作る時は決まって中の種を取り除きますが、取る理由について深く調べることはあまりないかもしれませんね。
調べてみたところ、種を取る理由は単純に「見た目と食感を良くするため」でした。
唐辛子の種を食べることで体に害があるというようなことはないようなので、少しくらい食べてしまっても心配しなくて大丈夫です^^
というわけで今回は、唐辛子の種を取る理由などについてわかりやすくおまとめしてみました^^
唐辛子の種を取る理由は見た目と食感の都合!
すでにお伝えした通り、唐辛子の種を取る理由はそのままだた見た目や食感が悪くなってしまうからという単純明快なものでした。
もう少し詳しく解説していきますね!
料理の見た目をよくする目的
料理の見た目は、その味を想像させる重要な要素と言えます。
そして、種が残ったままの唐辛子は、料理に「雑然とした印象」を与えることがあるので注意が必要です。
特に、ペペロンチーノなどの見た目がシンプルな料理では、お皿の中に種が散らばることで見た目が悪くなるのは簡単に想像がつくかと思います(´Д`。)
料理は味だけでなく、視覚的な美しさも重要です。だからこそ、唐辛子の種は取ることが基本となっています。
食感や味が悪くなるのを防ぐ目的
唐辛子の種をかじったことがある人ならわかると思いますが、あの種は小さい上にかたいので非常に口の中を不快にする要素となります。
味辛味についてはそれほど心配しなくても大丈夫なんですが(後述します)、種は焦げやすいのでそのまま加熱すると種が先に焦げて料理に焦げっぽさがプラスされてしまいます。
口の中も不快になるだけでも嫌なのに味まで台無しにされたらたまったものじゃありません。
ね、もう種は取るしかないでしょう…。
その他の理由について
あとはまぁ、最初に種を取っておいた方が調理しやすいとか、かたいので消化に悪そうとか、たまに辛い種が混ざっていて嫌だとか、そんな程度のものでしょうか。
冒頭でもお伝えしましたが、毒があるわけではないのでちょっとくらい食べても全然大丈夫ですよ。そこはご安心ください^^
唐辛子の種を食べるとどうなるの?
結論からお伝えすると、唐辛子の種を食べてもどうにもなりません。ただ、消化はされにくいので、後からそのまま出てきてしまうことが多いと思います。
あと、ちょっと辛いのと、時々結構辛いやつが混ざっているくらいです。
ここまで何度もお伝えしていますが、唐辛子の種に毒はないので、体に害が出るようなことはありません。
なので、唐辛子オイルなどを唐辛子をまるごと使うような料理の場合は、種を取らずに使ってしまっても全然OKです(*・∀-)☆
余談ですが、唐辛子の辛さは種に集中しているなんてことを耳にすることがありますが、実はあれは間違った情報だったりします。
正しくは、唐辛子の種がくっついている白いふわっとしたわたの部分、「胎座」というところなんですが、辛いのはあの部分なんです!
というのも、唐辛子の辛み成分であるカプサイシンが生まれるのがあの白いところなので、当然そこが一番辛くなるわけです。そう考えると納得ですね。
普段わたしたちが使うのはおそらく唐辛子を乾燥させた「鷹の爪」だと思いますが、あれは乾燥しているので白いところがあまり目立ちません。
なので、たまたま白いわたの部分と一緒に食べてしまった種がめちゃくちゃ辛かったので、種は辛いものという認識が広がってしまった可能性が高いのではないかと勝手に考えています。
いずれにせよ、唐辛子の種は食べても大丈夫ということだけでも覚えておいてもらえれば十分です^^
唐辛子の種の使い道は育てて楽しむこと!
唐辛子の種を使い道を考えるなら、やはり自家栽培という形で楽しむのが一番適した活用法になるかと思います。
収穫を目的とする場合は春に種を植えるべきなのですが、実際の食用としてではなく室内で観葉植物として楽しむこともできるので、鑑賞であれば一年中いつでも種まきが行えます♪
また、生の唐辛子を使用している場合は発芽させる前に種を乾燥させる必要がありますが、乾燥した唐辛子である鷹の爪を使用している場合は、そのまま栽培できるので非常に便利です。
具体的な育て方を簡単に説明しておきますね(`・ω・´)ノ
先程お伝えした通り、生の唐辛子の種はまず乾燥させる必要があります。乾燥させた唐辛子を使っている場合はこの工程は不要となります。
ステップ2:水分を与える
種をキッチンペーパーや湿らせたスポンジの上に置きます。
ステップ3:温度管理
種をビニール袋で包み、23℃~30℃の暖かい場所に置きましょう。これにはビニールハウスのように種の発芽を促進する効果があります。
ステップ4:発芽の確認
約1週間後、種の発芽が始まるのを確認できるかと思います♪
ステップ5:植木鉢の準備
発芽した種を土の入った植木鉢に植えましょう。土は水はけの良いものを選んでくださいね!
テップ6:水やり
期的に水を与え、直射日光を避けた明るい場所に置いて育ててあげましょう!
テップ7:成長を楽しむ
毎日少しずつ成長する様子を楽しむのが自家栽培の醍醐味です。大きくなったら、お好みの鉢に植え替えてください。
テップ8:唐辛子の収穫
適切なお手入れをすれば、実際に唐辛子の実を収穫することもできます。もちろん成長した唐辛子は料理にも使えますよ^^
このように、唐辛子の種を使った自家栽培は、料理で使われない部分を有効活用する面白い使い道です。栽培すること自体を楽しめるので、新しい趣味になるかもしれませんね♪
また、栽培する以外だと種と一緒にわたの部分もオリーブオイルにつけておくことで、ピリッとスパイシーなペペロンオイルを作ることも可能です!
この記事のまとめ
唐辛子の種を取る理由は、そのまま調理すると見た目や食感が悪くなるからというシンプルなものでした。
種そのものにはたいした辛味はありませんし、体に害のある成分も含まれていないので食べてしまっても問題ありません。
普通は捨ててしまう部分ですが、もったいないなぁと思うのであれば、ぜひ発芽させて栽培してみてください。
あんなちっちゃな種から芽が出て葉がつく様子を見るのはなんとも言えない満足感がありますよ。なんだかとても良いことをした気分になれるはずです^^
時間はかかりますが、上手く育てれば唐辛子がごっそりゲットできるので、一石二鳥の活用法ではないかと思います(●´艸`)