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大豆粉ときな粉の違いを3分で解説!代用するのはちと厳しい。

糖質制限ブームで一気に脚光を浴びた「大豆粉」。糖質が少なくタンパク質も多めなので糖質制限にぴったりな食品です。実はわたしも大豆粉にはずいぶんお世話になったクチです(もうやめちゃいましたが…)。

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ところで、大豆からできている粉と言えばもうひとつ身近なものがありますよね。そう、「きな粉」です。すっかり大豆粉の影に隠れていますが大豆の粉と言えば昔はきな粉でした。

このふたつ、同じ大豆からできているのにどうして名前が違うのでしょうか?違いが気になりますよね。

はい、そこで今回は大豆粉ときな粉の違いについてわかりやすくおまとめしてみました。

最初にお伝えしておきますが、このふたつは互いに代用できるような間柄ではありません

詳しくは以下で詳しく解説いたします(´・∀・)ノ゚

【2020.2.6追記】

大豆粉とおからパウダーの違いについての記事も書いてみました!

製法の違いについて

大豆のイラスト
大豆粉ときな粉の最大の違いはその製法にあります。

  • 大豆粉 … 生、もしくは低温で焙煎した大豆を粉にしたもの
  • きな粉 … しっかり煎った大豆を粉にしたもの
  • 大豆粉の方はちょっとややこしいんですが、ざっくり言ってしまうと加熱しているかしていないかの違いだと考えてOKです。

    この製法の違いがそのまま使い方や食べ方の違いにつながります。つまり、大豆粉は生(や生に近い)ので食べる前に加熱が必要

    一方、きな粉はすでに加熱されているのでそのまま食べることができるというわけです。

    ※ 最近では加熱されていてそのまま食べられる大豆粉も開発されていますが、そっちのほうがレアな存在です。普通の大豆粉は加熱調理してからいただきましょう。

    食べ方・使い方の違いについて

    繰り返しになりますが、基本的に大豆粉は加熱調理してから使うもの、きな粉はそのまま使うものと覚えてしまいましょう。

    ● 大豆粉は小麦粉の代わり

    冒頭でもちらっと書いていますが、大豆粉の主な使い方としては小麦粉の代用品として用いられることがほとんどです。

    ちょっとレシピを検索するだけでもパンやパンケーキ、クッキーなどのレシピがわんさか出てきます。

    ● きな粉は調味料的な位置づけ

    一方きなこはというと、小麦粉の代用品としてではなく材料に混ぜたりふりかけたりして味をきなこ風味に変えるような使い方がメインです。

    言ってみれば調味料的な立ち位置ですね。わらび餅を考えればわかりやすいでしょう。

    なので、最初にお伝えしたとおり大豆粉ときな粉を互いに代用するのにはちょっと無理があるのです。

    大豆粉は生でふりかけて食べられませんし(混ぜ込んで加熱してもきな粉風味にはなりません)、小麦粉の代わりにきなこを使ってパンを焼いてもなかなか上手に仕上がりません。

    大豆粉に比べるときな粉の方がかなり安いので、代用できるなら経済的にも助かると思うんですが…なかなかそううまくはいかないものですね(-∀-`; )

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    栄養成分の違いについて

    次は栄養成分の違いについてみていきましょう。以下で100グラム中に含まれる栄養成分を比較してみました。

    大豆粉はマルコメさんの大豆粉の成分表示から、きな粉は日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用しています。

    ● 糖質

    大豆粉 … 19.3g
    きな粉 … 10.1g

    ● 脂質

    大豆粉 … 16.5g
    きな粉 … 25.7g
    ● 食物繊維

    大豆粉 … 13.7g
    きな粉 … 18.1g

    ● たんぱく質

    大豆粉 … 41.6g
    きな粉 … 36.7g

    ● カロリー

    大豆粉 … 440kcal
    きな粉 … 450kcal

    同じような見た目なんですが、こうして比べてみると結構違いがあるものですね。

    この中で大きく差があるのは「糖質」「脂質」、そして「食物繊維」です。

    糖質は加熱して水分が抜けている分きなこの方が多いのかと思っていましが、意外にも加熱なしの大豆粉の方が多いことがわかりました(どこかで糖質はきな粉の方が多いと読んだ気がしたんですが…気のせいかな)。

    それなのに脂質と食物繊維はきな粉の方が高いんですよね。う~ん、不思議。

    とは言え、このふたつは一度に食べる量が全然違うと思うので、あまり栄養価を比べても意味がないように思うんですが。まぁ、豆知識として。

    大豆粉を使ってみた感想。

    さて、そろそろ終わりに近づいてきました。ここからはおまけです。

    実際にわたしが大豆粉を使ってみて感じたことを書いてみました。興味があれば参考にしてみてくださいね!

    ● パンケーキはバラバラになりやすい

    生地を作った時点ではわかりにくいんですが、いざフライパンで焼いてみるとこの意味がわかるかと思います。

    何というか生地同士の結びつきが弱く、しっかり火が通っていないとターナーで持ち上げたところでちぎれてしまうんですよね。

    ここは小麦粉の生地と感覚が全然違います。ホットケーキのように大きく作ってしまうと高確率で失敗しますよ(´Д`。)

    ● 表面がすぐ焦げる

    大豆粉の生地はすぐに焦げます。くずれないようにとしっかり火を通すと、今度は表面が真っ黒になるんです。

    脂質が多いのが理由なんだそうですが、これがなかなかに厄介。コツを掴むまでにかなり失敗作を量産してしまいました。

    で、最終的にどうなったかというと、フライパンにフタをして表面を固めるというお好み焼きスタイルにたどり着きました。

    地味ですが効果的ですので、大豆粉でパンケーキを作る時はぜひ試してみてください!

    ● 唐揚げの衣には不向き

    よく唐揚げの衣にも使えて便利!とか見かけますが、あれにはちょっと異議を唱えさせていただきます。

    個人的な感想で恐縮ですが、大豆粉の唐揚げは焦げっぽい上にバッサバサで食べられたもんじゃありません。超まずいです。

    なんでしょうね、食べられる砂(?)をつけて揚げたような感じでした。

    よくわからない例えで申し訳ありませんが、とにかく唐揚げに大豆粉はまったくおすすめできません。太っても良いのでわたしは片栗粉を使います。

    まとめ。

    おつかれさまでした。最後にちょっと脱線してしまったので、大豆粉ときな粉の違いを箇条書きでまとめておきましょう!

  • 大豆粉は生の成分を残して粉末にしたもの
  • きな粉はしっかり煎った大豆を粉末にしたもの
  • きな粉はそのまま食べられるが大豆粉は加熱が必要
  • 大豆粉は小麦粉の代用品として使われることが多い
  • きな粉は風味を変える調味料的な使われ方が多い
  • 互いに代用するには不向き
  • 糖質は大豆粉の方が多い
  • 食物繊維はきな粉の方が多い
  • はい、こんな感じです。

    原材料は同じですが、使い方も風味も違うのでこのふたつは別物と考える方が良さそうですね。代用もしにくいですし。

    以上、大豆粉ときな粉の違いについてのおまとめでしたε-(´∀`*)

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