この記事では、片栗粉がゼリー状になってしまう原因や対処法についてまとめています!
片栗粉といえば、いろんな料理で使うことが多く、誰しもが一度は利用したことがある材料ではないでしょうか。
しかし、使う頻度が多いからこそ、片栗粉がゼリー状になってしまい、料理が微妙な仕上がりになってしまったなんて経験もあるかと思います。
ひどい時には、塊になってしまうことさえありませんか?
このように片栗粉がゼリー状や塊になってしまう原因はいくつかあって、分量や温度、片栗粉の入れ方など様々です。
でも、実は片栗粉をゼリー状やダマにしないコツってほんの少しの工夫だけなんですよ!
そのコツを抑えておくだけで、片栗粉がゼリー状になってしまうのを防ぐことができるんです^^
ここでは、片栗粉がゼリー状になってしまう原因とその対処法、そしてダマにしないコツも併せて紹介していきますね(*・∀-)☆
片栗粉がゼリー状になってしまう原因は?
うまくとろみが付かず、片栗粉がゼリー状になってしまう原因はいくつかあります。
ここでは、その中でも失敗しがちな原因の3つを説明していきますね!
水分が少ない
1つ目は水分の少なさです。
基本的には片栗粉と水は1:2の割合で作るようにしましょう。
目分量でこの割合を適当にしてしまうと、料理に入れた時にゼリー状になったり、逆にシャバシャバな状態に仕上がったりしてしまいます。
基本的なことですが、大事なことなので忘れずないようにしてくださいね^^
温度が高い
2つ目は、水で溶いた片栗粉を料理に入れる時の温度です。
この温度が、高過ぎるとうまくとろみが付かず失敗してしまいます。
片栗粉は60℃を超えたあたりからでんぷん質が固まりだし、これを均一に混ぜることでキレイに「とろみ」が付いた状態に仕上がります。
しかし、高温に熱した状態のところに水溶き片栗粉を入れると、入れたその瞬間から固まり出すので、ダマになったりゼリー状になってしまい、失敗してしまいます。
料理中だから高温なのは当たり前でしょ!?と思われがちですが、この点に関しては一工夫するだけで失敗を回避できますので、後ほど解説していきます!
一気に入れている
最後にもう一つ、見直しておきたいのが水溶き片栗粉の入れ方です。
酢豚や八宝菜、麻婆豆腐など料理自体に具材が多い場合、その具材の上から水溶き片栗粉を入れていませんか?
もしくは、一気に流し入れたりはしていませんか?
具材の上にかけてしまうと、ゆっくりと火を通しながら混ざるはずの片栗粉と水分が、上手に混ざらずゼリー状になる原因を作ってしまいます。
また、片栗粉を一気に入れてしまうと一箇所に大量の水溶き片栗粉が集中するので、そこに熱が加わると片栗粉がゼリー状になってしまいます。
入れ方次第で、簡単にこの悩みも解決できますよ。こちらも後ほど、詳しく解説していきますね^^
片栗粉をゼリー状から戻す方法はあるの?
残念ながら一度ゼリー状になってしまった片栗粉は元に戻すことは困難です。
ですが、いくつか試してみる価値のある方法がありますので、いくつか紹介していきますね!
ザルですくって裏ごしする
片栗粉がゼリー状になってしまった場合は、そのゼリー状の部分をすくってザルや茶こし等で裏ごししてみましょう。
ただ、全体としてのとろみが足りなくなる場合があるので、再度水溶き片栗粉を作ってとろみを調整する必要があります!
さらに煮詰める
少々力技ですがさらに煮詰めるという方法もあります。
しっかり煮詰めることで、ゼリー状やダマになった片栗粉が多少溶けてくれることがあります。
ただ、料理自体も煮詰まってしまい味が濃くなってしまうので、ゼリー状になった部分だけを小鍋に移して煮詰めるやり方がおすすめです。
どちらにしても手間がかかりますし、味やとろみの調整が必要になってしまうのが難点ですね(-∀-`; )
これらを試したからと言って完全に復活するわけではありませんが、やらないよりはましだと思います。
すでに片栗粉がゼリー状になってしまったお料理が目の前にあるなら、一度試してみてくださいね!
片栗粉がダマにならないためのコツを紹介!
それでは、片栗粉がゼリー状にならないためのコツを紹介していきます!
ひとつめの見出しで説明した原因の補足的な内容になります^^
しっかり混ぜる
基本中の基本ですが、水と片栗粉をしっかりと混ぜ合わせておくことは最も大切です。
片栗粉自体に水分を含ませ、熱が加わることでとろみが付きます。
しかし、片栗粉と水がしっかりと混ざり合っていないと水分不足になってしまい、片栗粉のダマができやすくなってしまいます。
料理に入れる直前にしっかりと混ぜ合わせて、入れるようにしましょう。
火力を一度下げる
2つ目は、水溶き片栗粉を入れる時に火力を一度下げてから入れるということ。強い火力が必要な中華料理にとりみをつける場合は特に意識してみてください!
水溶き片栗粉が固まりだすのは60℃が目安です。
先程お伝えした通り、グツグツと煮立っている所に入れると、その瞬間から固まりだしでしまうので上手にとろみをつけることはできません。
沸騰直前の温度が60℃と言われているので、それくらいの温度になったタイミングで入れるようにしましょう。
ただ、そう言われても60℃がよくわからない!という方もいるかと思います。
そんな時は、思い切って一度火を止めてしまうのもアリです。そうすれば、片栗粉が一気に固まってしまうというような事態は回避できます。
ポイントは、「高温の場所に入れない」という事です。
水溶き片栗粉を入れてから、再加熱しても料理には影響ありませんから、どうしてもゼリー状になってしまうという時は試してみて下さい^^
少量ずつ何回かに分けて入れる
最後は、片栗粉の入れ方にポイントがあります。
用意した水溶き片栗粉を、少量づつ何回かに分けて入れてみましょう。
その時に、一箇所に入れるのではなく、具材などがあれば中央に寄せて、お鍋の中を回し入れるようにするのもポイントです!
少しづつ入れる事で、とろみが均一になり片栗粉がダマやゼリー状になるのを防いでくれます。
補足ですが、その時は菜箸ではなく木べらやお玉などを使うと効率的です。
菜箸だと偏りが出てしまう所も、面が広い木べらやお玉であれば、まんべんなく混ぜやすくなりますので^^
まとめ
以上、片栗粉がゼリー状になる原因と対処法についてお届けしました!
片栗粉は、どんな料理にも使える万能な材料なんですが、少しのミスで料理自体を台無しにしてしまう可能性もあります。
最後の最後で失敗してしまうと、かなり落ち込んでしまいます…。
ですが、片栗粉を入れるタイミングや方法、分量などのコツを掴めば、この失敗を防ぐことが出来るのです!
料理に慣れていないと、失敗してしまうこともありますが、基本を覚えてしまえば後はとってもラクですよ^^
ぜひコツを掴んで片栗粉を上手に活用してみてくださいね!