1月7日は七草粥の日ですね。1年の無病息災への祈願が目的とされる七草粥をご自宅で手作りされる方は多いことでしょう。
ところで、お粥には濃さによって種類があり、その中では全粥や五分粥が一般的なところです。
そこで、「七草粥は、全粥と五分粥のどっちで作るのが正解なの?」と疑問に思う方もおられるのではないでしょうか。
結論を言いますと、ズバリ、正解はありません(〃ノ∀`〃)!
七草粥にはお正月料理で疲れた胃を休めるという意味もあるので、その意味からすると五分粥が良さそうです。
とは言え、食べる人の好みや年齢などによって決めても全く問題ありません。
詳しくは本文で解説していきますので参考にしてみてくださいね♪
また、記事後半では全粥と五分粥どちらの作り方も簡単に紹介しているので、ぜひ最後まで呼んでいってください(*・∀-)☆
七草粥は全粥と五分粥どっちの柔らかさで作るべきか問題!
冒頭でもお伝えしましたが、本来の意味を重視するなら五分粥ということになります!
七草粥には、正月料理で疲れた胃を休めるという意味があります。
胃を休めるためには、消化に良いものを摂ることが大切であり、そうすると、水分が多く柔らかい状態である五分粥は理にかなっています。
一方、食感や味を重視するなら全粥の方がおすすめです!
全粥は、五分粥より水分が少なく、どちらかというとご飯に近いため、お米そのものの食感と旨味をより感じられるものです。お米と七草がよくなじむのも全粥でしょう。
あとは、年齢に合わせて作ることも大切です。
乳児のお子さんやお年寄りの消化機能や飲み込む力、噛む力は弱いことが多いため、噛まずに飲み込めて胃に優しい五分粥がおすすめです。
このように七草粥はそんなに難しく考える必要はなく、食べる人に合わせて作れば良いとわたしは思います(●´∀`)ノ
七草粥を作る前に!全粥と五分粥の違いをおさらいしよう!
七草粥作りに取りかかる前に、全粥と五分粥の違いについておさらいしてみましょう。
両者の違いは、「炊く時の水の量」です!
以下の表が、各お粥でのお米と水の割合となります(`・ω・´)ノ
お米の割合 | 水の割合 | 倍粥表記 | |
全粥 | 1 | 5 | 5倍粥 |
七分粥 | 1 | 7 | 7倍粥 |
五分粥 | 1 | 10 | 10倍粥 |
三分粥 | 1 | 20 | 20倍粥 |
いかがでしょうか?
例えば、全粥であれば、お米1カップあたり水を5カップ使うということですね。
ここでの「分」の意味は、お粥全体における「全粥の割合」です。
例えば五分粥は、水の量は全粥と比べて2倍になるため、全粥の割合としては2分の1、つまり5割ということです。
さらに注意したい点は、「分」ではなく「倍」の文字を使って、「〇倍粥」という表記の仕方もあるということです。
これは、「お米の量の何倍の水を入れるか」という意味になります。
例えば、五分粥はお米の10倍の量の水を入れるから、10倍粥ということになります。
「分」と「倍」を見比べると、ちょっとややこしいですね(-∀-`; )
混同しやすいのは「五分粥」と「5倍粥」ですが、水の量が全く違うのでレシピを見て作る際には、どちらの表記になっているのかに気をつけてくださいね!
七草粥の簡単な作り方!全粥と五分粥どっちも紹介!
七草粥はレシピによって材料の使用量や煮込み時間に差があります!
今回ご紹介するのは、様々な資料を参考にしながらわたしが実際に作ってみて、整理した作り方となります((*´∀`))
全粥の七草粥の作り方
【材料:軽くお茶碗4膳分】
【作り方】
② 鍋にお米と水を入れ、強火で点火
③ じっくり煮込む
沸騰したら弱火にし、焦げつき予防のために一度底からすくいあげるように優しく混ぜた後、フタを少しずらして煮る。
目安は40分位です。吹きこぼれに注意しましょう(´・∀・)ノ゚
⑤ 七草下処理をする
炊いている間に、七草の準備をします。
七草をサッと洗い、カブと大根は切って葉と根を分け、根の部分を薄いイチョウ切りにしましょう。
⑥ 七草を下茹でする
塩を入れた水を沸騰させ、まず根の部分を茹で、3分位経って柔らかく煮えたらザルに引き上げる。
そのお湯に葉の部分を入れ10秒程度で引き上げ、冷水に入れたら、絞って1cm程度に刻む。
⑦ お粥と七草を混ぜて蒸らす
味見をし、ちょうどよい柔らかさであれば火を止める。
目安は、上澄みがなくなった頃。塩と七草を加えて混ぜ、5分程度蒸らして完成!
五分粥の七草粥の作り方
五分粥の場合、全粥と違うのは、食材の使用量と煮込み終わりの目安です。
【材料:軽くお茶碗4膳分】
【作り方】
作り方の流れは同じです。
煮込み終わりの目安は、お粥と上澄みが半々位になった頃ですが、大体で大丈夫です。
※ 我が家で作りやすい4膳分でご紹介しましたが、ご家族の人数に合わせて作る量は調整してくださいね!
その場合は、水の量や煮込み時間が変わりますので調整をお願いします(*´ε` *)
美味しく作るポイント!
七草粥を煮込む時間は、分量や濃さ、そしてお好みの柔らかさによっても違います。
また、鍋の材質や弱火の加減なども影響するでしょう。このあたりはお粥の様子を見て味見しながら調整するようにしてください。
そして、七草を茹でる際は、サッと湯に通す位のほうが香りや色味、栄養素をキープできます。
また、お粥を鍋の中で混ぜすぎると粘りが出て食感が落ちます。
(筆者は、途中でグルグル混ぜすぎて失敗したことがあります)
「混ぜる時は少しだけ、そして優しく」が美味しく仕上がるコツです(●ゝ艸・)
まとめ。
いかがでしたでしょうか?
七草粥の濃さは、正解がないので、食べる人の年齢や好みに合わせつつ、その日の気分や体調によって決めてもいいですね。
今回改めて全粥と五分粥を作り、食べ比べた結果、私が好きなのは、お米の粒の食感が感じられる全粥だということが判明しました(笑)。
あなたは、お米の旨味や食感が楽しめる全粥がいいですか?または、もっとアッサリしていてトロトロな五分粥を選びますか?
年に1度の美味しい七草粥で、胃を労わってあげましょうヽ(*´∀`)ノ