松茸のことを調べていると、ふと「白松茸」という言葉が目に入ってきました。
わたしは最初、アメリカ産やカナダ産の色白の松茸のことをそう呼ぶのかなと思っていましが、よくよく調べてみると、それら外国産の松茸とはまた別のキノコが存在することがわかりました。
そのキノコの名前は「モミタケ」。北海道を中心に採れる食用キノコで、地元では「サマツ」とも呼ばれているそうです。
ということで今回は、このモミタケについてわかりやすくおまとめしてみました。この記事を全部読めば、モミタケの特徴・値段・食べ方について理解できます(´・∀・)ノ゚
モミタケの特徴&松茸との違いをおまとめ!
モミタケは白松茸と呼ばれている通り、全体の色が白いのが特徴です。しかし、松茸のような強い香りは持ち合わせておらず、どちらかというと食感を楽しむキノコのようです。
この点でいえば、エリンギのようなキノコですね。
こんな風に書くと白松茸とは名ばかりで関係ないじゃないか!と思うかもしれませんが、すごく大きなくくりで見るとちょっとだけ関係あります。
キノコの種類分けには段階があって、○○目・○○科・○○属のような感じで分類されていますが、この分類で見ると「ハラタケ目」が一緒なのです。
白松茸(モミタケ)ハラタケ目・オオモミタケ科・モミタケ属
ちなみに、属まで同じなら仲間と呼べるみたいですが、残念ながら目までなので仲間とは言えなさそうです。キノコの仲間とは呼べますが(´Д`。)
※ 参考元によってはモミタケの科がキシメジ科になっていることが多々ありました。
専門家ではないのでどちらが正しいか判断できませんが、もしキシメジ科が正しいのであれば属が違うだけで科まで同じことになります。ここまでくれば割と近いですね。
あと、松茸とモミタケは生える場所が違います。
松茸はご存じの通りアカマツの根本に出てきますが、モミタケは主にモミの木の根本に出てきます。名前の通りですね(●´▽`)
※ モミタケはモミの木以外にもアカマツ・トドマツ・エゾマツの根本にも出てくるそうです。
余談ですが、モミタケにはオオモミタケという仲間がいて、こちらはその名の通りモミタケを大きくしたようなキノコです。
食べられはしますが、味は粉っぽくあまりおいしくないそうです。
白松茸の値段は買い方によって違う!
せっかくなので、モミタケの値段についても調べてみました。
白松茸と呼ばれるくらいなので、そこそこ値段は張るのかなと思っていたのですが、意外に安い値段だったので驚きました。
わたしが画像で確認できたのは、北海道の道の駅にある農産物直売所での値段です。パック入り3本で650円の値札シールが貼られていました。松茸の値段と比べると雲泥の差ですね。
しかしこのモミタケ、通販になると値段が跳ね上がります!
楽天で箱入りのモミタケを見つけましたが、こちらは1,000gで8,500円の値段がついていました。
モミタケの大きさが違うので本数では比較できませんが、ちょっと値段の差が大きすぎるのでは?と感じました。
ここからはわたしの個人的な意見ですが、モミタケは農産物直売所などの店頭販売で買うのがお得なのであって、わざわざ通販で取り寄せるようなキノコではないのかもしれません。
だって、松茸の香りはしませんから(-∀-`; )
どうしてもという場合は、メルカリで購入する手もあります。個人売買なのでちょっと不安な部分もありますが、楽天のものと同じくらいの量で3,000円くらいまで下がります。
白松茸の食べ方は松茸と同じで大丈夫!
モミタケの食べ方に関しては本家の松茸とほとんど同じです。なので、松茸料理のレシピを見て、松茸部分をモミタケに置き換えれば良いでしょう。
王道の食べ方を挙げるなら、炊き込みご飯やお吸い物が鉄板です。あ、天ぷらにしてもおいしいようです。和食以外であれば、オムレツ・パスタなどにも合いそうですね。
下処理も簡単。石突を切ってから水洗いで汚れを落とし、好みの大きさにカットすればOKです。もともと香りの弱いキノコなので、水洗いをおそれることもありません。
ひとこと。
おつかれさまでした。これで白松茸についてはばっちりですね!誰かに質問されても自信満々で答えられるでしょう。
わたしは関西圏に住んでいるので、今まで一度も白松茸を見たことがありませんが、機会があればぜひ一度食べてみたいなと思いました。
あぁ、どっか近くの道の駅で白松茸が売ってたりしないかなぁ~と密かに期待している今日このごろです(*´ε` *)