みんなが大好きな牛肉料理の定番、ローストビーフ。パーティーやお正月など、特別な日にテーブルを彩る人気メニューです。
最近はローストビーフを手作りする人も増えているようですが、そこで気になるのが使う牛肉の部位。一重に牛肉といってもモモとかロースとか色々ありますよね。
ローストビーフの手作りレシピを見るとモモ肉を使うものが多いようですが、肩ロースで作ってはいけないのでしょうか?
牛肩ロースはブロック肉だと固くなりやすいイメージがあるのでローストビーフには向かないイメージがあります。
実はローストビーフは肩ロース肉を使っても美味しく作れるんです!ただ、柔らかくするためにはちゃんと肩ロースの性質にあった調理をする必要があります。
ということで今回は、「牛肩ロースが硬くなる原因と美味しくローストビーフを作る方法」についてご紹介します!
記事後半では、ローストビーフにおすすめの牛肉の部位やローストビーフが固くなってしまう原因についても解説しています!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
ローストビーフを肩ロースで作ると固いの?
まずは牛の肩ロース肉が固くなりやすい理由と、うまくローストビーフにするポイントについて解説します。
肩ロースが硬くなりやすい理由
牛肩ロース肉は牛の肩のあたりの肉です。牛肉の中でもかなり大きな部位で一頭の牛から20kgほどとれます。
大きな部位のため同じ肩ロースでも場所によって肉質に違いがあり、胸に近い部分の肉ほど柔らかく、首に近い部分の肉ほど固くなります。
また、肩ロースは全体的に脂肪繊維質という繊維の部分が多く、この部分が加熱した際に残ってしまうと肉が固くなります。
肩ロースでもちゃんと作れば柔らかくなる!
肉の性質上固くなりやすい肩ロース肉ですが、決してローストビーフに向いていないわけではありません。
むしろ肩ロース肉は味わいが深く、赤身と脂肪のバランスも良いのでうまく調理すればとても美味しいローストビーフができます。
肩ロースの短所である固さも時間をかけて低温で加熱することで、肉の繊維がほぐれて柔らかくなっていきます。
詳しくは肩ロースを使ってローストビーフを作る方法を紹介した動画があるので、参考にしてみて下さいね^^
ローストビーフにおすすめな部位はどこ?
これからローストビーフを作ろうと考えている人のために、ローストビーフに特におすすめの牛肉の部位を紹介します。
モモ
ローストビーフといえばモモ肉というイメージですが、モモ肉の中でも特にうちモモ肉が柔らかくておすすめですよ!
モモ肉は脂肪が少なく、赤みが多いのでさっぱりとした柔らかいローストビーフになります。失敗しにくいので初めてローストビーフを作る人におすすめの部位です。
ヒレ
ヒレ肉は牛肉の中でも赤身が多く肉質が柔らかいのが特徴です。
肉の味が濃く、柔らかいのにしっかりとした食べ応えがあるローストビーフになります。
牛肉で一番高価な部位なのでなかなか手が出しにくいですが、特別な日のご馳走にぴったりです。
サーロイン
ステーキのイメージが強いサーロインは、実はローストビーフにしても美味しい部位です。
特に脂肪の少ないアメリカ産のサーロインを使ったローストビーフは柔らかく適度に脂が乗ります。
サーロインは比較的安く買えるので、ぜひローストビーフを作ってみて下さい。
ローストビーフにおすすめの牛肉の部位を3つ紹介しました!
それぞれの部位によって味や食感の良さは異なりますが、初めてローストビーフ作りに挑戦する人には、やはり定番のモモ肉をおすすめします(●´∀`)ノ
ローストビーフが固くなる原因として考えられるのは?
ここでは肩ロースに限らず一般的にローストビーフが固くなる原因として、考えられる理由を紹介します。
切り方が間違っている
出来上がったローストビーフをスライスする際に切り方が間違っているとお肉が硬くなってしまいます。
ローストビーフをスライスする際には、肉に走っている繊維に垂直になるように包丁を入れるのがポイントです。
もし繊維に並行に包丁を入れてしまうと、食べた時に硬い繊維が口の中に残ってしまします。
ローストビーフのカットは繊維を断つことが、柔らかくスライスするコツです。
焼き過ぎ
加熱の際に肉に火を通し過ぎてしまうと、肉のタンパク質が硬くなってしまいます。
ローストビーフ作りは温度が非常に大切になってくるので温度調節を慎重に行ってください。
加熱をやめた後も余熱で火が通っていくので初めて作るときはレシピの温度や分量、加熱時間をよく守って下さい。
肉を常温に戻してから調理していない
意外と見落としがちですが、ローストビーフのレシピには準備の段階で「牛肉は冷蔵庫から出し、室温に戻しておく」という指示がある場合が多いです。
先ほども説明した通り、ローストビーフ作りでは温度が重要です。
もし冷蔵庫から出した冷たい牛肉を使ってしまうと、肉の中まで十分に火が通らなかったり、焼きムラができてしまいます。
肉に焼きムラがあると肉の食感が固くなってしまうので、ローストビーフを作るときは牛肉を室温に戻すのを忘れないようにして下さい。
ひとこと
いかがだったでしょうか((*´∀`))
牛の肩ロースは安く販売されていることが多いので、ローストビーフに使えるのは嬉しいですね。高級なイメージのローストビーフがグッと身近になりそうです。
モモやヒレ、サーロインで作ったローストビーフと味や食感がどう違うのかも気になりますね。
ぜひいろいろな肉でローストビーフ作りに挑戦して、お気に入りの肉の部位を見つけてみて下さい♪