今回は、かぼちゃの皮は食べれるのかどうかについて、分かりやすくおまとめしてみました^^
かぼちゃは焼いたり、煮たり、揚げたりと様々な料理方法で楽しめ、味も甘味が強いため、老若男女に愛される食材ですよね。
しかし、かぼちゃを調理する時に、皮が変色していたり、ぶつぶつした物がついていたりと少し抵抗のある見た目をしているので、食べることに戸惑う方もいると思います。
実は、かぼちゃの皮の変色は「成長の過程で日光があたらなかった部分」に起こり、ぶつぶつは傷が「自己修復したあと」なんです。
そのため、かぼちゃの皮は変色やぶつぶつがあっても問題なく食べれるのです!
また、皮も一緒に食べることにより、かぼちゃに豊富に含まれる栄養素も余すことなく摂取することが出来ます。
この記事では、かぼちゃの皮が食べれる理由と併せ、かぼちゃに含まれる栄養素や皮を食べる上で気になる農薬について、皮を一緒に美味しく食べるコツついて紹介します。
かぼちゃを調理するときの参考にしていただけたら嬉しいです(*・∀-)☆
かぼちゃの皮は食べれる!栄養価についても解説!
冒頭でも軽く触れましたが、表面に変色やぶつぶつがあってもかぼちゃの皮は食べれるため、豊富に含まれる栄養素も余さず摂るためにも一緒に食べてしまうことをおすすめします。
この項目では、かぼちゃの皮に変色が起こる理由に加え、かぼちゃに含まれる栄養素についても紹介します!
まず始めにかぼちゃに変色が起こってしまう理由ですが、前述した通りこれは傷んでいるからではありません。
かぼちゃは日光に当たることによって表面が緑色に変化していくのですが、実が重くなって実が地面につくようになると、その部分には日が当たらなくなってしまいます。
そうなると、かぼちゃは元の色のまま緑色へ変化が出来ずに、他の部分の色と異なってしまうというわけです。
品種によっては、追熟が進むことによって茶色くなる種類もありますが、こういったかぼちゃも、皮は問題なく食べられる上、味も甘味が増して美味しいと言われています。
また、かぼちゃは甘くて食べやすい食材ですが、栄養素がとても豊富に含まれている緑黄野菜であるという点も見逃せません。
かぼちゃに含まれる栄養素の中でも、多く含まれるのが「β-カロテン」という栄養素です。このβ-カロテンは体内で必要な量だけ「ビタミンA」に変化します。
ビタミンAには強い抗酸化作用があるため、免疫力の強化や老化防止や美肌効果など、たくさんの嬉しい効果が期待出来ると言われています。
また、他にも、体内の余分な水分を排出しむくみなどに効果的なカリウムや、美肌に必要不可欠なビタミンC、便通をよくして体内の老廃物を外に出す手助けをしてくれる食物繊維などの嬉しい栄養素が多く含まれています。
特にかぼちゃの皮には、先ほど紹介したβ-カロテンと食物繊維が特に多く含まれるため、一緒に食べることでこれらの栄養素を無駄なく摂取できます。
しかし、そんな嬉しいことの多いかぼちゃの皮ですが、1つ難点があります。
それは、柔らかく煮ても硬さが残ってしまうため、離乳食には向いていないという部分です。
なので、もし離乳食にかぼちゃを使用する場合には、しっかりと皮を剥いてから使用するようにしてくださいね!
かぼちゃがぶつぶつで皮が汚いように見える理由
前の項目で、かぼちゃの皮の変色についてはお伝えしましたが、かぼちゃの皮にぶつぶつしたかたいものがついていたり、かぼちゃの皮が汚いように見えることがあります。
このぶつぶつの正体は「ガンベ」と言って、人間で言うとかさぶたの様なものなんです。
ガンベはかぼちゃの生育の過程で傷がついてしまった時や、急激な成長に耐えられず実が割れてしまった時に、内部を守るためにかぼちゃ自身が自己修復を行い、その結果として出来たものなのです。
そのため、ガンベは食べごろを判断する合図になることもあります^^
ガンベ自体は問題なく食べることが出来ますが、見た目はあまりよくないことに加え、修復を行っていることから「周りの皮と比較するとよりかたい」という特徴があります。
なので、食感を大事にする場合には取り除いたり、なるべくガンベのついていないかぼちゃを選ぶのがポイントです^^
かぼちゃの皮に農薬は残っているのか調べてみた
かぼちゃの皮が食べれると知って次に気になるのは、皮についた「農薬」ですよね。
スーパーに並んでいるかぼちゃは、店頭に並ぶ前に水洗いされているため、少量の農薬は残っているものの、国の定めた農薬の基準をクリアした状態で売られています。
なので、かぼちゃを洗って皮ごと食べることに問題はありません。
とは言え、完全に農薬が落ちているわけではないので、皮を食べる場合には調理前にしっかりと「流水で洗う」ことをおすすめします。
洗うときには、スポンジやたわしを使用して皮が少し剥けるまでしっかりと洗うとさらに安心です^^
もしそれでも農薬が心配な場合には、皮を部分的に少しずつ切り落としてから「下茹で」すると良いでしょう。
下茹ですることで農薬がお湯に溶けだすので、かぼちゃの皮に含まれる農薬をかなり減らすことができますよ(´・∀・)ノ゚
かぼちゃの皮を美味しく食べるためのコツを伝授!
ここまで、かぼちゃの皮を一緒に食べることをおすすめしてきましたが、やっぱり実の部分と比べるとかたさが残り、食感が苦手な人もいるかと思います。
かぼちゃを皮の部分まで美味しく食べるコツとしては…
ことで、皮の部分も食べやすくなります。
ガンボは前の方の項目でもお伝えした通り、加熱してもかたさが残る部分のため、食べられますが切り落としてしまう方が良いでしょう。
また、包丁などで薄く皮を剥いたり、部分的に削ることによって、皮が硬く感じる部分が少なくなるとともに、味の染み込みも良くなります。
煮るときには、皮を下にすることにより、火を入れると同時にしっかりとに煮汁の水分を吸わせられ、柔らかく仕上げることができますよ♪
まとめ
今回は、かぼちゃの皮は食べれるのかどうかに加え、変色やぶつぶつの原因などについてお届けしました!
かぼちゃの皮が変色する理由は、成長過程で日光が当たらない場所が出来ることで、日に当たらなかった部分が元の色のまま変化しなかったことが理由です。
また、ぶつぶつした部分は成長するうえでついた傷や、急成長時に割れてしまった場合にかぼちゃ自身が中の実を守るために修復を行ったあとになります。
色が違っている部分やガンボはかぼちゃが傷んでいるわけではないので、皮も問題なく食べれるのですが、ガンボは煮つけても硬さが残るので、切り落としてしまう方が良いでしょう。
また、皮を一緒に食べる場合に心配になる農薬も、スポンジやたわしを使ってしっかりと洗うことでさらに安心して食べることができます!
かぼちゃの皮を食べるかどうかで迷った時の参考になれば嬉しいです^^