お正月になると食べたくなるお餅。
海苔で巻いた磯部巻きやきなこ餅も美味しいですが、お餅にすり下ろした大根とお醤油を絡めていただく「からみ餅」もさっぱりしていて美味しいんです。
白いお餅に合わせたみぞれのような大根おろしが食欲をそそります(●´艸`)
実はこのからみ餅、日本の至る所で昔から食べられているお餅の定番メニューのようです。
ということで今回は、「からみ餅が食べられている地域やからみ餅という名前の由来、基本のからみ餅の作り方」についてご紹介します!
からみ餅を食べる地域と由来についておまとめ!
まずはからみ餅の主な特徴や食べられている地域、名前の由来についてまとめました。
からみ餅が食べられている地域
からみ餅のようにお餅に大根おろしをかけて食べる地域は全国各地に存在しています。
中でも関東、東北、北陸、近畿あたりの地域は至る所で見受けられる食べ方のようです。
ただ、「からみ餅」という名称は主に関東の埼玉県周辺の地域で呼ばれてきた呼称のようです。
他の地域では「おろし餅」「みぞれ餅」といった名称で呼ばれることもあるようです。
からみ餅の由来
この「からみ餅」という名称はどこからきているのでしょうか?
諸説あるようですが、関東地方周辺での呼称からみ餅の「からみ」とは大根おろしのピリッとした「辛味」から来ている名前という説が有力です。
そのため「からみ餅」を「辛味餅」と表記することもあるようです。
からみ餅の特徴
地域によって若干の違いはあるものの、基本的にからみ餅はお餅に大根おろし合わせたものを指す名称です。お餅は焼き餅ではなく、つきたての柔らかいお餅を使います。
地域や家庭によってはさらに唐辛子やかつお節、刻みネギなどを加えるところもあるようですね。
甘いあんこ餅やきなこ餅などと違い、大根おろしの辛さが効いた大人の味がクセになる美味しさです。
先程もお伝えしましたが、大根おろしをかけることから「おろし餅」と呼んでいる地域もあるようです。
からみ餅の効用
実はこのからみ餅、美味しいだけではなく美容やダイエットにも効果的な一面を持っています。
もち米から作られるお餅は炭水化物のためカロリーや糖質が気になる食材ですが、低カロリーな大根おろしと合わせて食べることでカロリーの摂取量を抑える効果が期待できます。
さらにそれだけはでなく、大根おろしに含まれる豊富な食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑えたり、脂肪の吸収を防ぐ働きをしてくれると言われています。
また、大根の辛味成分には抗酸化作用や血液をサラサラにする作用もあるそうです。
お餅なのでダイエット向けとは言えませんが、からみ餅はお餅の食べ方の中ではいくぶんマシな食べ方だと言えます(●´∀`)ノ
誰でも作れる簡単なからみ餅の作り方をご紹介!
美味しくて美容健康にも良いからみ餅。ここまでの話を聞いたら実際に食べてみたくなりますよね。
からみ餅には本来つきたてのお餅を使うことが多いのですが、流石におうちでつきたて餅を用意するのは難しいですよね。
でも大丈夫!おうちにある「切り餅」で簡単につきたてのお餅を再現する方法があるんです!
ここからはおうちで簡単にできるからみ餅の作り方と、美味しく作るポイントについてご紹介します((*´∀`))
【からみ餅の材料(一人分)】
【作り方の手順】
② 水気が切れたら大根おろしに醤油とかつお節を加え、混ぜる。
③ 餅を耐熱性の容器に入れて、餅がかぶるくらいの水を入れる。
④ ラップをせずに電子レンジ500wで2分30秒加熱する。
⑤ 餅を電子レンジから取り出したら、1を加える。
【作る際のポイント】
大根おろしは大根の上の方を使うと甘く、下の方を使うと辛くなります。お好みで使う大根の辛さを調整してみてください。
● 鰹節で旨味をプラス!
かつお節を少し加えることで味に深みが増しますよ♪
● やけどに注意!
電子レンジから餅を取り出す際には、湯気で火傷しないように気をつけましょう!
以上がおうちで簡単にできるからみ餅の作り方です。電子レンジで簡単に作れるのでぜひ試してみてくださいね。
かつお節以外にも七味や刻みネギ、青のりなんかを足しても美味しいですよ(●´艸`)
ひとこと。
からみ餅は美味しいだけでなく、美容効果もあるとは驚きでしたね。
ここで紹介したレシピ以外にも全国各地に大根おろしを使ったお餅の食べ方があるようなので、もし気になったらぜひ試してみてくださいね。
お餅には定番のお醤油やきなこもいいですが、たまにはさっぱりと大根おろしとお醤油でいただくのもいいですよ(*・∀-)☆