公園や道端でよく見かける松ぼっくり。コロンとしていてとても可愛らしいですよね。
近年のDIY人気の影響もあって、松ぼっくりを使って手作りのリースやオーナメントを作りたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
実は工作などに拾ってきた松ぼっくりを使用する際には、一つ絶対に注意しなくてはいけないことがあります。
それは虫です。
一見何もついていないキレイな松ぼっくりでも、小さな虫の卵などがついている可能性があるのです。
松ぼっくりをお部屋に飾っていたら知らぬ間に虫が…なんてことになったら嫌ですよね。
でもご安心ください。松ぼっくりをおうちで簡単に防虫処理をする方法があります。
それは熱湯を沸かした鍋で煮沸消毒するという方法です。ちなみに熱湯をかけるだけでは不十分なのでご注意ください!
ということで今回は、「松ぼっくりの下処理をする方法とその際の注意」点について解説します(ノ `・∀・)ノ゙
松ぼっくりを熱湯で煮沸消毒する方法を解説!
冒頭でもお話しした通り、松ぼっくりの防虫対策には煮沸することが一番確実です。
熱湯で茹でることで松ぼっくりの中に潜む虫や卵を処理することができます。
松ぼっくりの煮沸消毒についてはこちらの動画を参考にしてみてください(´・∀・)ノ゚
① 松ぼっくりの汚れを落とす
松ぼっくりはきれいに見えても小さな汚れがたくさんついています。
小さなブラシなどを使って掃除しておきましょう!
② 松ぼっくりを鍋で煮沸する
鍋に水と松ぼっくりをいれて火にかけて沸騰させます。
沸騰状態のまま5~10分ほど加熱し続けましょう。
松ぼっくりの傘が閉じてくればOKのサインです♪
③ 完全に乾燥するまで天日干しにする
松ぼっくりを鍋から取り出し、完全に乾燥するまで天日干しにしましょう。
天気が悪い場合や急ぐ時は、ドライヤーなどを使用しても大丈夫です。
煮沸に使う鍋は、松ヤニの臭いがついてしまうので普段料理に使用している鍋とは別の鍋を用意しましょう。鍋は100円ショップなどの安いものでも大丈夫です。
茹でると松ぼっくりの傘は閉じてしまいますが、乾燥すると元通りになるのでご安心ください!
冒頭でも触れましたが、煮沸より簡単な方法として熱湯をかけるという方法もありますが、その方法だと十分に松ぼっくりに熱が通らない可能性があります。
確実に虫を処理するためには熱湯をかけるのではなく、茹でて煮沸することをおすすめします。
煮沸消毒する時の注意点をおまとめ!
このように鍋さえあればおうちでも簡単にできる松ぼっくりの下処理ですが、煮沸する際にはいくつか注意点があります。
繰り返しになる部分がほとんどですが、おさらいも兼ねてチェックしてみてください(*´ε` *)
松ぼっくりの臭いに注意!
松ぼっくりは茹でると強烈な松ヤニの臭い(タバコみたいな臭い)が発生します。
気分が悪くなるかもしれないので、窓を開けてしっかり換気を行いましょう!
松ぼっくりの傘が閉じるまで煮る!
松ぼっくりの傘がちゃんと閉じるまでしっかり煮てください。
ただし、あまり長時間煮てしまうと松ぼっくりが使い物にならなくなってしまうので気をつけましょう。
完全乾くまでしっかり乾燥させる
茹で終わった松ぼっくりは完全に乾燥するまでよく乾かさないと、カビが生えてしまう恐れがあります。
傘がしっかり開くまで完全に乾燥させることが大切です。
煮沸中に虫が出てくることも…
時々ですが、松ぼっくりを茹でているときに中から虫がでてくる場合があります。虫が苦手な方はお気をつけください(´Д`。)
松ぼっくりを煮沸消毒する際にはこれらの点に注意して下処理をしてみてください。
また、前の項で述べたように煮沸用に別の鍋を用意することもお忘れなく(`・ω・´)ノ
電子レンジを使う方法はダメなの?
松ぼっくりの下処理の方法を調べていると煮沸する方法以外にも、電子レンジを使う方法がよく紹介されています。
わざわざお湯を沸かして松ぼっくりを茹でるよりも電子レンジで加熱したほうが簡単そうに感じますがどうなのでしょうか。
① 松ぼっくり10個ほどを紙袋や封筒に入れる
② 1を電子レンジに入れ、1分程度加熱する
加熱しすぎると松ぼっくりが爆発することがあるのでレンジから目を離さないようにしてください。加熱時間は1個あたり5〜10秒が目安です!
③ 取り出した松ぼっくりをよく乾燥させる
たしかにこの方法でも松ぼっくりの虫を処理することはできます。
一度にたくさんの量を加熱することができませんが、松ぼっくりの量が少ない場合にはこの方法で下処理をするのも悪くないやり方です。
しかし、煮沸するときと同様松ヤニの臭いが電子レンジの中に充満してしまうので、臭いが気になる場合にはやめておいたほうが良いでしょう。
また普段食品の調理に使用している電子レンジに、虫が潜んでいるかもしれない松ぼっくりを入れて加熱すること自体にも抵抗がある人もいるかと思います。
このあたりは人によりますので、よく考えてから実践するか決めてくださいね!
ひとこと。
松ぼっくりに下処理が必要だということは意外と知られていない話なので、松ぼっくりを拾ってきた際には注意しなくてはいけませんね。
松ぼっくりを茹でて下処理をしなくてはいけないのは少し面倒ですが、松ぼっくりの傘が閉じたり開いたり変化していく様子を観察するのも結構面白いものですよ。
ちゃんと下処理をした松ぼっくりを使って、心置きなくクリエイティブな時間を楽しんでくださいね(*・∀-)☆