テフロン加工のフライパンといえば、比較的値段が安く扱いやすいのが特徴です。
しかし、いったん焦げ付きだすとどんどんひどくなっていって、最終的には使い物にならなくなってしまいます。
テフロン加工のフライパンを使っている人なら、一度は経験したことのある状態だと思います。
そこで今回は、テフロン加工に適した焦げの落とし方についてわかりやすくおまとめしてみました。
また、記事後半ではフライパンの外側の汚れの落とし方についても補足しています。
あなたのフライパンがダメになってしまう前に、正しいお手入れの知識を身につけましょう(*・∀-)☆
フライパンのテフロンを傷つけない落とし方を解説!
テフロン加工の特徴はなんといっても表面が柔らかいこと。なので、基本的に金属製のものは調理器具であっても使えません。
しっかり焦げを落としたいからといって、金属製のたわしなどを使うのは一番やってはいけないことです。
そこで、テフロン加工のフライパンは以下のような方法で焦げを落とします(´・∀・)ノ゚
軽度の焦げなら水を沸騰させて落とす
表面が少し焦げたかな?くらいの汚れであれば、フライパンに水を入れて沸騰させるだけでもキレイになります。
沸騰したらそのまましばらく放置して焦げをふやかし、その後は柔らかいスポンジで洗い流しましょう。軽い焦げならこれで十分です。
また、ちょっとした裏技として玉ねぎの茶色い皮を入れるという方法があります。
ちょっとびっくりするやり方ですが、玉ねぎの皮には「硫化アリル」と「ケルセチン」という成分が含まれていて、お湯に溶け出たこれらの成分が焦げを落としやすくしてくれます。
どうせ捨てる部分なので、利用できるなら試してみても損はないと思いますよ!
しつこい焦げなら重曹で浮かせて落とす
重曹と聞くと研磨剤として使うのかと思われるかもしれませんが、今回は違います。
重曹の発泡作用を利用して焦げを落ちやすくするのです。
フライパンいっぱいに水をはり、そこに大さじ1~2程度の重曹を入れ火にかけます。沸騰したらしばらく放置して、その後柔らかいスポンジなどでキレイに洗いながしましょう。
重曹を使えばしつこい焦げ汚れにも対処できます。お湯だけではちょっと不安だと思う人は、ぜひ重曹を使った落とし方をお試しください!
あ、重曹は入れすぎても効果は変わりませんので、入れすぎないようにしてくださいね。
やってはいいけない落とし方について
逆にテフロン加工のフライパンでやってはいけない落とし方についても簡単におまとめしておきます。
① 金属や研磨剤が含まれるスポンジで洗う
先程お伝えした通りテフロン加工は柔らかいので、金属を含むスポンジだけでなく研磨剤を含むスポンジも使ってはいけません。
基本的に硬いものでこする落とし方はNGと覚えておきましょう。
② 空焚きをする
鉄のフライパンは空焚きで汚れを焼ききる場合もありますが、これをテフロン加工でやってしまうと一発でダメになってしまいます。
テフロン加工がダメになるだけならまだ良いんですが、長時間空焚きしてしまうと有毒ガスが発生するので、フロン加工での空焚きは絶対しないようにしましょう!
フライパンの外側についた焦げの落とし方について解説!
テフロン加工に限らずフライパンは中だけでなく外側も激しく焦げつきます。
しかも外側の汚れは直接火に当たるので、そのまま放っておくとどんどん黒く落ちにくくなってしまうのが特徴です。
テフロン加工のフライパンといっても、それは中の話なので外側はそれほど難しく考える必要はありません。
とはいえ、金たわしでゴシゴシやると傷がついてしまう可能性もあるので、クレンザーなどの研磨剤入りの洗剤を使い、柔らかいスポンジで磨くと良いでしょう。
それでも落ちないような頑固な焦げ付きは、酸素系漂白剤の使用がおすすめです。
フライパンがすっぽり入る大きめの桶などを用意し、お湯と酸素系漂白剤を入れます。そこに焦げ付いたフライパンを入れて、しばらく放置してから洗えばOKです。
放置する時間は汚れのレベルによって違いますが、わたしの場合は15分~30分を目安にしています。
酸素系漂白剤は水で使うよりもお湯の方が効果が高まりますので、必ずお湯を使うようにしてください(`・ω・´)ノ
テフロン加工の焦げを予防するために気をつけたいこと!
テフロン加工のフライパンが焦げやすくなるのは、テフロン加工がダメになってきているサイン。一度こうなってしまったフライパンはキレイに洗ってもすぐに焦げついてしまいます。
なので、重要なのは新しく買ったフライパンのテフロン加工をダメにしないようにすることなのです。
焦げの落とし方と内容がかぶってしまいますが、そのために気をつけたいポイントを3つ以下にまとめておきます!
① 金属製の調理器具を使わない
何度も書いていますが、テフロン加工に傷がつくので金属性の調理器具は使ってはいけません。
耐熱性のシリコンやナイロンのものも良いですが、わたしはよくフライパンの縁で溶かしてしまうので木製のものを使うようにしています。
② 空焚きをしない
これもすでにお伝えした内容ですが、空焚きもテフロン加工をダメにしてしまいます。
また空焚きではありませんが、使う前の油を入れて温める時間を長くしすぎるのもよくありません。中火で5分くらい温めれば十分です。
③ 使った後すぐに洗わない
汚れが落ちやすいという理由からフライパンがまだ熱いうちに洗ってしまうことがあるかと思います。
しかし、これはテフロン加工にとってはダメージ大。繰り返すことによってどんどんダメになっていきます。
わたしもこのことを知るまでは使い終わった後すぐに洗っていました。そういう使い方をしていると、せいぜいもって3カ月くらいです。
でも、その方法を止めてからは劇的にフライパンの寿命が伸びました。ちなみに今のフライパンは半年くらい使っていますが、ほとんど劣化していないように感じます。
外側はそれなりに年季の入っている感じになっているんですが、テフロン加工については全然問題なありません。
なので、多少汚れは落ちにくくなってしまいますが、フライパンは十分に温度が下がってから洗うことをおすすめします(´・∀・)ノ゚
ひとこと。
安価で便利な反面、すぐにダメになってしまうイメージのテフロン加工ですが、使い方に気をつけていれば思っている以上に長持ちしてくれます。
金属でこすらない、空焚きしない、熱いうちに洗わない。
この3つを意識するだけでもかなり違いが出てくるはずです。
特に新しいフライパンを買った時はこれらのことを思い出して、テフロン加工の劣化を防いでください(*・∀-)☆