今回は、火を通しても大根が柔らかくならない原因や対処法について、わかりやすくおまとめしてみました^^
柔らかい大根に仕上がるようじっくり火を通したはずが、どうも歯ざわり悪くかたくなってしまうということがしばしば起こります。
実はこれには考えられる原因がいくつかあって、その中でも特に重要なのが…
という3つのNGポイントになります!
基本的に、このあたりについてちゃんと理解しておくと、大根はあなたの想像通りの柔らかさになってくれるはずです。
記事本文では、大根が柔らかくならない原因の他に、柔らかくするためのテクニックなどについてもお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^
大根が柔らかくならない原因について詳しく解説!
それでは早速、大根が柔らかくならない原因として考えられるものを見ていきましょう!
皮のむき方が浅い
まず知っていただきたいのが「皮のむき方」についてです。
大根の皮の近くはどうしてもかたくなってしまいがちなので、3mmくらいは皮を取り除く方が柔らかくなります。
大根を輪切りにした時に、その断面をよく見ると皮から数ミリくらい色が違う層があるのが確認できるかと思います。
わたしはその層を全部取り除く勢いで皮をむくようにしています。
剥くというよりも、切り落とすと言った方が適切かもしれませんね。それくらい分厚めに剥くと、煮上がりが柔らかくなります♪
下茹でのやり方に問題がある
次に気をつけたいのが大根の「下茹」で。
大根を下茹では、やり方や手順が食感に直接影響します。適切な下茹では大根を柔らかくし、味の染み込みを良くするためにとても重要なのです。
一般的に、大根は5分~15分程度茹でることが推奨されますが、これは大根の厚さによって異なることもあるので大体の目安として覚えておくと良いでしょう。
さらに、大根は水から茹で始めることが大切です。これは、沸騰したお湯で一気に茹で始めると、外側は柔らかくなり過ぎる一方で、内の方はかたいままの可能性があるからです。
水からゆっくりと火を通すことで、中心部まで均等に熱が行き渡るようになりますよ!
調理する時の温度が高い
下茹での時と同じ理由になりますが、大根を調理する際の火加減が強すぎると、外側ばかりが早く柔らかくなって、肝心の中心部がかたい状態になることがあります。
煮物などでは、弱火でじっくりと時間をかけて調理することが重要です。
大根の品種や収穫時期の影響
大根の品種によっては、自然とかたいものもあります。また、収穫時期が遅れると大根は硬くなりがちです。
旬の時期に収穫された大根は、一般的に柔らかくて味も良いですよ!
固い大根を柔らかくするテクニック!レンジを使うやり方も紹介!
ここからは、大根を柔らかくするための具体的なテクニックについてお伝えしていきます!
以下に紹介するテクニックを全てする必要はありませんが、先ほどお伝えした「皮をぶ厚めにむく」のと「下茹で」だけは最低限取り入れてみてくださいね!
お米の研ぎ汁を使って下茹でする
大根を柔らかくするための基本中の基本、「お米のとぎ汁」を利用して下茹でする方法です。
お米を研いだ後に出る白く濁ったとぎ汁には、大根に含まれる硬い繊維を柔らかくする働きがあります。
このとぎ汁に大根を入れて煮ることで、大根本来の辛味や苦味も和らぎ、全体にまろやかな味わいが広がります。
とぎ汁がない場合は、大根と一緒にお米を入れてしまってもOKです。普通の水だけで下茹でするのみ比べれば全然ましですので。
下茹での時間は大根のサイズにもよりますが、一般的には5~15分程度を目安にします。また、下茹で後は冷水にさっとくぐらせることで、大根の色も鮮やかに保つことができますよ!
お酢を使って柔らかくする
次に、お酢を利用した柔らかくする方法です。
「お酢」の持つ酸性の性質が大根の繊維を効率よく柔らかくし、同時に風味を豊かにしてくれます。
やり方はとっても簡単で、水やだし汁にお酢を小さじ1から2杯程度加えるだけでOKです。この量は、大根の量や煮るサイズによって微調整すると良いでしょう。
また、お酢で下茹でする方法は繊維を柔らかくするだけでなく、料理全体の味のバランスを整える効果も期待できますよ!
ただし、お酢を入れすぎると臭いがついてしまう可能性があるので、入れすぎには注意してください!
かくし包丁を入れる
大根の調理前に行う「かくし包丁」という技法も非常に効果的です。
大根の切り口に細かく切れ目を入れることで、熱が中心部まで均等に伝わりやすくなり、味の染み込みも良くなります。
ちょっとしたことなんですが、これだけでも大根の口当たりの良さが際立ちますよ!
一度凍らせてから料理に使う
ちょっと裏技的な方法なんですが、「大根を一度凍らせてから使用する」というテクニックがあります。
一度凍らせることで大根の細胞壁が壊れて、解凍後には生の状態よりもずっと柔らかくなります。
また、凍らせた大根は調理時に短時間で味が染み込みやすくなるというメリットもあります。忙しい日にも事前に準備しておくと便利ですね!
圧力鍋を使う
「圧力鍋」を使用すると、通常の調理法に比べて大幅に時間を短縮しつつ、効率良く大根を柔らかくすることができます。
圧力鍋は高圧状態を利用して、短時間で大根の硬い繊維を柔らかくします。大根を適切なサイズに切ってから圧力鍋に入れ、必要な水分と調味料を加えて加熱するだけなのでとっても簡単です!
電子レンジで火を通す
最後に、「電子レンジ」を使う方法です。
大根を一口大に切り、耐熱容器に入れた後、少量の水を加えてラップをした状態で5分程度加熱します。蒸し焼きのような状態にするわけですね!
こうすることで大根は均一に加熱され、短時間で柔らかくなります。
ただし、電子レンジでの加熱は加熱時間が長すぎると一気に温度が上がってしまい、柔らかくするどころか水分が蒸発して逆にかたくなってしまうこともあります。
なので、レンジを使って大根を加熱する時は、放置せずに様子を見ながら加熱するようにしましょう!
大根が柔らかくならない原因と対処法についてのまとめ
大根が柔らかくならないのは、皮を薄くむき過ぎていたり、下茹での時間が短い、もしくはやり方が間違っているなどの原因が考えられます。
あと、煮込む時の温度が高すぎるのも大根がかたくなってしまう理由として考えられるので、弱火でじっくり時間をかけて煮込むのを意識してみてください!
また、大根を柔らかくするためのテクニックはわりとたくさんあるので、あなたが取り入れやすそうだなと感じたものから試してみてくださいね。
わたしは、いつもとぎ汁の代わりにお米を入れて下茹でするスタイルです。もちろん、大根の皮はかなりぶ厚めにむいていますよ!
参考になれば嬉しいです^^