ここ最近、食用油についての記事を書いているので、ついでに保存方法についても調べていたんです。そしたら、冷蔵庫に入れるっていう意見がちらほら目についたんですよね。
わたしとしては冷蔵庫保存なんて初耳だったので、ほんとに正しい情報なのかをリサーチしてみることにしました。
この記事を読めば、
についてばっちり理解できます!
油の保存方法なんて、ちょっと今さら感がありますが、今一度この記事でおさらいしてみてはいかがでしょうかヽ(*´∀`)ノ
油は冷蔵庫で保存するべきなのか問題!
冷蔵庫で保存すると書かれていた情報の多くは、知恵袋系の質問サイトでした。で、冷蔵庫に入れる理由としてはテレビでそう言っていたからと言うものがほとんどです。
ということで、そのテレビ番組の情報をネットで探してみたのですが、それらしいものは見つかりませんでした。たしかにこの手の情報は最近テレビでよく目にするので、放送されていたのだろうとは思いますが、これでは何だかスッキリしません。
そもそも油を冷蔵庫に入れるのは、酸化して劣化するのを防ぐというのが目的のようですが、実際のところはどうなんでしょうか。
そのあたりを確かめるために、食用油を作っている大手メーカーのサイトいくつか見てみたところ、たしかに冷蔵庫に入れた方が酸化は多少防げるとのことでした。
しかし、そのすぐ後に、油の種類によっては油が結晶化してしまう可能性があるので、冷蔵庫に入れる必要はないという内容の記述がありました。特にオリーブオイルは結晶化しやすいそうです。
まぁ、結晶化しちゃったらいざ使う時にすごく不便ですからね。これは大きなデメリットと言えるでしょう。
※ 結晶化した油は温めると元に戻りますのでご安心ください。
ざっくりまとめると、酸化が防げるメリットよりも結晶化してしまうデメリットの方が大きいということになりますね。
どうしても酸化が気になるのであれば、小さめサイズを購入してこまめに入れ替えることをおすすめします。コストは高くなりますが、その方が鮮度を保つことができるかと思います。
とは言え、絶対入れちゃダメ!という感じでもなさそうですので、結晶化するのを覚悟で冷蔵庫に入れるのもアリと言えばアリです。このあたりは、何を優先するかによって変わってきますね。
そこまで気にならないのであれば、常温保存で大丈夫そうです(´・∀・)ノ゚
【2018.12.5 追記】
基本的には常温保存で大丈夫なんですが、気温が一気に高くなる夏場だけは冷蔵庫に入れるという人もいるようです。
ただし、その場合でも温度が下がり過ぎないよう冷蔵庫の「ドアポケット」に入れておくのがおすすめです。例えば、ごま油は4℃以下になると結晶化すると言われていますが、ドアポケットなら大体5℃度以上になるので問題ありません。
油の酸化がどうしても気になる人は、温度が下がり過ぎないように気をつけながら冷蔵庫保存しても良いかもしれませんね。
食用油の正しい保存方法をおさらい!
それでは最後に、食用油の正しい保存方法を確認しておきましょう。
【開封前】
開封前の油の保存はそれほど神経質になる必要はありません。ボトルのラベルに書いてある通り、直射日光の当たらない冷暗所に置いておくとよいでしょう。
ちなみに冷暗所の温度は、15度~20度くらいが良いようです。それ以上になると、冷暗所とは言えませんので、戸棚の下などの温度が上がりにくい場所を選んでください。ガスコンロの近くは温度が上がりやすいですので避けてくださいね!
【開封後】
開封後は空気に触れている分、時間と共に酸化が進みます。ですので、出来るだけ空気に触れないようにすることが大切です。といっても、キャップをしっかり閉めるくらいしかありませんが。保存場所は、開封前と同じく冷暗所でOKです。
毎日使う炒め油などは大丈夫だと思いますが、久しぶりに使う揚げ物油のキャップが空いていた時は注意が必要です。ゴミなどが入っていないかをチェックし、加熱した時に嫌な臭いがする場合はもったいないですが廃棄することをおすすめします。
【揚げ物をした後の油】
揚げ物をした後の油で重要なのは、しっかり揚げカスを取り除くこと。揚げカスが残っていると油の劣化が早く進みますので、粗熱を取った後は必ず濾してからオイルポットに移しましょう。
オイルポットに移した後の保存場所は冷暗所で問題ありませんが、一度使った油はどうしても劣化しやすいですので、出来るだけ早く使う方が良いでしょう。
再び使うまでに時間が経過している場合は、しっかりゴミ&臭いチェックをしてから使うようにしてくださいね!
ひとこと。
以上、「油の冷蔵庫に入れるべきなのか?」についてお届けいたしました!
個人的には、入れる必要はないんじゃないかなくらいにしか思っていましたが、まさか油が結晶化するとは驚きです。わたしはこれまで通り、常温で保存することにします。冷蔵庫狭いですしね。
それでは、また次の記事でヽ(*´∀`)ノ