今回は、フッ素加工の鍋が危険なのかについて調べてみました!
最も安い価格帯のお鍋やフライパンなどに施されているフッ素加工ですが、間違った使い方さえしなければ危険などということはありません。
普通に使っていて安全性に問題があるようであれば、そもそもこれほど当たり前に普及するはずがありませんからね!
結論からお伝えすると、フッ素加工はお鍋だけでなくどんな製品でも空焚きするとよくありません。フッ素加工がダメになってしまう時に有毒ガスが発生してしまうからです!
逆に言うと、空焚きにさえ注意していれば安全性は保証されているといっても良いでしょう。
また、フッ素加工が剥がれてしまった破片のようなものを食べてしまった場合ですが、これも自然に排出されるので心配はご無用。
ただし、剥がれが多くあるような場合はすでにそのお鍋の寿命がきているサインなので、新しいものに買い替えることをおすすめします!
本文ではさらに詳しい内容やフッ素加工を長持ちさせるお手入れ方法などもお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
フッ素加工の鍋は危険なの?安全性を調べてみた!
先程お伝えした通り、フッ素加工のお鍋やフライパンは空焚きをして有毒ガスを発生させない限り危険になるようなことはありません。
問題はこの有毒ガスが発生する条件なんですが、表面の温度がおよそ350℃あたりまで上昇した場合に発生すると言われています。
製品によって違いはありますが、だいたいこのくらいの温度になるとフッ素樹脂が「熱分解」という反応を起こして有毒ガスが発生するようです。
350℃なんてきいてもピンとこないかもしれませんが、空焚きをすると5分程で簡単にこの温度にまで達してしまいます。
ちなみに、お鍋に食材が入っている場合の温度は150℃~190℃くらい間なので、空焚きがいかに高温になるかがわかりますね。
この有毒ガス自体についても、もう少し詳しく触れておきましょう。
このガスは無色無臭ですが毒性が強く、場合によっては、
などの症状が現れることがあるとのこと。
発生するガスには種類があり、発生したガスにより症状は違うようです。
なんにせよ、この有毒ガスが発生してしまうと危険なことにかわりありませんので、普段からフッ素加工の製品を空焚きしないように意識することが大切です!
もしフッ素加工のお鍋やフライパンを空焚きしてしまった場合は、とにかく窓を開けて換気を行い部屋の中の空気を入れ替えるようにしましょう。
しばらく様子を見て体に異変がないようであればそのままで大丈夫ですが、少しでも体に異変を感じた場合は医療機関を受診してくださいね!
フッ素加工についてはこちらの記事でも詳しくお伝えしているので、合わせてチェックしてみてください♪
参考記事:フッ素加工のフライパンの寿命はどれくらい?焦げ付きの落とし方も紹介!
フッ素加工の鍋の剥がれは食べても問題ないの?
続いては、お鍋の表面からフッ素加工が剥がれてしまった場合についての補足をしていきますね^^
フッ素加工の製品は焦げ付きにくく汚れも落ちやすいので非常に便利なんですが、ご存じの通り思っている以上に繊細でダメージを受けやすい特徴があります。
金属製品が当たったり、スポンジの硬い部分でこすったりするだけでも簡単に傷がついてしまい、そこから少しずつ剥がれてくるようになります。
繰り返しになりますが、この剥がれたフッ素加工の破片は食材と一緒に食べてしまっても問題ありません。剥がれといっても柔らかく小さいものなので、体は便と一緒に排出してくれます♪
それよりも問題なのは、一度傷がついて剥がれはじめたフッ素加工の製品はどんどん劣化して剥がれる部分が広がっていくということです。
フッ素加工が剥がれてしまったお鍋やフライパンは焦げ付きが激しいので調理器具としてかなり使いにくいものとなってしまいます。
フッ素加工の剥がれに加え、油をひいても焦げ付きくようになってきたら寿命と考え、新しいものに買い換えるようにしましょう。
フッ素加工の製品はとにかく値段がやすいので、あまりもったいながらずに短いサイクルで買い替える方がストレスなく使えるとわたしは思います(´・∀・)ノ゚
フッ素加工の鍋の正しい洗い方は?ダメージ減らすポイント!
最後にフッ素加工にダメージの少ないお手入れの方法についてまとめておきます。
ここで紹介することを意識していれば、安いフッ素加工の製品でも割と長く使えるようになりますよ♪
温度が下がってから洗う
一番覚えておいてほしいのは、調理後すぐに水でジューッとやらないことです!音と一緒に汚れも落ちてくれるので気持ち良いのですが、実はあれはフッ素加工にダメージ大なのです。
フッ素加工は衝撃だけでなく急激な温度変化にも弱いので、洗う時はフライパンの温度が十分下がってからにしましょう!
どうしても急ぐという場合は、裏を向けてお湯をかけてから洗うようにすると比較的ダメージが少なくなります。これ、わたしがいつもやる方法です♪
金属性の道具を使わない
これはもう常識だと思いますが、金属製のヘラやターナーは絶対にNGです。それこそ一発で傷だらけになっていますので…。
フッ素加工はとにかく繊細なので、使う時は樹脂製か木製の調理器具を使うようにしましょう!
スポンジの硬い方でこすらない
クレンザーなどの研磨剤を使わないのは当然ですが、スポンジの硬い方(研磨材)で洗うのもやめておいた方が無難です。
スポンジが柔らかくなっているなら少しくらいは大丈夫だと思いますが、新品の状態の硬い方は破壊力が高いので要注意です。
焦がしてしまった場合もこすらずに水でふやかしから洗えば簡単にキレイになるので、勢いでこすってしまわないようにしてくださいね!
食器をつけ置きしない
これは結構やってしまいがちなんですが、フッ素加工のお鍋やフライパンで食器をつけ置きしてはいけません。
食器の裏側は結構硬いので、中で食器が動いたりした時にフッ素加工を傷つけてしまう場合があるからです。
どうしてもつけたい場合は、キッチンペーパーなどをしいて、硬い部分が直接フッ素加工に当たらないようにしましょう。
はい、だいたいこんなところでしょうか^^
わたしはこういうのを全く意識していない時は、ほんとに短期間でフッ素加工の製品をダメにしていました…。
その後心を入れかえ大切に扱うようになってからは、フッ素加工のお鍋やフライパンでも半年以上使えるようになりました。
特に調理後のジューッをやめてからはかなり寿命が伸びたと感じています((*´∀`))
まとめ
以上、フッ素加工のお鍋の危険性や剥がれについてお届けしました!
フッ素加工の製品は空焚きして有毒ガスさえ発生させなければ安全です。また、剥がれた破片を食べても自然に排出されるので健康被害が出るようなことはありません。
有毒ガスは温度が350℃くらいで発生するようですが、厳し目に考えて300℃以上にならないように注意すると良いでしょう。
とは言え、普通に調理していれば200℃を超えるようなことはほとんどないので空焚きにさえ注意していればそんなにビビらなくても大丈夫です^^
フッ素加工の製品は安くて使いやすい庶民の強い味方です!これからも空焚きに注意しながらどんどん使っていきましょうヽ(*´∀`)ノ