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どんぐりの毒性について!その正体は渋み成分のタンニンだった!

秋になると子供たちが大はしゃぎで集めてくるどんぐり。ポケットをいっぱいにして笑っている姿を見ていると、すごくほっこりした気分になります。

さて、今回はそんなどんぐりの「毒性」についてお伝えしようかと思います。

おだやかな書き出しかと思えばいきなり毒性って…と思われたかもしれませんが、子供が誤飲しやすい大きさでもあるので、ちゃんと知っておくにこしたことはありません。

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結論を先にお伝えしておくと、どんぐりの毒性というのは渋み成分である「タンニン」のことを指しています。

詳しくは後述しますが、タンニンは少しぐらい摂取してもすぐどうこうなるようなもではありません。

大量に摂取したりすると害が出る危険性があるので、毒性があると表現されている程度のことです。

それでは、次の項でタンニンについてもう少しくわしく見ていきましょう(´・∀・)ノ゚

どんぐりの毒性の正体は渋み成分の「タンニン」!

どんぐりに含まれるタンニンという物質は、渋柿や緑茶にも含まれている渋み成分です。

厳密に言うとタンニンにも種類があるので、緑茶のタンニンとどんぐりのタンニンが同じものとは言えませんが、毒性といってもその程度のものだと思っていただければOKです。

このタンニンを大量に摂取した場合どうなるかと言うと、お腹の調子が悪くなる可能性があります。人によって出てくる症状は違うとは思いますが、下痢になったり便秘になったりする危険性が考えられます。

ただ、どんぐりをひとつ食べたからといってすぐにお腹の調子が悪くなるようなものでもありません。やはり人それぞれにだとは思いますが、そのまま排泄されておしまいというケースも多いようです。

子供が誤飲した場合は大丈夫?

わたしもここが一番気になって調べてみたんですが、先程お伝えしたように子供であってもすぐにどうこうなるというものでもなさそうです。

1歳の子供が干しぶどうといっしょにどんぐりを飲み込んでしまったという記事を読みましたが、何事もなく数日後に排泄されたとのことでした。最初はかなりギャン泣きしていたようですが。

万が一、お子さんがどんぐりを誤飲してしまった場合は、慌てずにしばらく様子を見てあげても良いかと思います(喉に詰まっているなどの場合は別です!)

で、しばらくたっても泣き止まない、機嫌がすこぶる悪いという場合は病院に連れていってお医者さんに診察してもらいましょう。

診療時間内であれば、とりあえず電話で相談してみるのも良いかと思います(`・ω・´)ノ

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そもそもどんぐりって食べられのか?

公園や山に落ちているどんぐりをそのまま食べるというのはいろんな意味で危険(虫食いや雑菌での食中毒など)だと思いますが、どんぐりの種類によっては下処理をすれば食べられるものもあります。

慣れないと見分けが難しいと思いますが、名前に「シイ」とか「ジイ」とかつくどんぐりが食べられるどんぐりの特徴です。

具体的には、

  • マテバシイ
  • スダジィ
  • ツブラジイ
  • あたりがメジャーだと思います。

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    ※ 上のまるっこいどんぐりがツブラジイで、下の細長いどんぐりがスダジイです。

    名前の通り、椎の木に実るどんぐりなんですが、これらのどんぐりはタンニンを含む量がかなり少ないといった特徴があります。(シイ系どんぐりと呼びましょう)

    これらのシイ系どんぐりを煮こぼしたり長時間水にさらすことで、もともと少ないタンニンをさらに抜いてやります。こうすることで普通に食べられるようになるそうです。

    中には乾煎りしてそのまま食べるという猛者もいるようですが、個人的にはおすすめできません。どうしても食べてみようと思う人は必ず下処理をしてからにしましょう。

    ちなみに食べられるどんぐりにもアタリハズレがあるようで、アタリだとほんのり甘く、ハズレだと渋いそうです。う~ん、まるでくじ引きのよう。

    逆にタンニンが多くて食べられないどんぐりには、

  • クヌギ
  • コナラ
  • ミズナラ
  • ウラジロガシ
  • アラカシ
  • アカカシ
  • などがあります。「ナラ」「カシ」がつくのはダメみたいですね。

    ここでちょっと有益なんですが嫌な情報をお耳に入れましょう。

    どんぐりって穴が開いてなくても中に虫がいることがあります。

    まだ殻に穴を開けて外に出てきていないだけなんですヽ(゚Д゚*)ノ

    わたしもどんぐりの冷凍処理について調べている時に知ったんですが、ちょっとびっくりしました。つまり、下処理をしようが虫くいの可能性は完全には消えないということになります。

    参考記事:「どんぐりの冷凍処理の効果について詳しく解説!」

    なので、食べられるどんぐりについて解説してはいるんですが、素人がどんぐりを食べるのはあまりおすすめできませんヾ(´Д`;●)

    ひとこと。

    ということで、どんぐりの毒性の正体は渋み成分のタンニンであるということがわかりました。毒性といってもその程度なので、過度に心配する必要はありません。

    それよりも、わたしは虫の方が気になります。

    そんなの関係ないぜ!とワイルドに言いたいところですが、神経質なわたしにとっては重大な事実です。

    どっちにしても、そこらへんに落ちているどんぐりは安易に食べない方が良いとわたしは強く思ってしまいます。

    まぁ、見た目はわりとおいしそうなんですけどねぇ(´A`。)

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