さつまいもを加熱して食べてみると、何だかシャキシャキしていることがあります。
多くの人が品質の問題を疑うかもしれませんが、実はこれは加熱方法に工夫が必要なサイン。
しっかり加熱されていないさつまいもは期待したような柔らかさにならず、シャキシャキとした食感が残ってしまうことが多いのです!
この記事では、さつまいもがシャキシャキになる理由とその解決法、そしてさつまいもがパサパサになった状態から復活させる方法についてもお伝えしますね!
さつまいもがシャキシャキする理由を解説!
それでは、詳しく見ていきましょう!
加熱不足が原因であることがほとんど
繰り返しになりますが、さつまいもがシャキシャキになる原因は、多くの場合加熱方法に問題があることに起因します。
たとえば、電子レンジで加熱すると加熱ムラが生じやすく、それがシャキシャキとした部分を残す原因になることが多いといった具合です。
また、高温で短時間加熱する方法、例えばフライや揚げ物などでは、さつまいもの内部まで熱が十分に行き渡らず、シャキシャキした食感が残ることがあります。
ただし、品質の悪いさつまいもに当たった場合は、シャキシャキというよりは繊維質が目立ち筋っぽい感じになります。
これはまた異なる問題なので、加熱不足とは切り離して考える方が良いでしょう。
また、一部ではさつまいもの品種による違いも指摘されていますが、たとえ硬めの品種であってもじっくりと時間をかけて加熱すればホクホクした食感になります。
というわけで、これらの点を考慮するとさつまいもがシャキシャキになるのは加熱方法の問題(加熱不足)という結論になるわけです^^
ゆっくりじっくり加熱することが対処法
すでにお伝えした通り、さつまいものシャキシャキ食感の対処法としては、「じっくり時間をかけて加熱する」ということがポイントとなります。
そして、すでにシャキシャキ食感が残ってしまったさつまいもです、そこからさらに再加熱することでホクホクとした柔らかさを出すことも可能です!
オーブンで再加熱する
まずはじめに、オーブンを160~170度に予熱しておきましょう。その後、さつまいもをアルミホイルで包み、オーブンで約15~20分加熱します。
この際、ポイントとなるのは温度を少し低めに設定してゆっくりと加熱すること。
この方法で、さつまいもを内部から均等に加熱し、最適な食感を引き出せます!
トースターで再加熱する
さつまいもを少ない本数で再加熱するのであれば、トースターを使うのが便利です!
やり方も簡単で、さつまいもをアルミホイルに包み、トースターに入れて中火で10~15分程度加熱すればOK。
トースターは熱源との距離が近いので、焦げを防ぐために必ずアルミホイルで包むようにしてくださいね。
電子レンジで再加熱する
電子レンジを使ってさつまいもを加熱する方法は、時間がないときに便利ですね!
耐熱容器にさつまいもを入れ、ラップをして電子レンジで約2~3分加熱しましょう。
ただし、さつまいものサイズに応じて加熱時間を調整することが重要です。
長すぎる加熱はさつまいもをパサパサにしてしまう原因になるので、様子を見ながら加熱することをおすすめします。
もし時間に余裕があれば、電子レンジの解凍モードを使ってゆっくりと加熱することで、さつまいもの甘みをより引き出すことができますよ♪
蒸し器で再加熱する
蒸し器を使ったさつまいもの加熱方法は、さつまいもを内側からふんわりと柔らかくするのに最適なやり方です!
蒸し器の準備ができたら中にさつまいもを入れて、約10~15分程度加熱すればOKです!
蒸し器を使う際のポイントは、さつまいもが過度に熱くなりすぎないよう注意し、中心部分までしっかりと熱を通すことにあります。
あと、さつまいもの表面が乾燥している場合は、再加熱する前に少量の水を振りかけることでしっとり感を保つことができます。
準備に少し手間がかかりますが、その分ホクホクとした食感を味わえますよ(●´艸`)
さつまいもがパサパサなのを復活させる方法について!
この見出しでは、シャキシャキではなくさつまいもがパサパサしてしまった場合の原因やそこから復活させる方法について補足しておきます!
とは言え、一度パサパサになってしまったさつまいもを完全に復活させるのはなかなか難しいので、少しでもましにする方法くらいに考えてもらえると助かります。
さつまいもがパサパサになるのはどうして?
さつまいもがパサパサになってしまう主な原因は、さつまいもに含まれる水分が減少してしまうことにあります。
こうした状態は、いくつかの理由によって引き起こされます。
例えば、加熱時間が長すぎたり、加熱温度が高すぎたりすること、またはさつまいも自体が古くなっている場合などが挙げられます。
特に電子レンジを使用して加熱する際には注意が必要です。
電子レンジは便利ですが、加熱ムラが生じやすく、部分的に温度が高くなり過ぎることがあるからです。
その結果、部分的にパサパサになってしまうことがありますし、そもそもさつまいもは急激な加熱では焼き芋のような柔らかい食感にはなりません。
そして、さつまいもは比較的保存がききますが、長期間保存していると徐々に水分が失われてしまうので保存期間にも注意が必要です。
パサパサ状態から復活させるには水分を加えて再加熱!
パサパサになったさつまいもを復活させる方法としては、水分を与えて再加熱する方法があります。
特にこの目的には、水分の多い状態で加熱する蒸し器を使った加熱方法が最適です。
基本的には先程お伝えした蒸し器の使い方と同じですが、すでに一度加熱されているため加熱時間は少し短めに設定すると良いでしょう。
電子レンジを使用する場合は、さつまいもを湿らせたキッチンペーパーで包み、その上からラップでしっかりと覆った状態で数分間加熱します。
この方法は、ラップ内に閉じ込められた水分をさつまいもに吸収させることが目的で、蒸し器と似たような効果が期待できます。
ただし、やはり加熱し過ぎには注意が必要です。
ここで加熱し過ぎると、さつまいもを復活させることが難しくなるので、少しずつ様子を見ながら加熱することが大切です。
完全には復活させられないかもしれませんが、するとしないではかなり違うので、ぜひ一度試してみてくださいね♪
まとめ
シャキシャキした食感のさつまいもは、基本的に加熱不足で十分に火が通っていない状態です。
このようなさつまいもは、さらに加熱することで柔らかい触感に変えることができます!
さつまいもの品種によって食感が異なりますが、硬めの食感が特徴の品種であっても、十分に加熱することでシャキシャキではなく、ほっくりとした食感になります。
なので、「ハズレを買ってしまった…」と早合点せず、もう一度加熱して食感を確かめてみてくださいね^^
さつまいもは低めの温度でじっくり加熱することで甘みや柔らかさを最大限に引き出すことができます。
さつまいもは時間がかかるということをぜひ覚えておいてくださいね!