トマトの追熟方法を解説!まだ青いトマトはこうして完熟にする!
2019.02.22
スーパーの野菜売り場でたまに見かけるまだ青い未完熟のトマト。完熟トマトに比べると値段が安いのでトマト料理に使うにはもってこいです。
しかし、言うまでもなく青いトマトはまだ食べる段階ではありません。しっかり追熟させて、真っ赤にしてから食べるのが正解です。
ということで今回は、「トマトを簡単に追熟させる方法」についておまとめしてみました!
買ったトマトやもらったトマトに青いものが混ざっていたら、これらの方法をぜひお試しください。早いものなら数日のうちに真っ赤になりますよ(*・∀-)☆
トマトを追熟させる方法を簡単に解説!
それでは早速みていきましょう。まずは一番簡単な追熟方法からです。
● ヘタを下にして放置する
実は、トマトは15℃~20℃くらいの常温に置いておくと、勝手に追熟して赤くなってくれます。というのも、トマト自身が追熟を促す「エチレンガス」を出すからです。
トマトは夏野菜なので、季節的に考えてもお部屋に放置しておくだけでOK。トマトが追熟する環境はすでにそろっているのです。
置き場所に関しては、陽のあたる窓辺が良いという意見が多いですが、逆に黒い布をかけて光りを遮断するという人もいます。黒い布をかける方法はトマト農家の方のテクニックで、陽の光りに当てて追熟させるよりも甘くなるのだそうです。
わたしはまだ試したことがないのですが、実際に試した方のブログを拝見してみると、たしかに甘くなったと書かれていました。
もし黒い布がない場合は、霧吹きで濡らした新聞紙にくるんで陽の当たらないところに置いておくのでも大丈夫そうです。
この方法はテレビで放送された内容なのですが、おそらく狙っている効果は同じだと思います。新聞紙が乾いてきたらまた霧吹きで濡らす必要があるのでご注意を。
ちなみにヘタを下にして置くというのは、接地面からの傷み防ぐのが目的です。これはバナナを置く時にも言えることなので、覚えておくと便利ですよ(´・∀・)ノ゚
冷蔵庫に入れちゃダメ?未完熟のトマトを冷蔵庫に入れると成長速度が低下してしまうので、追熟させる時は
冷蔵庫に入れないようにしましょう。
逆に完熟トマトになった後は次第に傷んでくるので、すぐ食べない場合は冷蔵庫で保存します。完熟後はできるだけ早く食べるようにしてくださいね(`・ω・´)ノ
● リンゴやバナナと一緒に置いておく
先ほどトマトには追熟を促すエチレンガスを出す性質があるとお伝えしましたが、実はリンゴやバナナにも同じ性質があるんです。
つまり、この方法はリンゴやバナナの出すエチレンガスの力を借りてトマトをより早く追熟させようという作戦です(ノ `・∀・)ノ゙
ご注意!リンゴとバナナを一緒にすると、バナナがどんどん黒くなってしまう(追熟する)のでどちらか一方でOKです。もちろんバナナも早く甘くしたいのであれば一緒に入れても問題ありません。
この方法は使う場合は、エチレンガスの効果を高めるためにビニール袋に入れる必要があります。保温効果も期待できるので追熟的には一石二鳥というわけです。
ただ、放っておくとビニール袋の中が蒸れてしまうので、たまには口を開いて中の空気を入れかえてあげましょう。
夏場は気温が高いのでここまでしなくてもすぐに赤くなってくると思います。この方法はどちらかと言うと気温の下がり始める秋口におすすめしたい追熟方法ですね(●´∀`)ノ
あ、それからもうひとつ。トマトが追熟するスピードには個体差があります。なかなか赤くならないからといって捨てちゃったりしないでくださいね。そのうち赤くなるのであたたかく見守ってあげましょう。
赤くなったトマトの食べごろを見分ける方法!
さて、ここまででトマトの追熟方法についてはおわかりいただけたかと思います。最後に食べごろの見分け方について補足しておきますね。
トマトの食べごろは見た目だけではなくさわって判断します。青い部分がなくなり全体が赤くなったらトマトにふれてみましょう。
この時点で表面がまだ固いなと感じればまだ未熟で、ハリのあるやわらかさがあればちょうど食べごろです。逆に皮にしわがよっていたり、ブヨブヨとやわらかすぎるときは熟し過ぎと判断することができます(´・∀・)ノ゚
あと味に関してですが、畑で完熟したトマトと後から追熟させて赤くしたトマトではどうしても味に差が出てしまいます。栄養を吸収しながら成長するのと、ためこんでいた栄養を使いながら成長するのとでは違いが出て当然です。
もしそのまま食べてみて微妙だなと思った場合は、冒頭部分でも書いたように加熱する料理に使うのがおすすめです。
わたしならパスタソースかとカレーに使うと思います。値段の張る完熟トマトをソースにするのはちょっと気が引けますが、安く買ってきたトマトなら気にせずどんどん使えまからね。たくさんある場合はトマトピューレにして保存しておくのもアリでしょう。
また、あらかじめ煮込み系の料理に使うつもりであれば、ちょっと熟し過ぎくらいの方がおいしくなると思います。食べ方に合わせて追熟期間を調整するのがおすすめです♪
ひとこと。
おつかれさまでした!これでもう青いトマトを見つけたら即買いですね。おうちでどんどん追熟させちゃいましょうヽ(*´∀`)ノ