揚げ物に使った後の油を保存しておきたいんだけど、オイルポットがない…。えぇ、時にはそんなこともあるでしょう。ご安心ください。代わりにお家にあるペットボトルで代用することができます。(※ 長期保存には向きませんのでご注意ください!)
ということで今回は、「揚げ物油をペットボトルで保存する方法」についてわかりやすくお伝えいたします!
しかし、ただ使い終わった油をドバドバ注げば良いというものではございません。それだったら、オイルポットの存在価値がなくなってしまいますからね。オイルポットにあってペットボトルにない部分を補ってあげる必要があります。
それでは、早速まいりましょう(´・∀・)ノ゚
油の保存にペットボトルを使用するには?
オイルポットにあってペットボトルにないものとは、
の2点となります。
細かく言えば、耐久性とかデザイン性とか色々ありますが、そこはどうしようもありませんので、今回は省略させていただきますm(__)m
さて、揚げ物をした後の油の中には揚げカスがたくさん入っています。こういった不純物は、油の劣化を速めてしまいますので、出来るだけ取り除く必要があります。
とは言え、網やおたまでキレイにすくい取ったつもりでも、塵のように細かいものまで取り除くのは難しいものです。
オイルポットにあらかじめ濾し器がついているので、油を注ぐだけでOKですがペットボトルはそうはいきません。そこで代用するのが「コーヒーフィルター」。あの細かい目で細かい揚げカスを取り除くのです。
手でフィルター持って濾しても良いですが、コーヒーを入れるようにドリッパーにセットして濾す方が格段に楽なのは言うまでもありません。どちらも100均で購入出来ますので、揚げ油専用に準備しておくと良いでしょう。
油がまだ熱いうちに濾すと、ドリッパーの素材によっては溶ける危険性がありますので、必ず粗熱を取ってから濾すようにしましょう。多少の時間はかかりますが、その方が安全で確実です。
もうひとつの遮光性の話に進みましょう。
油は空気に触れることや、光に当たることで徐々に劣化していきます。ですので、容器の裏側には「直射日光のあたらない冷暗所に保存」みたいなことが書かれているのです。
オリーブオイルの瓶に黒っぽい色がついているのも、オリーブオイルを光から守るという役割があったりします。
オイルポットは金属やホーローで出来ているものが多いですので、当然光は通しません。一方、ペットボトルは透け透けです。どうするかと言いますと、「アルミホイル」を巻いて遮光します。単純ですが、これでOKです。簡単ですね((*´∀`))
おつかれさまでした、これでうんちくは終了です。ここまで読んでくれたあなたに、これ以上の説明は野暮かと思いますが、一応手順をまとめておきますね。
【用意するもの】
※ ペットボトルは完全に乾いたものを用意してください。中に水滴が残っていると次に使った時に弾けます!
【保存する手順】
② しっかり粗熱を取る
② フィルターをドリッパーにセットする
③ 冷めた油をドリッパーで濾す
ドリッパーから直接ペットボトルに入れるのは難しいですので、一旦別の容器で油を受ける方が良いと思います。
④ じょうごを使ってペットボトルに注ぐ
注いだ後はしっかりキャップを閉めましょう。気密性という点では、ペットボトルはなかなかのものです。
⑤ アルミホイルを巻いて遮光する
⑥ 冷暗所に保存する
冷暗所にしまう前に、付箋などで保存した日付を貼っておくと便利です。
はい、これでもうばっちりですね。⑥の付箋は次回この油を使う時に役立ちます。というのも、前回使用日から時間が経ってしまった油はすでに酸化・劣化している可能性が高いからです。
いざ使おうと思った時に、「これ、いつの油だっけ…」というのはよくあること。この状態を防ぐためにも、保存した日付がわかるようにしておくことをおすすめします(´・∀・)ノ゚
油の劣化を見分ける方法はこちらの記事に!
ひとこと。
いやぁ、何だかんだ書いていると思っている以上に長くなってしましました。よくぞここまで読んでくださいました。ありがとうございます。感謝します。
最後に、しつこいですが…。使用済みの油は思っている以上に早く劣化していきます。こうなってしまった油は美味しくないだけではなく、体にも悪影響を及ぼします。ですので、出来るだけ早く使うようにしてくださいね!
それでは、素敵な揚げ物ライフをヽ(*´∀`)ノ