ちょっとだけ揚げ物を作りたい時は、鍋やフライパンに少量の油を入れて、「揚げ焼き」にすることが多いですよね。揚げ油の節約にもなって良い調理方法なんですが、残る油の量が超微妙…。
牛乳パックに入れるほどでもないけど、キッチンペーパーで拭き取るにはちょっと多いような、まぁ、わたしの場合はいつもそんな感じになります。
で、何か良い処理方法はないものかと思って調べていたら、「片栗粉を使って固める」という素敵なアイディアを発見しました。
片栗粉なら衣に使う場合もありますし、トレーに残った捨てるしかない片栗粉も最後まで使い切ることができます。これはわたしの大好きな一石二鳥ですね。
それでは、早速その処理方法をお伝えしましょう!
少量の油を処理するなら片栗粉におまかせ!
片栗粉をつかって油を固める方法のはいたってシンプル。一行で伝え終わってしまうのでちょっとさみしいくらいです。いざ。
【油を片栗粉で固める極意】
はい、見事に一行で終わってしまいました。ほんとにこれだけです。少量づつ混ぜながらタイミングを見計らって…とかもないです。ドバっと入れて、ぐるぐる混ぜ合わればOK。すぐに一体化してドロドロの片栗ペーストになります。それを一箇所にまとめて処理します。
そうですね、見た目はお湯が少な目の抹茶かたくりみたいな感じです。色は白いですけど。
さて、するどいあなたならすでに違和感を感じたかも知れませんね。そう、この方法は固まると言ってもペースト止まりです。冷めてもあまり変わりません。
凝固剤のようなプルン!とした感じを期待するとがっかりしますので、最初から過度なプルン!は期待しないでください。
かと言って、この方法に意味がないかと言うと全然そんなことはありません。ペースト状ならキッチンペーパーでキレイに拭き取ることもできますし、新聞紙にインして丸めてしまうこともできます。
片栗粉の量を増やせば、おそらく粘度は上がることでしょう。このあたりはあなたのお好み(?)に合わせて調節してみてください。
ちなみにこの方法は、「小麦粉」で代用することができます。古くなった小麦粉が棚の奥にある場合は、迷わずそちらから使っちゃいましょう。
凝固剤を使うのとどっちがおすすめなのか
身も蓋もない意見ですが、わたしは凝固剤を使う方が好きです。理由は、バラバラになった片栗粉ペーストを集める手間が面倒なのもありますが、やはり、あのプルン!を剥がすのが楽しみなのです。キズつけることなく、完璧な状態で剥がせた時の達成感はなかなかのものです。
ですので、この処理方法は、あくまでも凝固剤を切らしてしまった時や、凝固剤で固めるにはちょっと油が少ないかな?という時に使用していただきたい小技だとわたしは認識しています。
小さいフライパンでちょっとした揚げ物をした後の、鍋底から1センチいくか、いかないかくらいの微妙なラインが片栗粉ラインです。
ひとこと。
以上、「片栗粉を使って油を固める方法」についてお届けしました。
大量の油の処理には不向きですが、お手軽という点ではかなりおすすめできる方法ではないかと思います。揚げ物の後、微妙に油が残った時には、ぜひ片栗粉作戦を実践してみてください。
これはこれで楽しいですよ(●´艸`)