この記事では、ごぼうの中が黒いのは大丈夫なのかどうかについてお伝えしています!
ごぼうはなんとなく日持ちがするイメージがありますが、時間がたつと断面が黒く変色してしまうことがあります。
ぱっと見た感じ食べられるのか心配になってしまいますが、黒くなっている部分をカットしてしまえば、中身は白くキレイなままなことがほとんどなので食べても問題ありません。
黒くなった部分をカットしても、中に黒い輪っかのような線が入っているものに関しては、劣化が進んでいる状態なので少し注意が必要です(軽度なら食べてもOK)。
記事本文では、ごぼうの中が黒くなってしまう原因やその対処法(予防法)についてもまとめているので、ぜひ最後までチェックしてみてください(*・∀-)☆
ごぼうの中が黒い場合は食べられる?
冒頭でもお伝えした通り、ごぼうは中が黒くなっていても特に問題なく食べることができます。
と言うのも、ごぼうが黒くなるのは、ごぼうに含まれているポリフェノールという抗酸化物質が空気中の酸素に触れて酸化することに原因があるからです。
つまり、もともと含まれている成分が少し変化したというだけなので、それを食べたからと言ってすぐにどうこうなるというわけではないのです。
※ 食べることはできますが、酸化した部分は健康に良いわけではありません。部分的に黒くなっているような場合はその部分を取り除いてから食べることをおすすめします。
ポリフェノールの酸化については次の見出しで詳しくお伝えしますね!
ちなみに、食べてはいけないごぼうの状態もあります。
このように見た目や臭いにあからさまな変化がある場合は、すでに食べられない状態になっていることが多いので、安易に食べずに処分するようにしましょう。
わたしの経験上、ごぼうは比較的短い時間で中が黒くなってしまいます。
保存の仕方や買った時の鮮度にもよりますが、根菜類だからと油断せずにできるだけ早く食べ切るようにしてくださいね^^
ごぼうが黒くなる原因と対処法
ここからはごぼうが黒くなってしまう原因と対処法(予防法)についてお伝えしていきますね!
ごぼうが黒くなる原因について
ごぼうが黒くなる原因は大きく分けて以下のふたつです(´・∀・)ノ゚
② ごぼうの中に「す」が発生して黒くなる
まず、ひとつめのポリフェノールの酸化について。
すでにお伝えした通り、ごぼうにはポリフェノールという抗酸化物質が含まれていますが、この物質は空気中の酸素と反応することで黒く変色する特徴を持っています。
これは別にごぼうに限ったことではなく、りんごをむいてしばらくたつと表面が茶色く変色するのと似たような反応です。
なので、少しくらい黒くなったごぼうを食べたからと言って体に害がでるようなことはありませんが、黒く変色した部分は食感も味も落ちているので、あえて食べる必要はありません。
カットした表面が黒くなっているのであれば、そこを削って中の白い部分を美味しくいただきましょう^^
ちなみにこのポリフェノールは、ごぼうのアクの正体だったりします。後でもう一回登場するので覚えておいてくださいね!
次にごぼうの中にできる「す」の発生について。
「す」というのは、簡単に言うと食べ物の中にできてしまった空洞のことです。
野菜の空洞にも使いますが、料理なんかにも使いますよ。茶碗蒸しに気泡が入ってしまうのを「すがだつ」とかい言いますが、あれもこの「す」です。
ちょっと話がそれてしまいましたが、とにかくその「す」がごぼうの中にできてしまうと、ごぼうの断面に輪っかのような黒い筋が入ってしまいます。
ポリフェノールの黒さとはまた違った感じですが、味も見た目も非常に悪くなるので厄介な状態です。
ちなみに、「す」が入るのは食材から水分が飛んでしまうことに原因があります。
食品は時間がたてばたつほど水分が抜けてしまうので、乾燥しやすい状態で放置しているとすぐに劣化してしまいます。
繊維質が多い根菜類の場合はその変化が顕著で、水分が抜けて縮むと同時に中に空洞ができてしまうのです。これが「す」の正体です。
そして、この「す」の厄介なところは、時間がたつとどんどん広がっていくところにあります!
なので、もしごぼうの中に輪っか状の「す」を見つけたら、速攻で食べるようにしてください。
今ならまだ間に合いますよヽ(`Д´)ノ≡3
ごぼうの中が黒い場合の対処法(予防法)
ここからはごぼうの中が黒くなってしまった場合の対処法や予防法についてまとめていきたいと思います。
まず前提として、一度黒くなってしまった部分を元に戻すことはできません。
なので、ごぼうの表面が黒くなっている場合はその部分をピーラーなどで削りとってから食べるのが正解です。
少し削ってみて中がキレイな白色をしていたら、あとはいつも通り調理してもらってOKです^^
問題なのは、調理している最中にだんだん黒くなってくるケースです。ささがきなどは空気に触れる面積も多いので比較的すぐに酸化してしまいます。
これを防ぐ方法としては、カットしたごぼうをレモン果汁、もしくはお酢を入れた水につけておくのがおすすめです。
こうすることで単純に空気に触れる時間が短くなりますし、ごぼうの中のポリフェノールが水の中に溶け出すので変色しにくくなるわけです。
レシピなどを見ていると「アク抜き」と呼ばれるこうした水につける工程がありますが、あれにはこういった理由があったのです!
つけるお水の割合は、水200ccに対して酢もしくはレモン汁が大さじ1程度が目安となります。
あと、長時間つけてしまうとお酢やレモンの臭いがごぼうにうつってしまうので10分程度つけておけばOKです。
次に「す」が原因で断面に黒い輪っかができてしまった場合の対処法ですが、これに関してもやはり一度この状態になってしまうと完全に元に戻すことはできません。
水分不足が原因なので、煮物などにして水分を補いつつ濃いめの味付けでごまかすのがベストの対処法(食べ方)と言えるでしょう。
予防法としては保存方法を見直すこと。ざっくりまとめると以下のような感じになります(´・∀・)ノ゚
それから、買う時にできるだけ新鮮なごぼうを選ぶのもポイントです!
チェックポイントをまとめておきますので、参考までに^^
これらのことを少し意識して選ぶだけでもハズレを引く確率は格段に下がります。
新鮮なごぼうを選んでおけばその分長くごぼうを楽しめるので、ぜひ覚えておいてくださいね♪
まとめ
以上、ごぼうの中が黒いのは大丈夫なのかどうかについてお届けしました^^
ごぼうの中の断面が黒く変色している程度であれば、表面の黒くなっている部分を削り取ってしまえば問題なく食べられます。
黒くなっているのはごぼうに含まれる抗酸化物質が酸化しているのが原因なので、間違って食べてしまっても、すぐ体に害を及ぼすようなものでもありません。
また、断面に輪っかのような黒い筋が入っているものはごぼうの中の水分が抜けて「す」が入っている状態です。
軽度のものならそのまま食べても大丈夫ですが、あまりにも劣化が激しい場合は味も食感も大幅に落ちている可能性が高いので処分することをおすすめします。
食べられる程度であれば、煮物やきんぴらごぼうなど味付けの濃いレシピで使えば、ほとんど気にならずに食べられますよ!
ごぼうはカット後放っておくとわりと短時間で変色してしまうので、酢水やレモン水につけてアク抜きするようにしましょう。
それから、ごぼうの状態合った保存方法にも注意してくださいね♪