今回は、海老の背わたは食べても大丈夫なのかについて、わかりやすくおまとめしてみました^^
海老の下処理で最も面倒くさいのは、やはり背中にある「背わたを取り除く」という工程なわけですが、実は海老の背わたは食べても大丈夫な部分だったりします。
理由はふたつあって…
というものになります(´・∀・)ノ゚
詳しくは後ほど説明しますが、背わたの中に入っているものに毒素はありませんし、小海老などをそのまま食べる場合はしっかり加熱してから食べるので雑菌などの心配もないということです。
記事本文では、海老の背わたで食中毒になる可能性などについてもまとめているので、心配な人はぜひ最後まで読んでいってくださいね(*・∀-)☆
海老の背わたは食べても大丈夫!中身は海老が食べたもの!
冒頭部分でもお伝えした通り、海老の背わたは食べても大丈夫なので、すでに食べてしまった人もあまり神経質になる必要はありません。
海老の背わたに入っている黒いものは、海老が海の中で食べたものの進化系(この意味わかりますね)なので、少しくらい食べてしまったからと言ってわたしたちにとっては何の影響もありません。
ただし、「食べたものの進化系」の意味がわかれば、やはり精神的には取り除いておきたいというが心情だと思うので、嫌な人はしっかり取り除いてから食べましょう。わたしもそっち派です。
おそらく次に気になるのが海老って何食べてんだ?という部分だと思いますが、海老の種類や生息場所によって違いはあるものの、概ね海藻や小魚、貝などを食べているそうです。
海老って雑食性なんですねぇ。伊勢海老とかの大きい海老は「ウニ」なんかも食べるそうです。なかなかグルメなやつです。
つまり、わたしたちも普段から食べているようなものを海老も食べているわけで、それらが消化された(されかけた)ものを食べたからと言ってどうってことないわけです。
さらに、もうひとつの大丈夫な理由として、海老の背わたをそのまま食べるような場合は、ほぼしっかり火を通している状態だからという点です。
大きい海老などをお刺身で食べるような場合は、背わたは必ずキレイに取り除かれているので心配には及びません。
というわけで、海老の背わたは食べても大丈夫だということがおわかりいただけたかと思います。
ただし、海老が口にするものはエサばかりではありません。
エサを口にする時に勢い余って近くの「砂」まで飲み込んでいることが多々あります。
そして、その砂がたまたま食べてしまった海老の背わたの中に入っていることも当然あります。
なので、海老の背わたは食べても大丈夫ですが、できれば取り除いておく方が美味しく食べれるということは覚えておいてください^^
海老の背わたを取らないデメリットについては後の方の見出しにまとめているので、そちらもチェックしてみてくださいね。
と、その前に、それでも海老の背わたで食中毒にならないかどうかが気になって仕方がない人に向けて少しだけ補足しておこうかと思います(´・∀・)ノ゚
海老の背わたで食中毒になる可能性について詳しく調べてみた!
ここまでお伝えしてきた通り、海老の背わたの中に入っているものについては特に危険なものはありません。
背わたが残っている状態の場合は加熱してから食べることがほとんどなので、そういった点から考えても、背わたが原因で食中毒になってしまう可能性はかなり低いと思われます。
しかし、まったくのゼロということではありません。海老の鮮度が著しく落ちている場合などは、加熱したからと言って100%安全とは言い切れないからです。
海老そのものが傷んでいる状態の場合、消化されかけた背わたの中身も傷んでいる可能性が高くなります。
そういった状態の海老を加熱不足のまま食べてしまった場合、食中毒までいかずともお腹を下すくらいのことは起こることは十分考えられます。
もっとも、海老の背わたが原因なのか身の方が原因なのかはわかりませんが…。
なので、傷んでいないまでも少し古くなってしまった海老を調理する時は、必ず背わたを取り除いておいた方が良いとわたしは思います!
とは言え、これはかなり大げさに考えてみただけですので、普通はそこまで心配しなくても大丈夫です^^
あと気になった点として、妊婦さんの食中毒についても調べてみました。
妊婦さんが海老を食べる場合、最も心配されるのは「リステリア菌」だと思いますが、リステリア菌は熱にあまり強くないので、75℃以上で数分間加熱することによりやっつけることができます。
なので、やはりここでも「高温で十分に加熱する」ということがポイントになります。
ご存知かとは思いますが、妊婦さんが海老を食べる場合は生ではなく、加熱調理したものを食べるようにしてくださいね!
食中毒になる確率が低いとは言え、注意するにこしたことはありませんので^^
海老の背わたを取る理由!取らないデメリットをおまとめ!
最後に海老の背わたを取る理由について、ざっくりとまとめておきます!
取る理由と言うか、取らない場合どういうデメリットがあるかを挙げておきますね^^
砂が入っている場合がある
まずひとつ目はすでにお伝えした「砂ジャリ」問題です。
あさりの砂抜きをするのと同じで、背わたを取らないと食べた時に思わぬジャリっと感に遭遇することがあります。
あさりなどに比べると大したことないレベルのことが多いですが、ジャリっと感などないにこしたことはありません。
特にある程度大きい海老を食べる時は要注意です!
生臭ささが残ってしまう場合がある
海老チリなどがっつり濃い味付けにした場合にはあまり気になりませんが、例えばサラダなどにした場合は、背わたの生臭さが鼻につくことがあります。
背わたの中身は海老が食べたものなので、もともとは「海産物」です。
海老の加熱が不十分だった場合、それらのにおいが残ってしまっても不思議ではありません。
調理後も海老の香りや旨味が際立つ系のお料理を作る場合は、できるだけキレイに背わたを取った方が良いですね!生臭いサラダなんて絶対イヤですから。
見た目が悪くなる
3つ目に関しては、「悪くなる場合がある」ではなく、「悪くなる」という点がポイントです。
どんな料理でも海老の背中に一本の黒い筋が入っているのを見れば、多かれ少なかれテンションが下がるものです。
また、海老の背わたが残っていることほど、調理人のズボラさを際立たせるものはありません。
食べる人のことを思えば、海老の背わたを取るのは当然。それをしないのは、かなりの面倒ぐさがりだということがバレてしまいます。
彼のために海老料理をこさえるのであれば、背わたは必ず取り除いておきましょう。
まとめ
以上、海老の背わたは食べても大丈夫だということについてお届けしました!
大丈夫なんですけど、別に食べることをおすすめしているわけではありません。
海老の背わたを食べてしまったからと言って、食中毒の心配をする必要はありませんが…
などのデメリットがあるので、出来ればしっかり取り除くことをおすすめします(´・∀・)ノ゚
大事なので繰り返しますが、鮮度の落ちた海老を背わたごと生(加熱不足)の状態で食べてしまった場合は、食中毒になってしまう可能性も十分あります。
そんな状態の海老を生で食べるような人はいないとは思いますが、鮮度の落ちた海老は必ずしっかり加熱してから食べるようにしてくださいね!
それでは、安心して海老をいただきましょうヽ(*´∀`)ノ