今回は、じゃがいもが火を通してもシャキシャキになってしまう原因や対処法についてまとめてみました。
ポテトサラダや煮込み料理など、じゃがいもはメニューのバリエーションが豊富で、シンプルに食べても美味しいとても便利なお野菜です。
でも、調理し慣れているじゃがいもなのになぜか時々どんなに火を通してもシャキシャキとした生のような食感が残ってしまう事があります。
ホクホク食感を目指して調理したのに火を通してもシャキシャキのままだと歯ごたえが気になって食べ進められないという人も多いかもしれませんね。
実は、じゃがいもが火を通してもシャキシャキになる原因には、
などがあります。
記事本文では、これら3つの原因の説明とできるだけシャキシャキのじゃがいもにならないためのポイントついて詳しくお伝えいたします!
じゃがいもが火を通してもシャキシャキなのはなぜ?
それでは、じゃがいもが火を通してもシャキシャキになってしまう原因についてみていきましょう!
加熱不足が原因
ひとつ目は単純に火の通りが甘かったことが原因です。
根菜類のじゃがいもは簡単に火が通りにくいため、大きくカットしすぎると熱の伝わりが遅くなってしまいます。
長く煮込んで他の具がクタクタなのにジャガイモだけシャキシャキで生煮えになりせっかくのお料理が台無しです。
さらに、じゃがいもなどの根菜類は沸騰したお湯の状態から加熱してしまうと外側だけに火が通ってしまい中が生煮えになってしまいます。
調理するじゃがいもは適度な大きさにカットしたり、煮込む場合は鍋のお水を沸騰させる前からじゃがいもを入れて煮るとじっくり加熱でしっかり中まで火が通りますよ!
もし、加熱時間が短さが原因の場合は、さらに加熱することで柔らかくなる場合もあるので追加で加熱してみましょう。
味付け過程の原因
最初から調味料で味をつけた煮汁やすでにとろみがついた煮汁に生のジャガイモを入れて煮込もうとすると、じゃがいもに火が通りにくくなり時間をかけて煮てもシャキシャキになってしまう事があります。
また、鍋の中の煮汁が少なく、じゃがいもが煮汁の上から出てしまっていても均等に具材に熱が入らずなかなか火が通りません。
調理する時にはお水や出汁から加熱して大体火が通ったタイミングで調味料を加える事や、じゃがいもがちゃんと煮汁につかるように具の量を調整したり、大きめの鍋を使って調理すると良いです。
成長過程の原因
お野菜は同じ畑で育ってもそれぞれに個体差があるもので、なかには火を通しにくいじゃがいももあったりします。
そういったじゃがいもに当たってしまうと、加熱してもシャキシャキが残るという事になってしまうわけです。
調理でじゃがいもを半分に切ると、時々中央に黒い色をした空洞が入っていたり、黒い塊が入っている物があります。これはじゃがいもの成長過程で起こる現象で、外見だけでは見分けがつかないものです。
火が通りにくいだけでなく、こういったちょっと問題のあるじゃがいもが原因になっていることもあります。
残念ながらこれがシャリシャリの原因の場合はどうしようもない場合が多いです…。
これらの原因の他には、シンプルに加熱時間が短いという場合もあります。
じゃがいもは根菜類で固いのでなかなか火が通りにくいので、調理法によっては下茹でが必要だったりします。
例えば、串カツなんかそうですね。じゃがいもの中まで火が通る前に油から上げてしまいますから。
なので、調理方的に加熱時間が短くなってしまう場合は、予め下茹でしてから調理するようにしましょう!
じゃがいをレンジで加熱してもシャキシャキにさせないコツ
じゃがいもに火を通す他にも加熱で便利な方法としてよく紹介されているのはレンジ加熱ですね!
でも、説明通りにレンジ加熱したのにシャキシャキして美味しくないという経験のある方も多いことでしょう。
じゃがいも自体が悪いという原因の他に、レンジの加熱方法が正しくないのかもしれません。加熱不足や水分が飛びすぎるなど原因は様々ですので。
レンジ加熱のコツがイマイチわからない場合は、これからお伝えするポイントをチェックしてみてください!
カットしたじゃがいもをレンチンする場合(1個分)
カットしたじゃがいもをさっとお水にくぐらせましょう。
水分がある程度ついたままのじゃがいもを耐熱容器にを入れ、ラップをかけて500wから600wで約3分半ほど加熱してみてください。
ジャガイモの大きさにもよりますが、加熱後にやけどに気を付けながらつまようじで刺してみてスッと入ったら加熱完了です。
そのままラップを戻してしばらく放置しましょう。
もしつまようじが通りにくいようなら、30秒くらいずつ様子を見ながら追加で加熱してみてくださいね!
お水を回しかけて加熱する事と、加熱後にしばらくラップをかけたまま放置することで皮をむいたじゃがいもの表面が熱による水分の蒸発で乾かずにしっとりします。
ラップをしたままだと蒸発する水分が逃げないので料理の下処理に最適ですよ^^
じゃがいもを丸ごとレンチンする場合(1個分)
じゃがいもを洗ったら皮の周囲一か所に包丁でぐるっと浅く切れ目を入れます。
じゃがいもが濡れたままラップをゆるくまくか、耐熱容器にいれてふわっとラップしたら、500wから600wで約3分半加熱します。
カットした場合と同様、3分半でまだ柔らかくなっていない場合は追加で30秒ずつ様子を見ながら加熱してください。
加熱が終わったらじゃがいもの中央(形が凸凹している場合は一番太い場所)をつまようじで刺して、スッと通ったら完了です。そのまましばらく放置しましょう。
こちらは皮をつけてレンチンするのでじゃがいもが全体的にしっとり仕上がりますよ!最初に周囲に包丁を入れることで皮もペロッと簡単に剥けます♪
レンジ加熱でじゃがいもがシャキシャキになることが多い方は、ぜひこのやり方をお試しください。
どちらの加熱方法もじゃがいもや耐熱容器が大変熱くなるので、やけどには十分注意して下さいね!
じゃがいもがシャリシャリする場合の美味しい食べ方
「火を通してもシャリシャリして食べにくい!」
「追加で火を通しているけどやっぱりシャリシャリのまま…」
このような状況になった場合は、まずは先程お伝えしたレンジ加熱の方法をお試しください。
繰り返しになりますが、追加で加熱することによりじゃがいものシャキシャキ感が軽減する場合があります!
鍋から取り出したシャリシャリのじゃがいもを耐熱容器に入れ、ラップをしたら30秒ずつ様子を見ながら加熱します。しっかり加熱できたら後は鍋に戻すだけです♪
もし、ここまでやってもまだじゃがいもがシャリシャリする場合は、心機一転で違う料理にリメイクするという手もあります。
シャリシャリじゃがいものリメイクアイデア
まずはシャリシャリのじゃがいもを鍋から引き上げましょう。次に、じゃがいもの煮汁や調味料を流水で洗い流して水を切ります。
油を引いたフライパンにシャリシャリのじゃがいもと少量の水を加え、じっくり蒸し焼きにすると表面がサクッとしたカリカリポテトが完成します♪
ひとつひとつ鍋から引き揚げるのはちょっと手間ですが、この食べ方ならじゃがいもを無駄にせず美味しく食べられます。
調理自体は簡単なので、いざという時は一度試してみてください!
まとめ
以上、じゃがいもが火を通してもシャキシャキになってしまう原因や対処法についてお届けしました^^
じゃがいもがシャリシャリ食感になってしまう原因には、
などがあります。
ハズレのじゃがいもに当たってしまった場合は仕方ありませんが、その他が原因であれば再加熱することで解決する場合もあります。
レンジなども活用しながら、諦めずにチャレンジしてみてくださいね!
レンジを使う場合は、ラップの使い方や加熱時間の目安を意識してみてください。コツさえつかめば失敗することも少なくなるはずです^^