「持ち寄り」でするお花見に何を持っていくか。これはかなりの難題です。周りの評価を気にしないのであれば、唐揚げや枝豆あたりを適当に持っていけば良いのですが、それはあまりおすすめとは言えません。「おぉ、いいねぇ!」と喜んでもらうためには、定番からちょっとひねる必要があります。
なので、あなたのかわりにわたしが悩んでおきました。ということで今回は「お花見の持ち寄りで喜ばれるための心得」というテーマで深く掘り下げてみようかと思います。
いきなり何を持って行こうかと迷うよりも、その前にどんなものを持っていくと喜ばれるかについて知った方が楽に決められますよ(*・∀-)☆
お花見ので喜ばれるものの条件とは!?
お花見の持ち寄りで喜ばれるものを一言で表現するなら、お花見の状況に合った食べ物(飲み物)と言えます。お花見をしている状況を考えると、
あたりがぱっと思い浮かぶかと思います。
わたしのおすすめは、これらの状況を補えるものを持っていくということ。つまり、「温かいもの」「取りやすくてちょっとひねったもの」ということになります。また、これとは別に「春らしく華やかなもの」も喜ばれるでしょう。ちょっと分かりにくいですので、順番に詳しく見ていきましょう。
温かいもの
温かいものに関しては、温かいというだけで喜ばれること請け合いです。冷えた体にあたたかいも食べ物は何よりのご馳走です。
ここで重要なのは、お花見会場でガスコンロが使えるかどうかです。ここは必ず事前にチェックしておきましょう。火気厳禁の場所も多いですので、規則違反にならないよう注意が必要です。
もし使えるなら小洒落たお鍋(ホーロー推し)に汁物を作って鍋ごと持っていくのがおすすめ。持ち寄りで鍋ごと出てきたらインパクトはかなり大きいですからね。後は、お花見会場で温めなおせば完璧です。
あ、紙コップなどを忘れるとシャレになりませんので、汁物を入れる容器類はお忘れなく。
もしガスコンロがダメだった場合は、後述する取りやすい系の食べ物と一緒に大きめの魔法瓶に熱々のお湯を注いで持っていきましょう。お湯さえあれば、インスタントのお味噌汁(フリーズドライ推し)もできますし、優雅にお紅茶だって飲めちゃいます。ただのお湯ですが、寒さ対策としては効果大です。
わたしなら、間違いなくまずこの路線で考えます。
取りやすくてちょっとひねったもの
取りやすいものと考えるとちょっと悩みそうですが、そんれほど難しく考えなくても大丈夫です。小さく作るか、カップなどを使って小分けにすれば問題解決。それらに可愛いピックなどをさしておけば文句なしですね。
ちょっとひねったものというのは、定番から少し外れたものを狙いましょうという意味です。あまりに凝ったものを持って行くと、逆に頑張った感が全面に出てしまうのであまりおすすめできません。ある程度親しみのあるものを選んでみてはいかがでしょうか。
春らしく華やかなもの
定番のおかずやおつまみはどうしても茶色くなりがちです。そんな中ピンクや緑の入った春らしい一品が出てきたらどうでしょうか?はい、間違いなく目立ちます。インスタ映えです。
色と言っても桜えびや青のりを使えば簡単に色付けできるのでご安心ください。後半でおすすめレシピをご紹介します♪
はい、ここまで読んだだけでも最初に比べれば、何となく持ち寄りに相応しいもののイメージが固まってきたのではないかと思います。
次の項では逆に「これは喜ばれません!」というものについてまとめてみました。お花見に不向きなものを知って、さらに的を絞っていきましょう(´・∀・)ノ゚
お花見に持ち寄らないでほしいものは?
お花見で喜ばれないものを考えるならば、喜ばれるものの逆を考えれば簡単に答えが出てきます。何となく持っていくと思わぬ失敗につながる可能性がありますので、とりあえず以下の3点にはご注意ください!
冷たいもの
外で食べる以上、常温の範囲で冷くなるのは仕方ありませんが、それ以上に冷たいものはNGです。冷えた体を余計に冷やしてしまう食べ物は基本的に喜ばれません。よくあるのが「アイスクリーム」。デザートに良いかなと思って持ってきても、寒さのせいでスルーされる確率が高くなり、値段が高い分だけ悲しくなります。
また、冷めて美味しくなくなる汁ものも避けた方が良いでしょう。とにかく体の冷えるものは基本的にダメということです。
小分けにされていないもの
彩りが良いからと言って、ちらし寿司を大皿にど~ん!ではかなりの取り分けづらさです。狭いレジャーシートの上では、この取り分けづらさがどうしてもマイナスポイントとなります。
お寿司を作るであれば、カップに入れるかラップで包んで一口大の大きさにすると食べやすくて喜ばれるでしょう。どんな料理を選ぶにしても、手軽に手に取れる状態に仕上げることが大切です。おはしを使わずに食べられるようにするというのもポイントです。
海鮮などのなまもの系
外で食べる場合、「なまもの」が入っているとどうしても衛生面が気になってしまいます。彩り的にも鮮やかでお刺身などを使いたい気持ちもわかりますが、なまものは避けた方が無難かと思います。どうしても使いたい場合は、やはりラップで包んで手まり寿司風にすると良いかも知れませんね。
いかがでしょうか?これで喜ばれるものと喜ばれないものの大枠がおわかりいただけたかと思います。最後の項では、以上のことを踏まえた上でわたしがおすすめしたいものをご紹介いたします!
お花見に持ち寄りたいもの5選!
● お鍋で作る系(豚汁・もつ煮込み・おでん)
最初に書いたとおり、わたしが一番おすすめしたいのはお鍋で作るあたたかい系の食べ物です。簡単にいくなら「豚汁」、ちょっと時間をかけるなら「もつ煮込み」も人気が高いメニューのひとつです。
もっと手軽に済ますなら、スーパーなどで売られている「おでんセット」をいくつかまとめてお鍋に入れて持っていくというのもありです。ちょっと手抜き感は否めませんが、それでも寒い日には喜ばれることでしょう!
● キッシュ
手軽に食べられて、見た目も鮮やかなキッシュはお花見にはぴったり。小さなタルトに入れて作れば、切る手間も省けて一石二鳥です(*・∀-)☆
● 鶏つくね
なんだ定番の焼き鳥じゃないか…と思うかも知れませんが、同じ焼鳥でも鶏つくねだけは別格だとわたしは思っています。味もさることながら、ミンチなのでいくらでもアレンジ出来るところがその理由です。
例えばつくねをアスパラに巻きつけるだけで一気に春らしい一品になってくれます♪子供から大人までみんなに好かれる味をお探しなら、鶏つくねをおすすめいたします!
● おいもの三色団子
マッシュポテトを小さくまるめて三色団子に見立てます。ピンクは桜えび、緑は青のりを使って色を付けると簡単です。じゃがいもはソースとの相性も抜群なので、お酒のおつまみとしてもおすすめ。もちろん満足感もありますよ♪
● うずらの味付け玉子
時間がかかりそうな見た目をしていますが、作ったタレに漬け込むだけなので実はとっても簡単な味付け玉子。食べやすいよううずらの玉子で作るのがポイントです。たくさんつくってピックにさしておくと食べやすくてグッド。ちょっと渋いセレクトですが、男性ウケは特に良いでしょう。おかずとしても、おつまみとしてもイケてる一品です。
ボリュームを出したい時には、豚バラ肉と一緒に煮込むという手もあります。その場合は豚肉も小さめにカットして、ぱくっと食べられるよう工夫しましょう。
以前書いた味付け玉子の記事です!こちらは普通の玉子を使っていますが、作り方の参考にはなるかと思います。
ひとこと。
おつかれさまでした!こんなに下の方まで読んでいただけるなんて、あなたの気合は十分ですね。きっとあなたが持っていくものはみんなから喜ばれることでしょう。
今回の記事の中では、「お花見は思っている以上に寒い」というところが最重要ポイントとなります。風が強い日などはなおさら、体が芯から冷えてしまいます。とりあえず、ガスコンロが使えるかをチェックして温かいものから考えてみてくださいね。
あなただけが温かいものを用意していたなら、あなたの株は急上昇間違いなしです!それでは、素敵なお花見をヽ(*´∀`)ノ