((*´∀`))秋になると街を黄色く染めるイチョウの木。
見た目にはとっても美しいんですが、やはりあの臭いだけはどうしても好きになれません。
ところで、銀杏の臭いって臭う場所と臭わない場所があると思いませんか?
全然臭いがしなくて、見上げてみてはじめてイチョウの葉に気がつくということが時々あったんですよね。
で、調べてみあたら、なんとイチョウの木には銀杏がなる木とならない木があることがわかりました!
ということで今回は、「銀杏がなるのはどんなイチョウの木?」というテーマを中心におまとめしてみました。
誰かに話したくなるイチョウの豆知識をお楽しみください♪
※ この記事では樹木の方を「イチョウ」、実の方を「銀杏」と表記しています。
銀杏がなるのは「雌」のイチョウ!
まず、知っていただきたいのが、イチョウの木には「雄(オス)」と「雌(メス)」があるということ。
難しい言葉で「雌雄異株」と呼びますが、株(木)ごとに雄と雌が完全に分かれているのです。
そして、今回のテーマである銀杏がなるのはメスの木。オスにもメスにも花は咲きますが、実をつけるのはメスの木だけなのです。
ちなみに、銀杏がならないオスの木の花はこんな感じです。
メスの花は銀杏になる房がぽちっとついていますが、オスの花はなんというかフサフサっとしています。
この花が地面に落ちると、ふかふかの黄色い絨毯のようになるんですね。
つまり、街路樹などに植えられている臭くないイチョウはオスの木だったのです。
これでスッキリしましたね(*・∀-)☆
イチョウの雌雄の見分け方はあるの?
さて、ここまでわかると次に知りたくなるのがイチョウの雌雄の見分け方だと思います。
しかし、結論からお伝えすると、イチョウの雌雄見分ける方法はわかっていません。
実際のところ、花が咲いてみないとわからないのです。
ネット上には葉っぱの形が違うとか、枝の角度が違うなどの見分け方が紹介されていますが、専門家によるとそれらの情報はあてにならないとのことです。
では、どうやって臭いのしない雄の木を街路樹にするのかが疑問ですよね。わたしも、そこがすごく不思議でした。
答えは、「挿し木をして雄の木を増やす」です。
挿し木というのは、木を種から育てるのではなく枝から育てること。元の木の枝を切って、植えて、それを育てるのです。
こうすることによって、元となった雄の木を増やすことができるというわけです。
たしかに、雌雄の判断ができないイチョウを増やすにはこの方法が最適ですね。
イチョウの葉っぱにいろんな形があるのは?
一見同じように見えるイチョウの葉っぱですが、実はよく見ると形も大きさもバラバラだったりします。
そんな中、ひときわ目立つのが「手のひら型」の葉っぱ。この形は剪定した後に伸びた葉っぱに多く見られるそうです。
イチョウの木は剪定で葉っぱの数がすくなった分、光合成をするために葉っぱを大きくする。
しかし、葉っぱが大きくなればその分風の抵抗を受けやすくなり、飛ばされてしまう可能性が高くなります。
その抵抗を少なくするために葉っぱには切れ込みが入り、結果的に手のひらのような形になるのではないかと考えられています。
いやぁ、自然ってやっぱりすごい。無駄がないです。
手のひら型はあまり見かけないかもしれませんが、見つけた時にはこの話を思い出してくださいね!
ひとこと。
おつかれさまでした!
それにしても、今まで全部同じに見えていたイチョウの木に雄と雌があるなんて驚きです。
わたしたちの身の回りには知らないことがたくさんありますね。
これからもたくさん豆知識をおまとめしていきたいと思いますヽ(*´∀`)ノ