毎日のお掃除で何かと活躍してくれるくれる「セスキ炭酸ソーダ」ですが、トイレ掃除に関してはちょっぴり苦手のようです。
詳しくは後述しますが、トイレの頑固汚れにはアルカリ性のものが多く存在することが原因だったりします。アルカリ性の汚れには逆の性質である酸性の洗剤が適任なのです。
しかしながら、トイレの壁紙の汚れに焦点を当てると、また話は変わってきます。何故なら壁紙についている汚れの中にはセスキ炭酸ソーダが分解を得意とするものが混ざっているからです。
このあたりがセスキ炭酸ソーダを使う上でのややこしい部分なのですが、ここをきちんと理解していれば格段にセスキ炭酸ソーダが使いやすくなりますよ。
ということで、5分で読めるくらいにおまとめしてみました(*・∀-)☆
セスキ炭酸ソーダで落とせるトイレの壁紙汚れは?
一口にトイレの壁紙と言っても、場所によって付いている汚れが全然違っていたりします。例えば、照明スイッチ付近は「手垢」、湿度の高いすみっこの黒ずみは「黒カビ」と言った具合です。
これらの汚れの原因を理解すれば、セスキ炭酸ソーダを使うべきかどうかを簡単に判断することができます。
セスキ炭酸ソーダが得意な汚れには「油汚れ」「タンパク質」のふたつがあります。このふたつの汚れが壁紙の黄ばみや黒ずみの原因になっている場合は、セスキ炭酸ソーダでばっちりキレイになるということですね。
では、具体的に見ていきましょう!
手垢はタンパク質汚れですので、セスキ炭酸ソーダの十八番です。トイレットペーパーにセスキを吹きかけて、ささっと拭き取ると良いでしょう。
● タバコのヤニ
トイレでタバコを吸う場合はヤニで壁紙が黄ばんでいることも多いはず。ヤニにはタールなどの油分が含まれていますので、セスキ炭酸ソーダですっきり落とせます。
● 尿汚れ
壁紙の比較的下の方の黄ばみは飛び散った尿が原因の場合が多いかと思います。尿汚れに関しては、時間が経っていないものであれば比較的簡単に落ちますので、お家にある好きな洗剤を使えば良いでしょう。重曹、セスキ、クエン酸、中性洗剤と何でもOKです。
● 黒カビ
セスキ炭酸ソーダに黒カビを殺菌する力はありません。壁紙のカビにはエタノールを使ったお掃除が効果的です。軽度のカビならこれ一発でキレイになりますよ!
参考記事:「壁紙の黒カビを落とす方法」
はい、壁紙汚れの種類は大体こんなところでしょうか。
こんなことを言うと身も蓋もありませんが、汚れてからそれほど時間が経っていないもの、汚れ自体がそれほど酷くないものに関しては、それほどセスキ炭酸ソーダにこだわる必要はないかと思います。
どれを使ってもそれなりにはキレイになることが多いですので、頑固汚れになってしまう前にちゃちゃっと落としてしまいましょう!
デコボコの壁紙にはメガネ拭きがおすすめ!
表面がつるっとしている壁紙ならトイレットペーパーや雑巾で十分キレイになりますが、表面がデコボコしている壁紙の場合はなかなかそうもいきません。くぼみになっている部分に汚れが入りこんでしまい、落ちにくくなっているからです。
何だか歯ブラシのCMのような話ですが、そのくぼみの奥にまで届いて汚れを取り除く必要があるのです。
そこでおすすめしたいのが、「メガネ拭き」。メガネ拭きはタオル生地などに比べ繊維が細いですので、壁紙のくぼみの奥までしっかりお掃除することができます。
お掃除の方法は、洗剤をつけてメガネ拭きで拭き取るだけ。壁紙に洗剤を吹きかけても良いですが、垂れると面倒くさいですのでメガネ拭きにつける方をおすすめします。
アンモニア臭にはクエン酸を使いましょう!
トイレの臭いの元であるアンモニアはアルカリ性ですので、残念ながらセスキ炭酸ソーダに脱臭効果は期待できません。
もし壁紙付近から臭ってくるようであれば、アルカリ剤ではなくクエン酸など酸性の洗剤を使ってお掃除すると良いでしょう。その上で、市販のトイレ用消臭剤を置いておけば完璧です!
まとめ。
それでは、今回の内容を箇条書きでまとめておきましょう。
おつかれさまでした。これでもうセスキ炭酸ソーダをどこで使うかに迷うこともないでしょう。繰り返しになりますが、ポイントは汚れの原因を探るということです。手垢やヤニなら汚れならトイレでも十分活躍することができますからね。
これからもセスキ炭酸ソーダを使って、バリバリお掃除しちゃってくさいヽ(*´∀`)ノ