(o´・∀・)o生チョコ作りの失敗の代表格と言えば、生クリームを入れすぎて生チョコが固まらなくなること。
生クリームをたくさん入れればそれだけ風味が豊かになるような気がしますが、正しい分量をこえて入れすぎた場合はゆるっゆるの生チョコになってしまいます。
今回は、このような生チョコにに生クリームを入れすぎた場合の対処法についてわかりやすくおまとめしました。
結論を先にお伝えすると、溶かしたチョコを追加するのが、入れすぎた場合の対処法となります。
こうして書くとすごく簡単そうなんですが、チョコを溶かして追加する際に必要な知識や、注意しなければならないこともあります。
詳しくは本文で解説しているので、ぜひ最後まで読んでいってみださいね(*・∀-)☆
生チョコに生クリームを入れすぎた場合の対処法を解説!
先程お伝えしたとおり、生チョコに生クリームを入れすぎた場合は、逆にチョコレートを追加してチョコレートの比率を上げることで固めることができます。
実際にチョコを溶かして入れる前に、肝心の正しい比率について覚えておきましょう!
チョコと生クリームの比率の基本は2:1。すごくシンプルな割合です。
例えば、チョコレートを100g使用した場合は、生クリームは50g。この分量を超えれば超えるほど、生チョコは固まりにくくなっていくのです。
なので、ゆるい生チョコを固めるには、チョコを少しずつ追加していって、2:1という比率に近づけていく作業になります。
まずは、あなたがどのくらい生クリームを入れすぎたかを知る必要があります。参考にしたレシピなどからおおよそで良いので入れすぎた量を割り出しておきましょう。
入れすぎ生クリームの量がわかれば、それを元にチョコを追加していきます。
例えば、レシピではチョコ:生クリーム=2:1で、チョコ100gに対して生クリームは50gにするところを、実際には生クリームを100g入れてしまった場合で考えると、チョコの追加量を100gにすれば、最終的にチョコが200gで生クリームが100g(つまり、2:1の配分)になるのでOKということになります。
それでは、具体的なやり方を解説しますね!
ゆるい生チョコを湯煎にかけてドロドロの状態にします。
50℃~60℃くらいのお湯で湯煎すると良いでしょう。
② 追加用のチョコも湯煎する
この時、もとの生チョコと同じくらいの温度になるようにします。
温度差があるとチョコが分離しやすくなるので、温度は必ず近づけてください!
できれば調理用の温度計を使うことをおすすめします。
③ 溶かしたチョコを少しずつ加えて混ぜる
一気に混ぜるのではなく、10gくらいずつ混ぜて様子を見ましょう。
混ぜるのも一気にではなく、ゆっくりやさしく混ぜてくださいね。
追加目安の分量に達したら、そのまま型に流しこんで固めればOKです♪
ご覧いただいた通り、作業自体はそれほど難しいものではありません。
2:1という正しい比率を元に追加するチョコの分量を決め、温度を合わせて少しずつ混ぜるだけですね。
焦らず丁寧に対処すれば問題なく固めることができるかと思います。
分量の比率意外に注意することがあるとすれば、湯煎する時にチョコに水分が入らないようにすることです。
また別の話になってしまいますが、チョコに湯煎のお湯などが少しでも入ってしまうと、それはそれで固まらなくなってしまいます。
この状態についてはこちらの記事に詳しくまとめているので、合わせてチェックしてみてくださいね!
参考記事:チョコが分離してしまったときの対処法をわかりやすく解説します!
材料のチョコの種類によっても適切な比率は違ってきます!
ここまでのお話は市販のミルクチョコを使った場合の対処法でした。
実は、使っているチョコレートの種類(味や成分)によって、先程の比率は変わってきます。
あまり頻度は多くないかもしれませんが、知識として持っておいて損はないと思います。これを機にぜひ覚えてみてくださいね♪
チョコの味ごとの比率について
ミルクチョコ以外のチョコを使った場合の比率は以下のようになります。
ミルクチョコレートとはずいぶん比率が違いますが、これはチョコレートの含まれているカカオの含有量に関係しています。
そもそもチョコレートが固まるのはカカオに含まれている油分が冷えてバターのように固まる性質によるうもです。
なので、ホワイトチョコのようにカカオの含有量が少ないとそれだけ固まる力が弱いということになります。
つまり、ダークチョコのようにカカオ含有量が多い場合は固まりやすいので生クリームを多く、ホワイトチョコのように含有量が少ない場合は生クリームを少なくするという具合です。
知ってしまえばすごく単純な話ですね!
食べる用と製菓用との違いについて
それともうひとつ。
使うチョコレートがそのまま食べる用のものなのか、製菓用のものなのかによっても比率に微妙な違いがあります。
そのまま食べる用のチョコレートと製菓用の違いは、その成分にあります。
製菓用チョコレートは「クーベルチュール」と呼ばれ、食べる用のものよりもカカオを多く含んでいるのが特徴です。
そして、この記事でお伝えしてきた比率は、この製菓用のクーベルチュールチョコを基準としています。
なので、食べる用のチョコを使う場合は生クリームを少し控えめにするなどの調整が必要です。
もしあなたがそのまま食べる用のチョコレートを使う場合は、その商品名を指定しているようなレシピを参考にしましょう。
こういったレシピであれば、微妙な固まり具合の違いについても考えられているはずなので、レシピどおりに作ればまず失敗することはありません。
チョコレートメーカーの公式サイトなどで紹介されているレシピを参考にするのが一番確実だと思います♪
生チョコが固まらない時は冷凍庫に入れても良いの?
最後に、固まらないチョコレートを冷凍庫に入れて固める方法について補足しておきます。
はっきりいって、この方法はまったくおすすめできません。
理由は、溶けたらまたゆるゆるに戻ってしまうからです。さらに、冷凍する際に油分や糖分が表面に浮き出て、ザラザラとした舌触りになってしまう可能性もあります。
ただ、こういったデメリットを踏まえつつ、あなた自身が凍らせてすぐ食べるのであればまったく無意味ということもありません。
生チョコではありませんが、チョコアイスのような感覚で食べれば美味しいく食べられますので。
繰り返しますが、解凍して誰かにプレゼントする場合には使えない方法なので、その点はしっかり覚えておいてくださいね!
ひとこと。
ということで、生チョコに生クリームを入れすぎた場合の対処についてお届けしました。
要するに、比率が2:1になるまでチョコレートを追加しましょうというお話です。
その際に気をつけることは、
のふたつだけです。
この対処法さえ知っていれば、うっかり生クリームを入れすぎた場合でも心配はいりません。誰かが困っている時もズバッとアドバイスできちゃいます♪
生チョコ作りの秘訣はレシピどおり作ること。
チョコと生クリームの比率を守って、美味しい生チョコを完成させてくださいねヽ(*´∀`)ノ