関西風おでんに絶対欠かせない具材と言えば「牛すじ」です。わたしは生まれも育ちも関西ですので、牛すじが入っていないおでんなんて考えられません。
しかし、いざ自分でおでんを作るとなると、牛すじっていつ入れるんだ!?ってなる人も結構いるかと思います。実は、わたしもそうでした。
ということで今回は、「おでんに牛すじを入れるタイミング」についておまとめしてみました。後半はおでんを美味しくするコツなどについてもちょこっと書いています。
牛すじのタイミングでお悩みなら、ぜひ参考にしてみてください(*・∀-)☆
おでんに牛すじを入れるタイミングは?
もう結論からいっちゃいましょう。牛すじは「最初」からです。
おでんの具材を入れる順番は、味の入りにくいものからというのが基本的な考え方となります。時間をかけて煮込み、柔らかくしながら味を染み込ませていくということですね。
その考え方からいくと、牛すじは最も煮込むべき具材と言っても過言ではありません。なので、おだしの次にはもう牛すじなのです。ちなみに、大根もこのタイミングです。
ただし、この牛すじのタイミングには条件があります。それは、その牛すじが下処理済みということ。簡単に言うと、スーパーなどで串にさされた状態で売られているものかどうかということです。
あの白っぽくなった牛すじは下処理済みですので、余分な脂やアクがすでに抜けています。この状態であれば、先程お伝えした通り、最初からお鍋に入れてもらってOKです。
しかし、これが生の牛すじの場合は話が違ってきます。おでんを作り始める前に、まずは下処理をしなければなりません。下処理をしないまま串にさして煮込み始めると、脂やアクが溶け出してきてどえらいことになります。お鍋の中全部が台無しです。
「危なっ!生の牛すじ入れよったし!」と思ったあなたは、下処理についての記事も書いていますのでチェックしてみてくださいね。
参考記事:「おでん用牛すじの下処理の方法を解説!」
この記事の要領で下処理を済ませたら、後は同じです。最初からお鍋に入れてグツグツ煮込んでいきましょう。
味の染みた美味しいおでんを作るコツとは!?
さて、本題は終わってしまいましたので、ここからは味のしゅんだ美味しいおでんを作るためのコツについて書いていこうかと思います。
● お鍋を沸騰させない
早く仕上げたくて、ついつい強火で煮込んでしまうこともあるでしょう。気持ちはものすごくわかります。お腹空いてますからね。
しかし、強火でお鍋を沸騰させてしまうと中で煮崩れや煮詰まりが起こり、結果的には全体の味が濁ってしまいます。弱火~中火でコトコト煮込む。単純ですが、これが第一のポイントとなります。
● 完成したら一度冷ます
今回の目玉情報です。実は、おでんに限らず具材の中に味が入っていきやすいのは、熱い状態から冷めていく途中なのです。一晩置いたカレーって美味しいですよね?あれも同じ理由です。
なので、おでんが完成したら食べたいのを我慢して一度冷ましてあげましょう。最低1時間~2時間は必要です。可能であれば、半日以上寝かせておくと素晴らしいおでんに成長します。
煮込み系のお料理を作る時には、ぜひこのことを思い出してくださいね。おでんは育てるものです。
まとめ。
それでは最後に今回の要点をさらっとまとめておきましょう!
これであなたもおでんの牛すじに悩まされることもなくなるでしょう。牛すじは煮込めばどんどん美味しくなります。牛すじはあなたを裏切りませんので、愛情を込めて育ててあげましょう。
あー、おでん超食べたい(´Д`。)