今回は、お弁当にいなり寿司を入れると傷むのか?という疑問について、わかりやすくおまとめしてみました!
ちょっと多めに作ってしまったいなり寿司を、翌日のお弁当に入れちゃおうと考える人もいるかもしれませんが、それはちょっと危険です。
いなり寿司は酢飯を使っているので傷みにくいイメージがありますが、いなり寿司には思っている以上にたくさん水分が含まれているので傷みやすかったりします。
なので、お弁当にいなり寿司を入れる場合は、朝に作ったいなり寿司を入れるならOKと覚えておきましょう!
記事本文では、
などについてもお伝えしているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(´・∀・)ノ゚
お弁当のいなり寿司はすぐ傷む?大丈夫か調べてみた!
先ほどに軽く触れましたが、いなり寿司をお弁当に入れること自体は全然大丈夫です^^
ただし、酢飯を使っているからと安心して前日に作ったいなり寿司を入れたり、朝作ったいなり寿司弁当を夕方まで食べずに置いておくようなのはNGです。
これらのNG行動に共通しているのは、いなり寿司を作ってからかなりの時間がたってしまっているということです。
前述した通り、いなり寿司は酢飯だけでなく油揚げや具材などに多くの水分が含まれています。
なので、いなり寿司にくっついている目に見えない雑菌が時間とともにどんどん増えていってしまうのです。要するに、傷みだすわけですね。
数時間程度であればほとんど問題ありませんが、これが6時間あたりを超えてしまうとイエローゾーンに突入してしまいます。
もちろん、どんな環境に保存しているかでも変わりますが、常温とかだったら高確率でアウトになることでしょう。
ちなみに、食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌は、大体25℃~45℃くらいの温度が増えやすい温度だと言われています。
お弁当にいなり寿司を入れる場合は、できるだけこの温度帯を避けるためにも冷蔵庫に入れて保管するようにしたいところです。
もしそれが無理な場合は、できるだけ涼しいところに保管し、遅くても5時間以内には食べるようにしましょう。あ、保冷剤を上に乗せておくのも良い方法ですね!
朝に作った鮮度の良い(?)いなり寿司を入れたお弁当であれば、数時間くらいは持つはずです^^
いなり寿司のお弁当の詰め方の注意点!食中毒を防ぐポイントをチェック!
ここからは、いなり寿司をお弁当に詰める時の詰め方や食中毒を予防するために気をつけたいポイントなどについてお伝えしていきます!
重要なのは以下の4つです(´・∀・)ノ゚
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
清潔なお弁当箱を使う
お弁当を作る前の準備として、お弁当箱を洗ってしっかりと消毒することが重要です。
特にパッキンの部分は汚れが残りやすいため、熱湯をかけたり、食材用アルコールスプレーで消毒したりすることをおすすめします。
忙しい朝でも清潔なお弁当箱を用意するために、予備のお弁当箱を用意しておくと便利ですね。
必ず手袋をして詰める
お弁当を詰める際は、できるだけ素手で食材を触らないようにしましょう。
手には見えない雑菌や黄色ブドウ球菌などが存在するため、直接食材を触るとそれらが移り、食中毒の原因となることがあります。
食材を詰めるときは、使い捨ての手袋を着用するか、菜箸を利用すると安全です。
さらに、調理中にはスマホの操作やタオルで手を拭くなど、手が汚れる行動は控え、常に清潔な状態を心がけることが大切です。
おかずは冷ましてから詰める
いなり寿司は特に汁気が多いため、温かい状態で詰めてしまうと蒸気がこもり、食材が傷みやすくなります。
すべての食材をしっかりと冷ましてから詰めることで菌の増殖を防ぎ、お弁当の鮮度を保つことができます。
傷みにくい工夫をする
お弁当が傷むのを防ぐためにも、お弁当の上に乗せるタイプの「抗菌シート」を使うのもおすすめです。
お弁当用の抗菌シートには銀イオンが入っていて、お弁当の中で雑菌が増殖するのを防いでくれる仕組みです!
ちなみに、銀イオンがいなり寿司やおかずに溶け出すようなことはないので、手軽に安心して使うことができます♪
お弁当にいなり寿司を入れた場合のおかずにおすすめなのは?
お弁当にいなり寿司を入れる際には、他のおかずとの組み合わせにも注意が必要です。
特に、いなり寿司のように水分を多く含む食品を扱う時は、「水気の少ないおかずや殺菌・防腐効果が期待できる食材を」選ぶと良いでしょう。
適切なおかずの選び方(味が濃く水分が少ない)
いなり寿司と相性の良いおかずには、からあげや生姜焼き、きんぴらごぼうなどが挙げられます。
これらのおかずは水分が少なく、味付けが濃いめであるため傷みにくく、お弁当の保存性を高めてくれます。
からあげや生姜焼きは、その油分と香辛料が食品の鮮度を保ってくれるので、美味しいだけでなく傷みににくくするのにも役立ちます。
殺菌・防腐効果が期待できる食材について
梅干しや生姜を使ったおかずは、その自然な防腐・殺菌作用でお弁当を安全に保つのに効果的です。
梅干しの酸味は雑菌の繁殖を抑え、お弁当の味のバランスも整えてくれますね。生姜も同様に、強い香りと抗菌性で食中毒予防に役立ってくれます!
お弁当に生ものはNGです!
いなり寿司弁当の場合は、生ものの取り扱いには特に注意が必要です。
生ものは水分が多く、雑菌がついている可能性もあるのでお弁当が傷む原因になりかねないからです。
対処法としては、生で食べられるハムやレタスも一度火を通しておくことです。
加熱することにより目に見えない細菌をやっつけ、お弁当を新鮮に保つことができます。
水分を吸うおかずの配置
揚げ物や天ぷらなどの衣がついた食品は、いなり寿司と隣接すると湿気を吸いやすくなります。
これを防ぐためには、おかずカップや食品用のラップを活用することがおすすめです。
カップを1枚挟むことで食材同士が直接触れ合うことを防ぎ、おかずが互いに悪影響を及ぼすことを防ぐことができます。
お弁当を作る際にはこれらのポイントを活用して、いなり寿司とおかずが互いにマイナスに影響し合わないように工夫しましょう!
本日のまとめ!お弁当のいなり寿司は傷みやすいので注意しよう!
以上、お弁当にいなり寿司を入れる場合の注意点などについてお届けしました!
いなり寿司は酢飯を使っているので傷みにくいイメージがありますが、実際は水分を多く含んでいるので割と傷みやすい部類に入ります。
なので、前日に作ったいなり寿司をお弁当に入れて持って行くといったやり方では、食中毒のリスクを高めてしまうことになりかねません。
いなり寿司をお弁当に詰める場合は、早起きして朝一で作ったものを詰めるようにしましょう。
そして、長くてもお昼までには食べきるようにしてください。大体6時間くらいが目安です。
それから、いなり寿司と一緒に詰めるおかずは水分が少なく、味の濃いおかずを選ぶようにしてください。その方が傷みにくいですので。
繰り返しになりますが、酢飯を使っているからと油断しないことが重要です(´・∀・)ノ゚