今回は、「菜の花は体に悪いの?」という疑問について、分かりやすくおまとめしてみました^^
菜の花には多少苦味があるので、それが体に悪いんじゃないかと不安になる人も多いかもしれません。
結論からお伝えすると、菜の花は体に悪いことはありません。むしろ体に良い栄養素たたっぷりつまっているありがたい食材です♪
ただ、不溶性食物繊維も多く含んでいるので、一度に大量に食べてしまうとお腹が緩くなってしまう可能性もあります。この点には注意が必要です!
記事後半では…
などについてもお伝えしています!
菜の花のことをもっとよく知りたいぞという人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね(*・∀-)☆
菜の花は体に悪いわけではない!毒があると言われている理由は?
冒頭でも軽く触れた通り、菜の花は体に悪い植物などではなく、逆に栄養たっぷりの嬉しい食材です!
わたしが調べた範囲では、菜の花が体に悪いと言われるのは…
② 食物繊維が豊富
③ アレルギーの原因なる
④ ふきのとうの影響
あたりが関係しているのではないかと思います(´・∀・)ノ゚
まず①の苦味についてですが、これは菜の花に含まれるポリフェノール類(抗酸化物質)によるもので、毒になるどころか毒素を体から排出する助けとなる物質です。
わたしは、この苦味と④のふきのとうが春野菜つながりでごっちゃになっているのではないかと考えています。
同じ春野菜代表のふきのとうにもやはり独特の苦味があるのですが、ふきのとうにはポリフェノールの他に毒性のある「ペタシテニン」という物質が含まれていたりします。
なので、ふきのとうを食べる場合は、基本的にしっかりあく抜きしてからいただくというのが常識となっています(天ぷらにする場合はあく抜きしないことも多いようですが)。
このあたりがごっちゃになっていて、苦味のある菜の花にも毒素があると勘違いされているのではないかというお話です。
繰り返しになりますが、菜の花にはそういった天然毒は含まれませんので、あく抜きせずに食べても大丈夫です。もちろん苦味を抑えたい場合はあく抜きしてもOKです^^
次に②の食物繊維についてですが、菜の花には不溶性食物繊維という水に溶けにくい食物繊維が多く含まれていて、一度に大量に食べるとその食物繊維がお腹の中で膨らんで腸を刺激してしまうことがあるようです。
それが原因でお腹が緩くなってしまうことも考えられるので、一度にたくさんの量を食べ過ぎるのはあまりよくないかもしれません。
最後に③のアレルギーについてですが、菜の花はアブラナ科に属するので、アブラナ科の野菜にアレルギーを持っている人が食べると、何かしらの症状が出ることがあります。
菜の花を食べて口の中や喉がかゆくなった経験がある人は、ひょっとしたらアレルギーを持っているかもしれませんので、食べるのは控えた方が良いでしょう。
アレルギーを持っているかわからない人が菜の花を食べてそうした症状が出た場合、菜の花には体に悪い何かが入っているのかもしれないと考えてしまう可能性もあります。
どれもこれも想像の範疇を出ませんが、こうした菜の花のデメリット(や勘違い)の部分が広まって、菜の花は体に良くないというようなことになっているのかもしれませんね。
でも、実際はそんなことありませんので、安心して食べてくださいね^^
菜の花を一日に食べて良い量の目安はどれくらい?
ここまでのお話で、菜の花に害がないことは十分お分かりいただけたかと思います!
ただ、害はないと言ってもやはり食べ過ぎはよくありません。食物繊維のこともありますし、その他の栄養素だって多ければ多いほど良いというわけでもありませんので。
なので、次は「菜の花の一日の摂取量の目安」について見ていきましょう。
菜の花の一日の摂取量の目安はこれくらい!と決まっているわけではありませんので、菜の花に含まれる栄養素に着目して考えてみます。
菜の花に含まれる栄養素の中で、特に目立っているのが「カロテン」です!
カロテンとは抗酸化物質のひとつで、体内でその時に必要な分だけビタミンAに変換され、それ以外は抗酸化物質として活性酸素の除去などを担ってくれる頼もしい栄養素です。
こういった栄養素に関しては国が一日の摂取量の目安をまとめてくれていて、それを菜の花に含まれている分量で計算すると、大人で大体「半束」くらいでちょうど良い感じになります。
子供の摂取量の目安についてははっきりわからなかったのですが、大人よりも少なくはなるはずなので、一日に1/4束分くらいの量にしておけば安心かもしれません。
個人的な感覚で言えば、それほど気にしなくても大丈夫だとは思うのですが、気になる人はちょっと少なめにしておいた方が無難かもしれませんね^^
美味しい菜の花の選び方!ポイントは切り口とつぼみの状態!
最後におまけとして、美味しい菜の花の選び方について補足しておきます♪
柔らかくて美味しい菜の花を選ぶためのポイントは…
② 切り口が乾燥していない
の2点となります(´・∀・)ノ゚
まず①のつぼみの部分ですが、菜の花は収穫してから時間が経つと次第につぼみが膨らんできて最終的には花が咲いてしまいます。
観賞用の菜の花なら問題ありませんが、花が咲いてしまうと固くなり苦味もきつくなるので、食用の菜の花としてはマイナスと言えます。
なので、店頭にたくさん並んでいる中でも「つぼみが開いていない菜の花」を選ぶのが大切になってきます!
次に②の切り口ですが、できるだけ切り口が乾燥していないものを選びましょう。
すでに乾いているものは茎の中心部分が白くなってくるので、そういった菜の花は選ばないようにご注意ください。
どんな野菜でもそうですが、切り口を「ぱっと見た感じでみずみずしいと感じるもの」を選ぶのがポイントになります^^
こうして選んだ菜の花は、湿らせたキッチンペーパーに包んだ状態でポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。
そして、できるだけ早く調理して食べるようにしてください!
収穫から時間が経てば経つほど美味しさは半減していきますので、数日間ほったらかしにするようなことはしないでくださいね(´Д`。)
まとめ
以上、菜の花が体に悪いのかどうかについてお届けしました!
繰り返しになりますが、菜の花には春野菜らしいほろ苦さはあるものの、体に悪いような成分は含まれていません。逆に、体に良い栄養素がたくさん含まれています!
菜の花が体に悪いという意見は、同じ春野菜である「ふきのとう」とごっちゃになっているのではないかと、わたしは睨んでいます。
ただ、一度に多く食べ過ぎると食物繊維の摂り過ぎでお腹がゆるくなってしまうかもしれません。この点には注意してくださいね!
大人の人は、一日に半束も食べれば十分でしょう(´・∀・)ノ゚
とにかく、菜の花に毒などはありませんので安心して食べちゃってください^^