ハマグリの砂抜き、ちょこっと出した管から水をピューッと出す様子ってちょっとかわいいですよね!わたしはなんだかつい見入ってしまいます^^

でももし、ハマグリが砂抜き中に口を開かないとか、一部のハマグリだけ口を開かないなんてことがあると、「ダメになっているのかな?」って心配になりますよね。

ハマグリが砂抜き中に口を開かないのは、もしかしたら砂抜きの方法に問題があるのかもしれません。

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もし砂抜きのやり方に問題がなければ、何らかの原因によりすでにハマグリがダメになっている可能性があります。残念ながらその場合は食べることはできません。

こういう時のためにダメになっているのかどうかの見分け方も知りたいところですね!

というわけで今回は、「ハマグリが口を開かない時に考えられる理由と対処法」についておまとめしてみました(*・∀-)☆

ハマグリが砂抜き中に口を開かない時の理由&対処法!



ハマグリが砂抜き中に口を開かない時は次のような理由が考えられます!

塩水の塩分濃度が高すぎるor低すぎる


砂抜きに適した塩分濃度は3%、水1Lに対して塩30gです。

温度が高すぎるor低すぎる


砂抜きは20~25℃で行ってください。

見落としがちなのは冷蔵庫に入れる時。夏場など冷蔵庫に入れる時は、庫内の温度が低すぎる場合があるため、設定温度をにするのがおすすめです。

場所が悪い


ハマグリは暗くて静かな場所が好きです。明るくて刺激の多い場所だとストレスで活動が鈍ってしまい、口を開かないことが多いようです。

塩水が多すぎる


どっぷりつかるくらいの塩水だとハマグリが呼吸できなくなります。少し頭を出すくらいの水かさに調節しましょう。

水道水のカルキが多すぎる


水道から出したての水だとカルキが多すぎることがあります。数時間汲み置いてカルキ抜きをしてみてください。ミネラルウォーターを使っても大丈夫ですよ。

蝶番や貝柱の異常


ハマグリの蝶番(じん帯)は貝殻を開く方向に力が働いているのですが、普段は貝柱の力で貝殻を閉じています。

蝶番が傷ついたり何らかの異常があって、貝柱の力をゆるめて殻を開こうとしてもうまく開かないとか、貝柱の力が強すぎて殻が開かないということがたまにあるようです。

殻が開かないということは中の砂やごみが出せないということなので、食べても美味しくないため処分した方がよさそうです。

ハマグリがダメになっている


砂抜きの方法に問題がないのに口が開かない場合や、他のハマグリは開いているのに一部のハマグリだけ開かない場合はそのハマグリはダメになっていると考えてい良いでしょう。

繰り返しますが、ダメになっているハマグリは食べられないので処分してくださいね!

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砂抜き中に判断!食べられるかどうかのチェックポイント!



ここからは、ハマグリが本当にダメになっているのか、食べられるか食べられないかの判断についてみていきましょう!

食べられない判定の状態


食べられないハマグリを判別するポイントはいくつかあります。

先程お伝えしましたが、口がまったく開かないものはダメです。生きていれば塩水に入れるとなんらかの反応を見せるものです。

砂抜きのやり方の問題がないのに口が開かないのはダメになっているか、蝶番がおかしいのどちらかの可能性が高いです。

どちらにしてもおいしく食べることは難しいので、最後まで口が開かないものはダメと判断した方が良さそうです。

口が開きっぱなし

逆に、口がだらんと開きっぱなしで触っても動かないものはダメになっている可能性が高いです。

ハマグリは貝柱の力で殻を閉じているのですが、ダメになったハマグリは殻を閉じる力がなくなってしまいます。

それで、じん帯の開こうとする作用に負けて口を開いてしまうのです。

悪臭がする


それから、悪臭がするもの。これはダメになって傷んでしまっていることによる腐敗臭です。ある意味一番食べちゃダメなハマグリです。

ハマグリから嫌な臭いがする場合の対処法についてはこちらの記事に詳しくまとめているので、良ければ合わせてチェックしてみてくださいね(´・∀・)ノ゚

参考記事:はまぐりからドブの臭い!?原因と対処法をおまとめ!

食べられるかも判定の状態


逆に、こんな状態のときは食べられると考えてよさそうですので覚えておくといいですよ♪

ベロや管が出たまま引っ込まない


ベロはあしです。そして白い管のようなものは水管と言って、片方の入水管から海水を吸って養分を取り入れ、余分な水をもう片方の出水管から排出しています。

これがだらんと出たままになっていることは、砂出しの塩水の濃度が薄すぎる場合によく見られます。腐敗臭がしなければ食べられます。

口を閉じるスピードが遅い


ストレスなど、何らかの理由でハマグリが弱っている可能性があります。

これも腐敗臭がせず加熱して口が開けば食べられます!

表面がぬるぬるしている


実は、ハマグリは水管から大量の粘液を出し、それが1~3mの長いひも状になって、そのひも状のものに潮の流れを受けて海底を長距離移動することができるのだそうです。

ちょっと面白い、不思議な移動方法ですね。

なので、粘液が多いのは逆に元気な証拠です。新鮮なハマグリのサインなんです。

貝殻の汚れを落とす時に流水で洗い流してしまえば問題ありません!

まとめ


ハマグリは殻におおわれていて、ちょっと見ただけではダメになっているかの判断に難しい食材です。

砂抜き中に口が開かないというだけでは、ダメになっているかどうか見分けることはできません。

しかし、正しい方法で砂抜きできているか、腐敗臭はないかなどいくつかのチェックポイントをおさえることで食べられるかどうか判断することができます。

砂抜きに使う水の塩分濃度、温度、明るさ、水量をチェックして、問題ないのに口が開かないハマグリはダメになって可能性があります。そして、臭いも大事な判断ポイントとなります。

ハマグリは足のはやい食材です。なるべく早めに調理して食べるようにしましょう。

調理する時は、おなかを壊すことのないように、お伝えしたポイントをよ~くチェックしてみてくださいね(´・∀・)ノ゚


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