この記事では、シャワーヘッドが外れないくらい固い時の外し方について、わかりやすくおまとめしてみました!
お家のシャワーヘッドを交換しようと回してみたところ、想像以上に固くてびくともしない…なんてことがたまに起こってしまいます。
そんな時はまず、そのシャワーヘッドがそもそも外れるタイプなのかを調べてから、落ち着いて対処していきましょう。
素手でダメならゴム手袋を、ゴム手袋でもダメなら工具(プライヤー)やクエン酸を使って試してみるのがおすすめです!
本文では、このあたりについてさらに詳しく解説しながら、シャワーヘッドの交換時期の目安やシャワーヘッドが外れないくらい固くなってしまう原因などについてもお伝えしています。
シャワーヘッドの交換で困っている人は、ぜひ参考にしてくださいね!
シャワーヘッドが外れないくらい固い時にまず確認したいこと!
シャワーヘッドのお手入れや交換をする際、まずはシャワーヘッドのタイプを理解することが重要です。
シャワーヘッドが外れない場合は、まずは以下の内容から確認してみてくださいね!
シャワーヘッドのタイプについて
シャワーヘッドには主に、「ホース分離型」と「ホース一体型」のふたつのタイプが存在します。
まず、ホース分離型はシャワーヘッドとホースが別々になっており、ユーザーはシャワーヘッドを容易に取り外して掃除や交換が可能です。
もしシャワーヘッドとホースの間に明確なつなぎ目が見える場合は、分離型の可能性が高くなります。
一方、ホース一体型はシャワーヘッドとホースが一体化しているので、シャワーヘッドのみを取り外すことはできません。
シャワーヘッドとホースの間に明確なつなぎ目が見えない場合、一体型の可能性があります。
シャワーヘッドのメーカー別の特徴
TOTO
TOTO製のシャワーヘッドはほとんどが分離型ですが、一部には一体型も存在します。具体的なモデルの情報や外し方はTOTOのホームページで確認することができます。
KVK(MYM)
KVK(MYM)製のシャワーヘッドもほとんどが分離型になるので、シャワーヘッドの取り外しが可能です。ただし、アダプターが必要な場合もありますので、詳細はKVKのホームページでチェックしてください。
LIXIL(INAX)
LIXIL(INAX)では、分離型と一体型の両方がありますが、分離型はスイッチが正面にあり、一体型は左右側面にスイッチが配置されています。
シャワーヘッドが分離型か一体型か判断が難しい場合は、取扱説明書を確認するか、直接メーカーに問い合わせることが最も確実です。
シャワーヘッドの外し方を詳しく解説!ゴム手袋から始めよう!
シャワーヘッドの基的な外し方
まず、シャワーヘッドとホースの水気をしっかりと拭き取ります。これにより、滑りにくくなり作業がスムーズに行えるようになります。
手順1:正しい方向に回す
シャワーヘッドは通常、反時計回りに回して外します。
しばしば間違って時計回りに回してしまい、さらに固く締めてしまっていることがあるので、確実に反時計回りに回しているかを確認してください。
手順3:ゴム手袋の使用
素手では滑りやすく、固いシャワーヘッドが外れにくい場合があるので、その場合はゴム手袋をはめるのがおすすめです!
ゴム手袋は滑り止めになってグリップ感がアップします。ゴム手袋がない場合は、輪ゴムやビニールテープをハンドルに巻くことで同様の効果が得られますよ!
手順4: 熱を加える
それでもシャワーヘッドが固くて外れにくい場合、お湯をかけたり、ドライヤーで温めたりして金属部分を膨張させることで外しやすくなることがあります。
これは金属が温度で拡張する性質を利用した方法ですので、頑固なシャワーヘッドにはぜひ試してみてください^^
参考になりそうな動画がありましたので、共有しておきますね(´・∀・)ノ゚
シャワーヘッドをプライヤーで外す方法
シャワーヘッドが通常の方法では外れない場合、「プライヤー」を使用することが効果的です。
ただし、プライヤーを直接金属パーツに当てるとシャワーヘッドのアダプター部に傷がつく恐れがあるため、以下の手順に注意してください。
シャワーヘッドのアダプター部を保護するために、タオルやゴム手袋をアダプター部に巻きつけます。これにより、プライヤーの金属が直接シャワーヘッドに触れるのを防ぎます。
手順2:プライヤーで挟む
タオルやゴム手袋で保護したアダプター部をプライヤーでしっかりと挟みます。
手順3:反時計回りに回す
プライヤーを使ってアダプター部をゆっくりと反時計回りに回してください。力を入れ過ぎず、徐々に回すことがポイントです!
クエン酸を使って外れやすくする方法
シャワーヘッドに付着した頑固な水垢を効果的に除去するには「クエン酸」が有効です。
クエン酸は安全で手軽に使用でき、特にアルカリ性の汚れである水垢の除去に強い効果を発揮します。以下にその手順を詳しく解説しますね^^
バケツや大きめの容器に水を入れます。使用する水の量はシャワーヘッドがすっぽりと浸かるくらいで十分です。
水にクエン酸を加えます。一般的には水1リットルに対してクエン酸大さじ1杯が目安ですが、水垢がひどい場合は少し多めにしてもOKです。
手順2:シャワーヘッドの浸け置き
シャワーヘッドをクエン酸水に完全に浸します。
水垢の程度にもよりますが、約2時間程度浸けておくと効果的です。特に固まっていた水垢がある場合は、もう少し長く浸しても良いかもしれませんね。
手順3:シャワーヘッドを外す
シャワーヘッドをクエン酸水から取り出して清潔な布で水気をよく拭き取ります。この時点で水垢がかなり柔らかくなっているはずです。
ゴム手袋を着用し、シャワーヘッドを優しく反時計回りに回してみてください。上手い具合にクエン酸によって水垢が柔らかくなっていればするっと外れるはずです^^
手順4:クエン酸を洗い流す
クエン酸でホースの金属パーツが劣化しないように、浸け置きした後はしっかり流水で洗い流すようにしましょう。
シャワーホースごと取り替える
シャワーヘッドが「分離型」であっても、接続部分が固くて外れない場合があります。このような時は、ホースごとの交換が必要になることもあります。
ホースごと交換する場合の手順は以下の通りです。
作業を始める前に、必ず止水栓を閉めてください。これにより、シャワーヘッドを外した際に水が溢れ出るのを防ぎます。
混合水栓の場合は、左右の止水栓を両方閉める必要があるので注意してください!
手順2:工具を準備する
モンキーレンチやプライヤーを用意し、ホースと水栓の接続部分にあるナットを緩めます。
ナットが非常に固い場合は、ゴム手袋やタオルを使用してグリップ力を高めると外れやすいですよ!
手順3:ホースを外す
ナットを緩めた後、シャワーヘッドごとホースを水栓から外します。この時、ナットが完全に緩んでいることを確認し、無理に引っ張らないよう注意してください。
手順4:新しいホースの取り付け
新しいホースを同じ位置に取り付け、ナットを手で締めてから、モンキーレンチやプライヤーでしっかりと固定しましょう。
過度に力を入れて締めすぎないように注意し、漏れがないか確認してください。
手順5:水の漏れを確認
止水栓を開いて水が漏れていないかを確認します。漏れが見つかった場合は、ナットの締め付けが不十分であるか、不適切に取り付けられている可能性があるので、必要に応じて再調整してください。
プロに相談してみる
自宅でのシャワーヘッド交換は便利で経済的な選択かもしれませんが、固着してしまったシャワーヘッドを無理に外そうとすると、シャワーヘッドや配管を破損してしまう可能性があります。
これらのリスクを避けるために、どうしてもシャワーヘッドが外れない場合はプロの水道修理業者に依頼することを検討しましょう。
ただし、業者によっては高い料金を請求してくる可能性もあるので、いくつかの業者から相見積もりを取っておくほうが安心だと思います。
これくらいの作業であれば電話でも教えてくれる可能性が高いので、事前に料金を確認&比較してからお願いするようにしましょう!
間違ってもひとつの業者の言う事を鵜呑みにしないようにご注意くださいね。
シャワーヘッドが外れなくなる原因と交換時期について
最後に、シャワーヘッドが外れなくなってしまう原因やシャワーヘッドの交換時期について補足しておきますね!
シャワーヘッドが外れなくなる原因について
汚れや水垢の蓄積
長期間の使用により、水垢や汚れがシャワーヘッドや接続部分に蓄積することがあります。これが固まると、シャワーヘッドが動かなくなります。
ゴム部品の固着
パッキンやOリングなどのゴム部品が古くなり固着すると、シャワーヘッドが固くなり外しにくくなります。
過剰な締め付け
取り付ける際にシャワーヘッドを強く締め過ぎた場合、それが原因で後に外しにくくなることがあります。
これらの問題を解消するためには、定期的な清掃と適切な取り扱いが必要です。特に水垢は定期的にクエン酸などで除去することがおすすめです!
シャワーヘッドの交換時期について
シャワーヘッドの寿命は一般的に8~10年とされていますが、約5年ごとの交換が推奨されている場合もあります。
これくらいの年数を経過するとシャワーヘッドの劣化が進み、水流の不具合や衛生問題が発生しやすくなる可能性があるからです。
とは言え、
などの劣化が顕著に感じられる場合はこの限りではないので、出来るだけ早く交換するようにしてくださいね!
もちろん、水圧を調節できる機能や節水効果が高い多機能なシャワーヘッドに交換する場合はいつでも好きな時に交換しましょう。
ただし、賃貸に住んでいる場合は必ず管理会社に相談&同意を得てからシャワーヘッドを交換するようにしましょう。その方が何かあった時のトラブルを未然に防げますので。
また、引っ越す時に元のシャワーヘッドが必要になってくることがあるので、取り外したシャワーヘッドは捨てずに保管しておくようにしましょう。
それでもダメな場合は、プロの業者に相談してみるのもアリです。ただし、その時は複数の業者の意見と料金を検討してから依頼することをお忘れなく!
まとめ
と言うことで、シャワーヘッドが固くて外れない時の外し方についてお届けしました!
シャワーヘッドが固くて外れない場合は、まず外れるタイプなのかを確認し、ゴム手袋クエン酸を使った方法から試していきましょう。
プライヤーなどの工具は傷をつけてしまう可能性があるので最終手段と考えておきましょう。工具を使う場合はタオルまどの保護剤をしっかり巻いてから使うようにしてくださいね!
今回お伝えして方法で、シャワーヘッドがスルッと外れることを願っています^^