今回は、ハムスターが溶けるのはなぜなのか?について、わかりやすくおまとめしてみました^^
わたしはジャンガリアンしか飼ったことがないのですが、たまーにハムスターがぺったんこになって溶ける様子を見るのが大好きでした。
あのおもちのような愛らしい姿は本当に神がかっているとしか言いようがありません。
さて、そんなぺたんこハムスターですが、あの形状(笑)には一体どういう意味があるのでしょうか?
今回じっくりハムスターが溶けるのはなぜなのかを調べてみたところ…
のようなサインであることがわかりました!
上ふたつは季節や室温に関係していることなので少し注意が必要ですが、温度管理がしっかりされている状態でハムスターが溶けるのであれば、それは飼い主にとっては嬉しいサインです♪
記事後半では、同じくぺったんこのまま「歩いている状態」についてもまとめているので、思い当たる節がある人はぜひ最後までチェックしてみてください(*・∀-)☆
ハムスターが溶けるのはなぜなのか?理由はこの3つ!
冒頭でもお伝えした通り、ハムスターのぺったんこフォルムは…
のような状態の時に発動するケースが多いようです!
これらはハムスターが生活しているお部屋の環境(室温)によって判別できることが多いので、実際に遭遇した時はどういうサインなのかを一度考えてみましょう^^
体温を下げようとしている
ご存知かもしれませんが、ハムスターは汗をかくことができないので、わたしたちのように体温を上手に調節することができません。
そんなハムスターが取る対策としては、「冷たい部分に体をくっつけてそこから熱を逃がす」というものになります。
つまり、床面が冷たい場合、おもちのようにぺったんこになって体が床に接する面積を増やし、体の熱を床に逃がすわけです。
夏場など室温の高い部屋でハムスターが溶けている場合は、ハムスターが暑くて何とかしようとしている状態なので、その姿で癒されている場合ではありません。
一般的にハムスターの生活に適している温度は18℃~20℃あたりが適正とされているので、エアコンをつけてその範囲内まで室温を下げてあげましょう。
エアコンだけでは不十分だと感じる場合は、保冷剤や冷却グッズなどを併用するのもおすすめです!
ハウスを木製から陶器製に変更したり、ステンレスや大理石でできた冷却プレートをおいてあげるのも良いですね。
保冷剤を使う時の注意点としては、そのまま中に入れてしまわないこと。ハムスターによってはカジカジして中身を食べてしまう危険性があるからです。
わたしは小さめの衣装ケースで飼育していたので、上にかぶせてある網の上にタオルに包んで置いていました。タオルに包むのは水滴が下に落ちないようにとの工夫です^^
ハムスターにとって室温はかなり重要な問題ですので、できれば一目で室温がわかるように温度計をケージのそばに置いておくことをおすすめします(´・∀・)ノ゚
体温を維持しようとしている
次は先程とは全く逆のパターンです!
冬場などで室温が低すぎる場合、ハムスターは温かい場所を見つけると、その上で丸くなったり、場合によってはぺったんこになって熱を逃さないようにすることがあります。
寒い時期にこういう姿が見られるのは、ヒーターマットなど温度対策を取っている場合(ポカポカマット上で伸びている)が多いので、特に心配しなくても大丈夫だと思います。
とは言え、いくらヒーターマットがあっても室温自体が低すぎるとまかないきれません。
万が一その状態でヒーターマットが故障などしてしまった場合には、最悪の事態も考えられるからです。
なので、冬場はやはりエアコンで室温を上げ、床材なども多めに入れてハムスターが体温を維持しやすい環境を整えてあげましょう^^
安心してリラックスしまくっている
最後のぺったんこは、まさにあなたへのご褒美です。
室温も快適、お水もキレイ、ご飯も美味しい、ケージの中もキレイ(自分の匂いは残っている)、ご主人も信頼できる…こういったハムスターにとって素晴らしい環境が揃っている場合に見せるぺったんこは、ハムスターが警戒心を解き、安心しきってリラックスしているサインです。
何も言うことはありません、思いっきり癒やされちゃってください(●´艸`)
手のひらにのせた状態でこのぺったんこが見られる場合は、あなたとの信頼関係もばっちり構築できています。飼い主にとってこれほど嬉しいことはありませんね。
わたしは残念ながらこの状態までもっていくことができませんでしたが、ケージの中のぺったんこを見られただけでも幸せです^^
ハムスターが伸びながら歩くのは警戒しているから!
さて、ここからは同じぺったんこでも、ぺったんこのままケージの中を歩き回っているような状態について解説していきたいと思います。
正確には、ぺったんこというよりも「ハムスターが伸びながら歩く」という表現の方がしっくりくるのですが、この姿勢のまま歩き回るのは、周囲の状況(ケージの中)について警戒しているという心理の現れと受け取れます。
ハムスターは縄張り意識の強い生き物なので、ケージの中から自分の臭いがしない場合はどうしても警戒心が高まってしまうのです。つまり、慣れない環境にストレスを感じているということになります。
なので、ハムスターが初めてケージの中に入った時、あるいは、ケージの中を掃除して床材を完全に新しいものに入れ替えた場合などに、こうしたハムスター版のほふく前進がまることが多くなります。
もう少し詳しく説明すると、この態勢には…
というふたつの意味があります!
ひとつ目は誰もがそうであるように、危険を感じた場合は身を低くして敵に見つからないように隠れながら移動している状態です。まんま、ほふく前進ですね。
そして、次が重要なんですが、ハムスターは胸のあたりに自分の匂いが出るところがあるので、そこを地面にこすりつけながら匂いをつけて回っているわけです。
こうすること、「ここは自分の縄張りだぞ!」と意思表示をしているんですね!
その証拠に、ある程度そのまま放っておくといつの間にか通常モードに切り替わっています。
とりあえず敵もいないし、匂いもつけ終わってひと安心…という感じなんだと思います^^
ちなみに、この「新しい環境ストレス」を緩和するには以下のようなテクニックがあります!
初めてお家におむかえしてケージに入れる場合は仕方ありませんが、ケージをお掃除する場合は、お掃除前にあった床材を少しとっておいて、掃除した後の床座に混ぜてあげると、ハムスターは若干安心するようです♪
わたしも毎回やっていたことなので、まだやったことがないという人はぜひ試してみてくださいね(´・∀・)ノ゚
まとめ
以上、ハムスターが溶けるのはなぜなのか?についてお届けしました!
ハムスターがぺったんこになるのは…
のような理由がありました(´・∀・)ノ゚
温度管理までしっかり注意して飼育している場合に見られるぺったんこは、あなたにとっては喜ばしいサインです。思う存分ハムスター餅を楽しみましょう♪
また、ハムスターが伸びたまま歩き回っているのは、周囲の環境に警戒心を抱いているというサイン。警戒しながら自分の匂いをつけて回っている状態です。
とは言え、安全確認ができて匂いつけも完了すれば勝手にいつも通りに戻っているので、この動きに対しては、あまり敏感にならなくても大丈夫です。
ハムスターが溶けるとはよく言ったもので、本当にそのままとろけてしまいそうな子もいます。ハムスターの醍醐味ですね!
ハムスターに合った環境を整えて、思う存分とろけさせてあげましょうヽ(*´∀`)ノ