手作りチョコを固める時、どんな道具を使うかは人によって好みが分かれると思いますが、その中でもシリコン型は、チョコを外す時に後ろから型を押せばいいので便利ですよね。
しかし生チョコの場合には、このシリコン型からなかなか外れないという場合もあるようです。
せっかく生チョコを作っても、これでは焦りますよね。
そんな時の外し方は、冷凍庫でしっかり固めてから外すのがおすすめです。
というわけで今回は、「生チョコがシリコン型から外れない場合の対処法とくっつくのを防ぐ効果的なテクニック」も合わせてお伝えしていきます。
参考にしていただけたら嬉しいです(*・∀-)☆
生チョコがシリコン型から外れない時の外し方を紹介!
まずは、シリコン型から生チョコが外れない場合の対処法をご紹介しますね!
冷凍庫でしっかり固めてから外す
繰り返しになりますが、対処法は冷凍庫でしっかり固めてから外すことです!
生チョコの量にもよりますが、冷凍庫に入れればおよそ1時間くらいで固まります。
ただ、生チョコは溶けやすいので、作業中にまた外しにくくなったらもう一度冷凍庫で固めてみてくださいね!
冷凍することで考えられるデメリットは?
先ほど、冷凍庫で固めてから外す方法をご紹介しましたが、生チョコをそのまま凍らせるとちょっとデメリットが発生する場合もあります。
例えば、
② 固まり過ぎてしまう
③ 庫内の臭いが生チョコに移る
などですね。
ただ、①と②は冷凍する時間を長くしすぎなければ大丈夫ですし、臭い移りに関してはフリーザーバッグに入れて密封することである程度防ぐことができます。
これらの点に気をつけてさえいれば冷凍庫で固めた後に外す方法は非常に有効なので、安心して実践してみてください♪
型を温める方法は生チョコの場合には不向き
また、チョコが型から外れない場合の他の対処法として、温タオル等で型を温める方法もあります。
手軽な方法ですが、残念ながらこれは生チョコには適していません。
というのも、生チョコは溶けやすいので、温めると形が崩れてしまうリスクがあるからです。
そのため、先ほどご紹介した「冷凍庫で固める方法」がおすすめなのです!
ここまでで、生チョコが型から外れない時の対処法をご紹介しました。
型から外れないというピンチを、たったひと手間で切り抜けられるのは嬉しいですね!
しかし、これはあくまでその場の対処法でして、今後生チョコを作る時には、型にくっつくのを始めから防ぎたいところです。
そのためまずは、「予防をするには先に原因を知る」ということで、生チョコが型にくっつく理由を把握しておきましょう。
というわけで、生チョコが型にくっつく理由についてこれから解説していきますね!
生チョコがシリコン型にくっつく理由を簡単に解説します!
生チョコがシリコン型にくっつく理由は、生チョコが柔らかすぎることです。
その背景には、主に以下の3つがあります。
順番に確認していきましょう!
型にくっつく理由① 冷やす時間が足りなかった
1つめは、固める際に冷蔵庫で冷やす時間が短すぎたということです。
生チョコが固まるには一般的に3~4時間冷やす必要があるので、そのくらいは十分冷やしてみましょうね!
型にくっつく理由② 生クリームの割合が多かった
チョコと生クリームの割合は、レシピによってしっかり決まっており、それより生クリームが多いと、生チョコは柔らかすぎてしまいます。
必ず、レシピ通りの配分で生クリームを入れることが大切ですよ。
生クリームを入れすぎてしまった場合の対処法については、こちらの記事に詳しくまとめています。今後のためにも合わせてチェックしてみてくださいね♪
参考記事:生チョコに生クリームを入れすぎた時の対処法を解説!
型にくっつく理由③ 作業の手違いによって油分が分離した
作業上の手違いによって油分が分離した場合も、生チョコは柔らかすぎになってしまいます。
例えば、チョコや生クリームの温度が不適切だった、水滴が混入した場合などです。
そうならないように、慌てずに丁寧に作業することが大切ですね!
以上、生チョコが型にくっつく理由3つを解説しました。
いずれも、レシピに則って基本的な手順をきちんと踏むことで防げそうですね。
ただ、基本的な手順は押さえていても、それでも型にくっつくのが心配になったりしますよね。
そのため、さらに次は「生チョコが型にくっつくのを防ぐのに効果的なテクニック」をご紹介します。
ここまで押さえれば生チョコの成型は完璧ですので、一緒に見ていきましょう!
生チョコが型にくっつくのを防ぐのに効果的なテクニック!
生チョコが型にくっつくのを防ぐ効果的なテクニックは2つあります!
効果的なテクニック① コーティングチョコを型に塗っておく!
ひとつめは、「コーティングチョコを型に塗っておく」という方法です。
コーティングチョコとは、文字通りコーティング専用のチョコで、これを使えば美しい見た目に仕上がります。
これからその方法をご紹介しますね。
② 刷毛などを使い型にまんべんなく塗る
適量をたらして型を回しながら塗ってもOKです♪
残ったチョコは最後に使うので捨てないでくださいね!
③ 完全に固まるまで待つ
ここで焦ると元も子もありません。固まるまでしっかり待ちましょう!
④ 生チョコを流し入れ固める
最後にコーティングチョコでフタをするので、型の9分目くらいまでで止めておきます。
適量の生チョコが入ったら、型を数回トントンと落として表面をなめらかにします。
⑤ 上からコーティングチョコを塗る
型のフチすれすれまでコーティングを流しこみフタをしましょう!
⑥ 固まったらい型から外す
フタの生チョコもしっかり固まったら、そっと型から外せば完成です♪
コーティングチョコのおかげで、グッと外しやすくなっているはずです。コーティングチョコはスーパーの製菓売り場にもあるので、試してみるといいですよ。
効果的なテクニック② 最初から少し硬めの生チョコを作る!
もうひとつのテクニックは「最初から少し硬めの生チョコを作る」ことです!
生チョコを硬めに作るには、生クリームの量をレシピより若干少なめにしてみることです。
簡単な方法ですが、これだけでも型から外すのが楽になることでしょう。
補足:繰り返して作っているうちに外しやすくなってくる!
効果的なテクニックとはちょっと違いますが、良い情報をひとつご紹介します。
それは、シリコン型で生チョコを固めることを何度かしていると、だんだん油がシリコンに馴染んでくるため、型から外しやすくなってくるということです。
そのため、本番の生チョコ作りの成功率を少しでも上げておきたい方は、もし余裕があれば事前に何度か作っておくと良さそうですね!
それなので、もし余裕がある場合は本番の生チョコを作る前に、当日使う予定のシリコンで何度か生チョコを作ってみると、当日にはうまく外れやすくなるかもしれませんよ♪
まとめ
今回は、生チョコがシリコン型から外れない場合の対処法として、「冷凍庫でしっかり固める」という外し方をご紹介しました。
また、型から外れない事態を防ぐ効果的なテクニックとして、「コーティングチョコを型に塗る」方法と「少し硬めの生チョコを作る」方法をご提案しました。
わりと簡単な方法ばかりですので、気軽に取り入れることができると思います!
シリコン型で上手に型どりした素敵な生チョコで、周りの人をびっくりさせちゃいましょうヽ(*´∀`)ノ