ちらし寿司ってどうしてもちょっとあまりがちですよね。はい、そんな時の対処法はふたつ。リメイクして食べちゃうか、冷凍保存するかです。
リメイクのアイデアはこちらの記事にまとめてみましたので、興味のある人はぜひチェックしてみてください(´・∀・)ノ゚
いやいや、リメイクする時間もないし、そもそも酢飯はしばらく食べたくない!という場合は迷わず冷凍保存の道を選びましょう。
ということで今回は、「あまったちらし寿司を冷凍する方法」についてお伝えしてまいります。
もちろん解凍方法までしっかりまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください(*・∀-)☆
ちらし寿司の冷凍で注意するべき3点!
保存方法の前に少しだけ注意点をまとめておきましょう。難しいことはひとつもありませんが、とても重要なことですので要チェックです(´・∀・)ノ゚
まず1点目。
ちらし寿司は冷凍できるといっても、それはご飯の部分のことです。
具材やトッピングにお刺身や魚卵(いくら・とびこなど)などの「なまもの」が入っている場合は別にしておく必要があります。
ただし、そのお刺身が新鮮で解凍されたものではない場合は、別にして冷凍するのは大丈夫です。解凍品や一度口をつけたお刺身の冷凍は衛生的におすすめできません。
そして2点目。
ちらし寿司によく入っている食材で、冷凍できない食材がもうひとつあります。それは「こんにゃく」。
いや、凍らすことはできるんですよ。問題は解凍する時。こんにゃくは解凍すると水分が外に出てしまって、例えるならゴムみたいな食感になってしまいます。
なので、あなたのちらし寿司にこんにゃくが入っている場合は、お手数ですがひとつずつ取り除いてくださいまし(´Д`。)
ラスト3点目は錦糸卵について。
錦糸卵は酢飯と一緒に冷凍する人もいれば、分けて錦糸卵だけで冷凍する人もいるようです。
分けて冷凍する派の理由は書かれていませんでしたが、おそらくレンジで解凍する時に酢飯と一緒だと先に温度が上がり過ぎてしまうからではないかと思います。
とは言うものの、すでにご飯に混ぜ込んでいるパターンもはずです。その場合は気にせず一緒に冷凍しちゃいましょう。根気と根性で取り分けてもかまいませんが…。
この場合、解凍方法を冷凍からレンジではなく、冷蔵庫での自然解凍にすれば先の問題はある程度解決できるかと思います。
そのまま食べる場合は、この後少しレンジで加熱しますが許容範囲におさまるでしょう。
錦糸卵が上に乗っているだけの状態であれば、別に冷凍してあげると良いですね(o´・∀・)o
ちらし寿司を上手に冷凍する方法!
お待たせしました!それでは、ちらし寿司の冷凍方法についてお伝えいたします!
そのまま食べるにせよ、リメイクするにせよ、まとめてどかんと冷凍するよりも小分けにして冷凍する方が後々便利です。
なので、まずは残っているちらし寿司をざっくりで良いので1食分ずつ小分けにしてみましょう。ラップで包む前に分けておくと、いざ包む時に迷わないのでおすすめです。
手順② ラップでしっかり包む
ここ重要です。分けたちらし寿司をラップで包んでいくんですが、中の空気をできるだけ抜いて、止める部分のラップをぴっちりくっつくように包むのがポイントです。
もし包み方があまくラップがはずれてしまうと、ご飯がむき出し状態になってしまいます。
これは冷凍保存で一番ダメなパターンで、そこから食材がどんどん劣化していったり、冷凍庫の臭い移りの原因となります。
また、厚さを薄くすることで解凍時間の短縮になります。
手順③ フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ
ちらし寿司に限らず食材を冷凍保存する時は、ラップしたものをできるだけフリーザーバッグに入れるようにしましょう。
これは②で説明した劣化や臭い移りを防ぐための保険みたいなものです。万が一ラップに隙間があったとしても、フリーザーバッグに入れておけば安心です。
ビニール袋でも良いんじゃないの?と思うかもしれませんが、ビニール袋はそれ自体にビニール臭がありますので、個人的にはあまりおすすめしません。
ホームセンターなどで売られている安いもので十分です。わざわざ高いフリーザーバッグを使う必要はありませんよ!
はい、これでちらし寿司の冷凍は完了ですヽ(*´∀`)ノ
この状態なら2~3週間くらいはへっちゃらでしょう。実際にはもっと保存していても食べられるとは思いますが、冷凍保存とは言え少しずつ劣化はしていきます。
これは家庭用の冷蔵庫では仕方のないことなので、長くても1ヶ月以内には食べきるようにしてくださいね!
おいしくいただくための解凍方法!
ちらし寿司の解凍方法には何パターンかありますが、どのようにして食べるかによって使いわければ良いかと思います。
絶対この方法で!というわけではありませんが、わたしならこうするよという例を挙げておきますね(*´ε` *)
リメイクする場合はだいたい火を通すことになるので、
冷蔵庫での自然解凍 → 電子レンジでちょっと加熱
するのが簡単でおすすめです。自然解凍した後に電子レンジで加熱するのは、ご飯がほぐれやすくするためのコツです。炒飯などの炒める系の時に効果的です。
● そのままちらし寿司として食べる場合
いきなり電子レンジでの解凍 → 冷ましてからいただく
何もアレンジせずにそのまま食べる場合は、いきなり電子レンジでの解凍です。
冷蔵庫に入れてしまうと、ちょっとボソボソした感じになってしまうので、ご飯系を解凍する時はいつもこうしています。
リメイクする時は、さらに手を加えるのでそれほど気にならないと思いますが、そのまま食べる場合はダイレクトに影響を受けそうなので…。
ただし、電子レンジ解凍での解凍は部分的に熱くなってしまう可能性があるので、様子を見ながらひっくり返すようにしましょう。
※ 最初にお伝えした注意点の内容になりますが、錦糸卵を混ぜ込んでしまっている場合で、どうしても気になるという人は冷蔵庫での自然解凍でもOKです。
● 蒸し寿司として食べる場合
関西地方の一部(大阪や京都)では、ちらし寿司を蒸して食べる文化があります。
これを「蒸し寿司」と呼ぶのですが、基本的には丼に入れて蒸すだけなので、おうちでも手軽に調理することができます。
この場合は、
冷蔵庫での自然解凍 → 丼に入れる → 蒸し器で蒸し上げる
というパターンになりますね。しっかり解凍できていれば電子レンジは省いても問題ないと思います。
大体こんな感じなるかと思います。
最初にお伝えした通り、これはあくまでも例ですので他のパターンでも問題ありませんが、常温解凍だけはやめておいた方が無難です。
ちらし寿司はお酢が入っているので傷みにくいイメージがあるかもしれませんが、なまものが乗っていたり、長時間空気に触れている場合が多いので、雑菌がついていないわけではありません。
常温解凍はゆっくり温度が下がっていくので、雑菌が増殖しやすい温度である時間が長くなってしまいます。これは危険です。
なので、気温が低い時期であっても常温解凍はしない方が良いでしょう。
ひとこと。
おつかれさまでした!これでもうちらし寿司が残っちゃても問題ありませんね。ささっと包んで冷凍保存しちゃいましょう。
しつこいですが、ラップの後の「フリーザーバッグ」はお忘れなく。ここ、重要です(´・∀・)ノ゚