「鮭が一切れあまっちゃったよ…」はい、そんな時はそのあまり鮭を焼き鮭にして冷凍保存しちゃいましょう。もちろん生のまま冷凍しても良いのですが、今回のポイントは焼き鮭にしてから冷凍するというところにあります。
その理由は、解凍してすぐに食べられるから。小さめにカットしておけば、お弁当用にも使えます。なので、あまった鮭は焼いてから冷凍しましょうということになります!まぁ、要は時短です。
ということで今回は、「焼き鮭の冷凍保存&解凍方法」についてわかりやすくおまとめしてみました。
この記事は、
という流れて構成されています。
最後まで読んでいただければ、焼き鮭の冷凍保存についてばっちりマスターすることができますので、ゆっくり楽しんでいってくださいね(*・∀-)☆
冷凍保存のやり方について
まずは冷凍するために鮭を焼いてしまいましょう。冷凍するのはそれからです。
塩鮭以外の場合は、焼き始める前に塩をしてしばらく置き、出てきた水分をキッチンペーパーなどで拭きとっておきましょう。この方がおいしく焼き上がります。
【冷凍保存の手順】
焼き方は自由ですが、この時点ではまだカットせずにそのまま焼くようにしましょう。その方がふっくら焼き上がります。
② 好みの大きさにカットする
お弁当用に考えている場合は、焼き上がった鮭を使いたい大きさにカットしておくと便利です。もちろんそのままでも問題ありません。この時、取れそうな骨はできるだけ取り除いておくと食べる方としてはありがたい限りです。
③ 料理酒をふりかける
パサつき防止のために、焼き上がった鮭に料理酒をふりかけます。まだ焼き鮭が温かい間にかけるのがポイントです。
④ ラップできっちり包む
包みもれがないよう全体をきゅっとラップで包みこみましょう。ここをしっかりしておかないと、鮭が露出して「冷凍焼け」の原因となります。
冷凍焼けについてはこちらの記事で詳しくお伝えしています。この記事はお肉の話ですが、冷凍焼けがどんな状態なのかについては参考になるかと思います。
参考記事:冷凍焼けしたお肉をおいしくいただく方法
⑤ フリーザーバッグに入れる
念のために密閉できるフリーザーバッグに入れることをおすすめいたします。焼き鮭を入れた後は中の空気をしっかり抜いておきましょう。整理しやすいというのもありますが、食材の酸化や冷凍庫の臭い移りを防ぐのが目的です。
この時、フリーザーバッグに冷凍した日付けを書いておくと後々便利ですよ。ちなみにわたしは食材ひとつひとつに書いておく派です。
⑥ 金属製のトレイに乗せて冷凍庫へ
食材のおいしさを逃さないためには、できるだけ短時間で冷凍する必要があります。そのためには、熱伝導の良い金属製のトレイにのせて冷凍する方法がおすすめです。金属製のトレーがない場合は、アルミホイルで包んで冷凍するやり方もあります。
これは焼き鮭に限らず、他の食材を冷凍する時も同じです。地味ですが、かなり効果的なテクニックですのでぜひ覚えておいてくださいね!
⑦ しっかり冷凍できれば完了!
ここまでしっかりやれば、冷凍保存についてはばっちりです。この状態であれば、3週間程度は問題なく保存できるかと思います。
ただし、いくら冷凍していると言っても少しずつ劣化していくのは避けられません。よりおいしくいただくには、できるだけ早く食べることをおすすめいたします(`・ω・´)ゞ
冷凍鮭の解凍方法について
上手に冷凍保存した焼き魚は上手に解凍することで、おいしさを損なわずにいただくことができます。ここでは、代表的なつの解凍方法をご紹介いたしましょう。
● 冷蔵庫解凍
一番おすすめなのは、冷蔵庫で時間をかけて解凍することです。切り身の厚さにもよりますが、大体6時間くらいあれば解凍できるかと思います。時間はかかりますが、前日の夜にでも冷蔵庫に入れておけばよいだけなので手軽で確実な方法と言えます。
また、中心部分が多少凍っていても、食べる前には再度フライパンなどで火を通す必要がありますので、あまり気にしなくても大丈夫です。
● 流水解凍
わたしが以前飲食店で働いていた時に、急ぎで食材を解凍する時はいつも流水解凍でした。真空パックではないので多少時間はかかるかと思いますが、低い温度で解凍するにこしたことはありません。
必要な数の焼きを小さめ保存袋に移して空気を抜き、密閉した状態でボウルに入れます。そこに蛇口からちょろちょろと水を出し続けるようにすれば準備完了。基本的にはそのまま30分くらい水につけておけばOKです。
中に水が入ると台無しですので、必ず密閉するようにしてくださいね!
● 電子レンジ
どうしても時間がない時は、電子レンジの「解凍モード」で解凍しましょう。あたためモードではなく、解凍モードを使うの重要です。あたためモードで加熱してしまうと、部分的に熱くなって、身がはじけてしまう場合がありますので。
また、電子レンジはどうしても温まり方にムラが出てきてしまいます。入れっぱなしにするのではなく、様子を見ながら裏表をひっくり返すなどの調整を行ってくださいね。
お弁当に入れる時の注意点!
それでは最後に、冷凍した焼き鮭をお弁当に入れる時の注意点について伝えしておきましょう。と言っても、3つしかありませんのでしっかり覚えておいてくださいね(`・ω・´)ノ
● 凍ったままお弁当に入れない
ネット上のレシピなどを見ていると、冷凍した焼き魚をそのままお弁当に入れてしまうケースが多いようですが、先程お伝えした通り衛生面から考えるとあまり良いことではありません。
何となく保冷剤の代わりになって、お弁当の鮮度が保てそうな気もしないことはありませんが、これはただの常温解凍です。
雑菌は常温解凍をしている時に一番増えてしまうので、凍ったままお弁当に入れてしまうのは食中毒の危険があると言わざるをえません。特に夏場は絶対NGです!
市販品の冷凍食品には、凍ったままお弁当に入れられる商品もありますが、市販の冷凍食品はかなり厳しい基準をクリアした特殊な商品です。ですので、手作りの冷凍食品を一緒にしてはいけません。レシピに大丈夫と書いてあっても鵜呑みにしない方がよろしいかとo(-`д´- o)
● 再加熱して冷ましてから入れる
冷蔵庫解凍のところでちょこっと書いてしまいましたが、冷凍した焼き魚は食べる前に必ずもう一度加熱するようにしましょう。完全に解凍するという意味もありますが、やはり衛生的にその方が安全です。
お弁当に入れる場合は、再加熱の粗熱が完全に取れてから詰めるようにしてください。温かいまま入れてしまうとお弁当の温度が上がり、これはこれで雑菌が増えやすい環境になってしまいます。
ちょっと面倒かもしれませんが、
の順番を守ってくださいね。
これでもいちから焼くのに比べれば、ずいぶん時短になるかと思いますよ!
● 素手で触らない
ここまでの手順をしっかり守っても、お弁当に入れる時に焼き鮭を素手で触ってしまうと、手からまた雑菌がついてしまいます。一昔前は、おにぎりも素手で握っていましたが、今はラップに包んで握る時代です。
焼き鮭も素手では触らずに、菜箸やミニトングなどを使って入れるようにしましょう。お弁当は食べるまでに時間がかかりますので、これくらい気を付けてちょうど良いくらいだと思います。
ひとこと。
おつかれさまでした!これで焼き鮭の冷凍保存についてはばっちりですね。
スーパーの特売日など鮭を安く買っておいて、冷凍焼き鮭にしておくと便利ですね。朝から焼き鮭定食が食べられますよ(●´艸`)